わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【城崎にて】 ~まだふみも見ず 天橋立~

2017年11月15日 | 日々雑感
天橋立。

仕事のついでに立ち寄った。

40年ほど前だろうか。

おふくろに連れてきてもらったことを、かすかに想い出す。

又覗きをやったかなあ???

それはさておき、壮大な絶景にしばし絶句してしまった。

さすが日本三景の一つ。

そして思わず口ずさむ。

「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天橋立」

こどもの頃、おふくろに競技かるた(百人一首)をしこたま教えられた。

今度は、ここに、おふくろを連れてこよう。










そして城崎温泉。

26年ぶりに来た。

あの時はまだ大学生。

バイクで来た覚えがある。

九州から、大学のある札幌に帰る途中に、立ち寄ったんだっけか。

7つの外湯のうちいくつかに、その当時も入ったはず。

懐かしさはこみ上げてくるんだけれど、残念ながら全く覚えていない(笑) 










それにつけても風情のある温泉街だ。

「城崎にて」を書いた志賀直哉、他多くの文豪がこの温泉地で執筆したという。

私も、ここに長く留まれば、良い文章が書けるのかなあ?

柳が揺れる川沿いを散歩しながらそんなことを想う。



「そんな時間あるわけないか」

現実は残酷だ。

旅の先を急ごう。



代表 辻だいち


【私の感性が地元の土から離れないように】 ~折り合いをつける日々~

2017年11月14日 | 泰阜村のソコヂカラ
国際シンポジウムは、土日開催。

日曜も参加したかったが、一旦南信州に帰る。

どうしても地元の用件があるからだ。


▼大渓谷を霧がが埋め尽くす。この霧の中が泰阜村。




▼霧が晴れてくると・・・




▼こうなる。まさに天空の村。






先に出張先からソフトボール大会に帰ってこい!と電話があった話を紹介した。

年末までの日曜日は、なんだかんだで地元にいなければならない用件だらけだ。

土曜に東京にいて、月曜にまた大学講義で東京なんだからそのまま滞在したいのはヤマヤマ。

しかしそれは私だけ特別扱いにはならないのが、地域:村:集落、というものだ。

問答無用で「帰ってくるでしょ?」攻撃の連絡が来る(苦笑)。



今回の地元の用件は、PTAとか保護者会とか、ある意味プライベートなものである。

しかし、地域に根ざした活動を続ける私たちにとってみれば、それは仕事でもあるのだ。

職住近接はもちろん、公私近接である。

それを煩わしいと捉えるか、豊かだと捉えるか。



東京から5時間。

日曜日は昼前に着いて中学校PTAイベントの応援(長女)。

その後、高校野球の総会(次男)に出席。

私は会計役員だから出ないわけにもいかない。

すべての会合に顔を出して役割を果たす。

野球の総会は、夜中まで信じがたいほど酒を飲んだ。

でも翌朝は始発でまたもや東京へ出る。









年が明けると、さすがに日曜日は地元には帰れない日がある。

全国から呼ばれるのはありがたいし、積極的に出ていく。

しかし、私の感性が、地元の土から離れないように。

折り合いをつける日々が続く。



代表 だいち


【国際シンポジウムに登壇】 ~へき地のど真ん中から世界に向けて「学び」を語る~

2017年11月12日 | 日本初!教育で立つ村
もう少し京都で秋の風に吹かれたかったが、東京へ。


「ESDによる地域創生の可能性と今後の展開」という国際シンポジウムに登壇した。

立教大学ESD研究所が主催。

ESDとは「持続可能な開発のための教育」という意味。

いまだにESDはわかりにくいと言われている。

私は「素敵な未来を創るひとづくり」と翻譯している。

ま、これでもわかりにくいことには違いないんだけれど。








主催者代表の阿部治先生(立教大学教授)から登壇を依頼された。

「自然学校という取り組みによる地域創生の効果がここまで(泰阜村)出ているのは、世界でも稀有な事例」ということらしい。

「そうかなあ?」と想いつつ、台湾、韓国、インド、スウェーデン、イギリス、ドイツ、そして日本の事例を聞く。

日本からは対馬と泰阜村の2事例。

