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アスラクライン第7話『無情な空に散った夢』の感想レビュー

2009年05月15日 02時27分49秒 | アスラクライン2&1期
原作ラノベよりもみっちりと描かれたのが嬉しい、黒崎姉妹と遙の過去判明回です。
しかし、アニメ版ではラノベ版と設定や構成がかなり違ったりな分、原作組の方がかえって混乱気味かも。
とりあえず、田中理恵さんの姉妹声分けは凄かったですね。
(*^-^)b
また、彼女達が智春や操緒と同じ飛行機事故の被害者であることも分かりました。

アバンの崖上には男女の2人組が後に紫浬に声をかけた女性の方が『夏目直貴の代理人』だと名乗ったことから、男の方は直貴と推測しても良さそうですね。
何故彼らがあの場に居合わせたのか、が判る日は来るのでしょうか?

遙の父親は神聖防衛隊に組する遺跡の発掘と調査官的立場で、ある日、発掘現場に呼び出した遙を遺跡の番人役から庇って死亡したことが判明。
その頃の遙は、まだ女の子スタイルだったのが新鮮でした。
意外な展開には驚かされましたね。
よもや、遙がパンツ要員になる日が来るなんて思いもよりませんでした(汗)。
やっぱりボーイッシュな格好をしている方が『らしい』感じもしましたが、父親の死と飛行機事故が彼女に与えた影響は大きかった様ですね。

そんな遙ですが、黒崎姉妹とは元々仲むつまじい間柄だったことが明らかに。
しっかり者で面倒見の良い姉の朱浬と、引っ込み思案で、天才子役と言われた紫浬。
ともに遙の事を慕っていた様子がうかがえますが、中でも紫浬は予想より百合成分多め?な感じもあってニヤニヤでした。

紫浬の演技が海外の監督の目に留まり、付き添いの朱浬と共にイギリスへ。
そこには、イクストラクタを父に代わって運搬する遙がたまたま居合わせていましたね。
その時、接点は無かったものの、父親に会いに行く途中の3年前の中学入学を目前にした操緒と、付き添いの智春も実は同じ便に乗っていた事も明らかに。
墜落の後、黒崎姉妹の内、1人は脈無し(に近いレベルの瀕死)、1人は息があった…という解釈で良さそうだろうと思いますが、遙はイクストラクタを使って、息のある方を副葬処女化して救おうとしました。
少しでも生き残る可能性の高いほうを救うために、もう1人をあきらめることもやむなしという、苦渋の決断だったと考えても良いのではないかと思います。
イクストラクタを使ってどうにか1人だけでも助けようとしたことが、結果的に自らの手で大切な友人をアスラマキーナの生贄としてしまうという結果になってしまったのは、覚悟があったとはいえ皮肉ですね。
もちろん、何もしなくても、姉妹2人が運良く揃って救われる保証はなかったわけですが。

ぶっちゃけ、朱浬が脈無しで、紫浬は息をしていた事が服装から判りましたが、謎の宿り木の世界で目を覚ましたのは位置や言動から考えても紫浬の方だった訳で、シロガネの副葬処女になったのは朱浬の方だった…と考えて良いかと。
直貴の使いを名乗る女性から機械の体を都合してもらった紫浬は教会で遙と再会。
しかし、遙は紫浬を助けたと信じており、本物の紫浬を朱浬だと勘違いしたまま…という複雑な状態に。
自分とあの子の見分けが付かなかったじゃない!と遙をなじるシーンの他、思わず朱浬姉さん!と叫んでしまっているシーンが先週あったのは記憶に新しいですね。
天才子役である紫浬だったからこそ、姉の朱浬の性格を真似る事も出来た訳ですから、今まで智春が朱浬先輩と呼んでいた相手こそ、実は紫浬だった事が判ります。

解答自体は分かっても、ここの解釈はなかなか難しいなぁ~(滝汗)という気がします。
何故紫浬は朱浬と名乗り続けなければならなかったのか?そして、シロガネに副葬処女として取り込まれ、射影体となった後も、本物の朱浬が自分が朱浬だというサインを遙に出さないのか?という事については、理由説明が曖昧な感じですよね。
紫浬がすぐさま朱浬のフリをしたのは、『最善の手を尽くしたと信じていた遙を傷付けない為』なのかもしれません。
そう考えるには、射影体となった朱浬も、遙との再会時から遙が紫浬を副葬処女にしたと思い込んでいるのを知って、紫浬役を演じていた…という前提が必要になるのですが、2人ともが申し合わせたかのように同じ『遙を傷付けない選択としての入れ替わり』を選んだと推測する事が出来るのではないかと。
遙のセリフに朱浬の考えを理解した紫浬は、だからこそ朱浬の決意に涙し、朱浬のフリをする事に決めたのだと解釈しても良い…のかも?
色々と都合良く解釈し過ぎな気が自分でもしていますが、そもそも『スタビライザがあればキミと話が出来たのかな、紫浬?』という遙のセリフを、スタビライザがあれば操緒のように実体化して、姉妹で直接会話をさせてあげられたのかな?というニュアンスでとるべきなのか、何らかの理由で朱浬との会話が出来ず、スタビライザがあればそれが解消されて自分とも会話出来るようになるのかな?というニュアンスでとるべきなのか、更にはその『会話が出来ない』のも朱浬が自分が朱浬だと気付かせない為に遙の前で口を閉ざしているだけと考えるべきなのか、どれが正解なのか断言は出来ない気がします。

どういう理由だったにせよ、副葬処女となった本物の朱浬は、最後までシロガネと共に遙の力となることを決意していることだけは間違いなさそうです。
副葬処女となる事の危険性を知った上での選択なのだとしたら、朱浬の覚悟は本物…と言えるかもしれませんね。
本物の紫浬は紫浬で、遙に必ずあの子を取り戻す宣言をしていますし、いつの日か姉妹が再会出来るときが来るように見守っていきたいです。

智春は紫浬演じる朱浬先輩の正体に薄々感付いた様ですが、詮索はせず。
今後も今まで通り過ごすみたいで、意外と大人な判断ですね。
なんやかやで操緒もみんなに見えるようになりましたし、智春的には少し気持ちに余裕が出来たのかもしれませんね。

次回、第8話、『災厄の王の末娘』

金髪のあの子の登場にワクテカですね。
GDの動きも気になる所ですが、どんなまとめ方になるのか期待したいです。



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