gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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アスラクライン2第17話『生け贄の名を喚ぶ代償』の感想レビュー

2009年10月23日 02時57分26秒 | アスラクライン2&1期
里美、やっぱり小者だったでござるの巻。
しかしながら、アスラクラインである加賀篝を倒したという意味では大金星だったりww
1期であれだけ智春達を翻弄し、哀音を消滅させ、無敵の強さを誇った彼が、あっけなくやられてしまったのは残念でしたが、それもアスラマキーナの使用によって磨耗していかざるを得なかった射影体の琴里と、契約者である加賀篝を守るべく力を使い続けた結果、彼の愛を奪い続けなければならず、結果的に非在化が進むことになってしまったクルスティナの両方に時間が無くなってしまったからだと考えれば納得のいくところかと。

2人の女性がそれぞれに加賀篝のことを想った結果が、このようなところまで行き着いてしまったわけですが、琴里をべリアルドールの役割から解放することが彼らの願いだったわけで、それは操緒をなんとか解放したいと願う智春にも共通するものがあったはず。
その願いのために他の全てを敵に回すことさえ覚悟した加賀篝達と、未だに迷っていた智春では、実力に差が出るのもある意味当然だったかもしれませんね。

操緒の魂を温存させようと、クロガネを使わないようにしていた智春でしたが、操緒は自分の体にそのような危険が来ることをはじめから承知した上で行動していたことが明らかに。
智春に寄り添うシーンは原作でもイラスト付きでクローズアップされた所だけに、かなり良い雰囲気になっていましたが、智春が遂に覚悟を決めて宣言する所はもっと誇張してくれても良かったかなと思います。

というか、物語の根幹に関わることを説明する箇所を端折っているのか順番を入れ替えるのかするようで、決めゼリフが大部分カット&変更されているような印象で勿体無かった気が。

覚悟を決めたというニュアンスは同じなのですが、里美についにブチぎれた智春が
どんな思いでそのセリフを口にしたのかという思考の道筋がぼかされてしまっているので、ちょっと唐突な感じになっていたかと。

智春の気持ちを汲み取って、操緒の方から『大丈夫。智には操緒がついてるよ。』と勇気付けるアニメ版と、操緒が傷付いてしまうのを理解しつつ、その上で『ごめん、操緒――僕は今からお前を傷つける。』と願い出た智春に対しての返事として『だいじょうぶ。操緒はずっとついているよ。』と応える原作版では、受け取れるイメージが微妙に異なってくるかなと思えてしまったり。
やっぱりここは智春の見せ場だと思うので、智春自身が業を背負うのだという決意を感じさせてくれるセリフでゾクゾクさせてほしかったかなと。

そのあとの戦闘の流れ自体は同じですし、アニメ版が特に改悪という訳でもないのですが、痛みを負う事を覚悟し、冷静に状況を判断して勝利を決定付けるまでの過程を描いた地の文が秀逸なので、個人的には原作を押したい所です。
単純な握力フルパワー!だけじゃなくて、クロガネの持つ重力操作能力も活用して、的確に、精密に、効率よく、無駄の無い動作(操緒の魂を必要以上に使ってしまわないように、同じエネルギー量でも最大限に利用する為)でビスマスを圧倒している・・・と、映像を見ただけで視聴者が理解するのは流石に無理だと思います(自分も原作を読み返すまで忘れてましたしwwただ、ここは智春が急激に限界を超えた強さを見せ付ける格好よさが印象的だったので、アニメ版ではちょっと押さえ気味かなと感じられました)。

世界の謎や氷羽子の行動については今後詳しく描かれるでしょうし、琴里とクルスティナの愛についてはよりわかりやすく示されていたので、アニメ単体で考えればそこまで問題はないかと。
原作厨なので気になったレベルでww

次回、第18話、『愛と魔力のせつない関係』

奏の家族エピソードが来るっぽいですね。
今まで散々焦らして来た分、悪魔に関する設定が急速に明かされていく展開は楽しみです。
佐伯妹の出番も久しぶりに見られそうですね。
流石に女装ネタはやる時間がなさげ?

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2 コメント

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Unknown (kenkenMk2)
2009-10-26 03:15:18
こんばんわ

私も原作の「ごめん、操緒――僕は今からお前を傷つける。」ってセリフが好きでしたね。

今回の話で言ってくれると思っていたので残念でした。
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>kenkenMk2様 (gurimoe)
2009-10-27 13:36:39
・コメントありがとうございます&いつもトラックバックでお世話になっております。

原作では、普段奏と青春ラブコメしている智春が、ここぞという場面では操緒に対して絶対に選択を間違えない!みたいなところが主人公として熱いと個人的に思っているので、やっぱり自分も見たかったです。
というか、アニメのみ視聴中の方が、それを知る機会がないままになってしまうのが勿体無いかなと。

いろいろ変更しているのを自然に繋げる為に手を加えているのは伝わってきますが、ここは残すだろうなと思っていた箇所だったので予想外でしたね。

今後ともよろしくお願いいたします。
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