4月12日
カタクリが見ごろを迎えたとのことで、津金寺に行く。
仮設のテントが設けられ、そこで入山協力金300円を払う。
遊歩道は山坂であるが、よく整備され歩きやすい。
日当たりの良い斜面のカタクリが良く咲いている。
暖かい日で、次々と訪問者が絶えない。
本堂横では、臨時の売店や、食事が出来るスペースを設けてある。
精進うどんを食べる。
こちらでは珍しい、出汁のつゆ。
受付の人に、五輪塔の由来を聞くと、
参道を整備したときに、次々と出土したとのこと。
それを並べたのだが、元々は戦国時代の墓石ではなかったのかと言っていた。
先祖の供養塔として、住民が寄進したのではないかと思ったが、
真偽は不明。
受付でもらった同寺のパンフレットを良く見ると、天正10年に織田信長
により焼き討ちにあっている。
比叡山焼き討ちはこの信濃の山深い寺院にも及んでいたことに驚く。
津金寺は伝教大師最澄、慈覚大師円仁により学僧育成の寺として天台談義所
が設けられていた。
同じ焼きうちでも、罪無き民家を平然と焼いていた信玄と比べると、
信長には政治上の理由が見られ、嫌な感じはしない。