静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

無線漁業組合を見学

2019年09月27日 09時00分00秒 | 研修・見学

例年だと無線講習の予習を兼ねて行う静岡県漁業無線局(静岡県無線漁業協同組合)の見学です。
いろいろ事情があって、無線講習の後になってしまいました。


年季の入った建物です。
床がギシギシして、体重のある生徒が乗ったらまずそうな場所もあります。
事務局長が無線局の業務を説明してくれました。


ここでは世界の海で操業する組合員の漁船と定時で通信が行われます。
モールス信号もまだ使われています。
建物の外には短波の大型アンテナがそびえ立っています。
業務をしている場所は撮影できないので、紹介できないのが残念です。

Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
AO入試の願書受付が始まっています。
受験希望者は期日までに願書を提出してください!
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.ryoushi.jp/regional/22/post_192.html
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html

 園長のつぶやき
学園で学ぶ海技士は航海と機関。
しかし、無線の海技士というのもあります。
かつては無線海技士は花形でした。
水産高校でも人気はトップ。
学ぶ内容も高度です。
現在は水産高校でも無線のコースがないところが多くなりました。

その理由は、世界海洋遭難安全システム、通称GMDSSのためです。
海難事故の際に、自動的に救難信号をだす装置が船に使われるようになりました。
そのため規制緩和がおきて、無線海技士を乗船させる義務がなくなったのです。
現在では無線海技士ではなく一海特の免許で通信長ができます。
加えて、通常時は衛星経由の通信もできます。
モールス信号で遠方と通信しなくても良くなりました。

それでも昔ながらの方法で通信している漁船もあり、陸上の無線局もあります。
世の中では5Gの通信が普及間近です。
これから船の通信も変わっていくでしょう。
ちなみに、私は5Gはおろか、3G使っています・・・

コメント
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