静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

一海特講習終了

2019年09月17日 10時04分01秒 | 授業・講演

英語に始まった無線の一海特講習。
法規、工学、電子通信術と進み、長かった7日間の講習が修了。
後は試験に合格すれば免許をもらえます。


合格発表は約一週間後。
果たして全員合格になったでしょうか?


Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
10月のAO入試をお考えの方は、なるべく早く見学をしてください!
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.ryoushi.jp/regional/22/post_192.html
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html

 園長のつぶやき
先週、高知県の漁業振興課の方が来園されました。
先に、高知県議会の方々も来園され、「沿岸漁業者を育てる学校を検討されている」とのことでした。
担い手不足で、漁村の多くが存続の危機となっているのが背景です。

漁村の維持のため、沿岸漁業者を育てるとなると、大きな課題があります。
沿岸漁業者のほとんどは自営業です。
5トンから10トンくらいの船を持ち、一人あるいは親子などで操業する個人事業者となります。
個人事業者なので、すべてを自分でやることになります。
魚を捕る以外に、お金の管理をして、税金を払います。
会計帳簿も作ることになります。

漁業会社なら、魚を捕る漁師の他に、事務員を雇っています。
だから、漁船の職員は事務作業がありません。
漁師は船の上で必要な技術だけを身につければよいのです。

しかし、沿岸の個人経営の漁師になるなら魚を捕るだけではダメです。
昔は魚がたくさんいたから良かったですが、これからは違います。
むしろ、魚が減り、売ることを考えなくてはいけない時代です。
魚を捕るより、経営のほうがずっと大事だと思います。

となると、沿岸漁業者を育てる学校では経営面を教えることが必要かも?
経営の勉強、なかなか大変な気がしませんか?
これなら沖合や遠洋の大型漁船の漁師になるほうがずっと簡単な気がします。

あなたが漁師になるなら、どうでしょう?
経営もしっかり勉強して、独り立ちした沿岸の漁師。
あるいは、船で使う技術を集中して身につける大型漁船の漁師か?
一人でやる漁業は気楽そうに見えて、実際はやることがたくさんありますよ。

コメント
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