対馬は最近注目している取り組みだ。

大学と地域の連携「域学連携」を強力に進めている。

泰阜村でも同様の取り組みである「ひとねる大学」があるから、先輩事例の取り組みを食い入るように聞いた。

国境の島:津島は、国内でもアジアのひとびとの間でも一定の知名度がある。

次に登壇した私の泰阜村は、国内でもほぼ知っている人はいなく、海外のひとびとからすれば「???」だろう。

やっぱりちょっと場違いだったかな、と想ったが、「ひとづくり×地域創生」の30年の積み重ねを丁寧に話した。









終わってみれば、海外の多くの人々から強い興味関心をいただけた。

阿部先生が言ってたとおりなのかもしれない。

同じようなことを考えて実践しているひとたちが世界もいることがわかって、なんだかとても嬉しい。







しかし、である。

英語を話せれば、もっと海外の人とも議論できるのになあ、と。

泰阜村への興味関心を強く持ってくれているのに、私がそれに応えることができずにいる。

はがゆい。

もっと勉強しておけばよかったか、とちょっぴり後悔。





とはいえ落ち込んでいる場合でもない。

同志が世界中にいることを確認できたこの時間。

私にとっては、現在位置を確かめる良い時間となった。

もっと外にも目を向けよう。

人口1700人を切った日本のへき地のど真ん中から、世界に向けて「学び」を語りたい。






それにつけても、同時通訳、初体験。

あれ、神業ですわ。



代表 辻だいち




【35年ぶりは懐かしいけれど覚えていない】 ~紅葉の京都を一人歩き~

2017年11月11日 | 日々雑感
紅葉の季節に京都に来たのだ。

せっかくなので街を歩く。



どこにいっても修学旅行の学生と外国人ばかりだ。

二条城には実に35年ぶりに訪れた。

小学校の修学旅行以来だ。

ウグイス張りの廊下を歩いて、懐かしさはこみ上げるが残念ながら全く覚えていない。

▼二条城






錦市場も、もう20年ぶりだろうか。

てくてく歩くと鴨川に出た。

陽射しがあたたかい時間だったので昼寝を決め込む。


















定番の八坂神社、二年坂、三年坂、そして清水寺。

舞台造りの本堂は修復中。

修復のための足場もまた木造というところがすごい。

平日というのにこの観光客だ。

ちょっと辟易したが、私もまたその観光客の一人。












手配してもらった駅前の旅館は、交通至便な宿舎。

なんか聞いたことがあると思ったら、長女(中3)が今春に修学旅行で泊まった旅館だった。

様々な縁が交錯する街だと改めて想う。







一人で街歩きも悪くない。

まだ行ったことのない京都の街角に、いつかまた行くことにしよう。

次は東京。



代表 辻だいち



【京都のアウトドア仲間の団体で講演】 ~私にとっても新鮮な学びの場~

2017年11月10日 | 全国のなかまたち
北陸をあとに京都に来た。

アウトドア・自然体験の仲間に呼ばれたのだ。

ポジティブアース・ネイチャースクール(PENS)という京都に根を張る団体。

代表の砂山さんから、登録ボランティアリーダーの研修に来てくれとのこと。

砂山さんとは、様々なネットワーク組織で一緒に仕事をしてきたので、即答で引き受けたのだ。

PENSでは、登録ボランティアリーダーを対象に週1で研修を開催している。

この研修に外部講師として招かれた。





どんな話をしようかと想ったけれど、やっぱりNPOグリーンウッド・泰阜村の30年の地道な取り組みを、ゆっくりと話をした。

講演の後は、ボランティアによるミーティングがあり同席させてもらう。

皆さんとても行動的なリーダーで好感が持てる。

他団体のボランティアマネジメントの場を見ることはあまりない。

だから私にとっても新鮮な学びの場となった。








場所を変えて懇親会も多くのリーダーや関係者が集まった。

ずいぶんと質問攻めにあった。

NPOグリーンウッドのボランティアにも「参加してみようかな」と行動に移す学生がいたり、みんなで視察に行こうという雰囲気にもなっていた。

団体が抱えるボランティアリーダー同士の交流・研修もいいな、と想う。

こんな素敵な場を設けてくれた砂山さん始めPENSの皆さん、ありがとうございました。



代表 辻だいち