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楽園への清く正しき道程4巻の感想レビュー(ライトノベル完結巻)

2016年10月01日 23時08分26秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『楽園【ハレム】への清く正しき道程【ルート】 国王様と楽園【らくえん】の花嫁たち』(野村美月先生原作、竹岡美穂先生イラスト)が発売中です。
表紙は、ヒロインズ勢揃いの1枚。
待望のハレム完成でござるなぁ(;゚∀゚)=3ムッハー

お話的には、5人の寵姫を娶ることになったルディでしたが、愛するカテリナ王妃が置き手紙を残して実家に帰ってしまい大慌て。
急いで後を追うルディは、無事に彼女を連れ帰ることが出来るのか!?という、真相解明&大詰め展開です。
※ネタバレ率高めになってしまったので、本編読後にお読みになられるのがオススメ。

実際の所、フロリン=カテリナ王妃がルディの事を好きなのは読者も知っていたわけですが、彼女の初恋相手との関係を掘り下げることは物語的に必要だったわけで。
その過程で、「7人目は消して手に入らない問題」の指し示すものも明かされ、スッキリと大団円を迎えることが出来たので良かったですね。
ページの都合的に、かなりの巻き展開になっていたのは否めませんが、あとから変更したわけではなくて、はじめからこういう形でまとめる予定だったところに落ち着いたんだろうなぁと思える内容だったので違和感はありませんでしたし、ひとつの物語としてオチも含めてきれいにまとまった感アリ。
もちろん、アーデルハイド(最後の最後でおいしいところ持って行き過ぎw)とロッティ(あの時家に居たはずのお父さんの気持ちを思うとニヤニヤが止まらないw)のお話もそれぞれ1巻ずつのお当番回があるのが理想だったとは思いますが、売上部数的な問題なら諦めざるを得ない(´;ω;`)ブワッ
むしろ、最後まで描ききって頂けたことに感謝したいです。

7人目の正体については、消去法的に予想していた人もいるのではないかと思いますが、むしろそれ以外ありえないだろうというぐらい順当な展開でしたし、下手に切なさやら未練を煽ったりセず、お互いがお互いの幸せを手に入れ、それを喜び合えるハッピーエンドという形はベストだったのではないかと。
若干、生い立ち関連のエピソードが重いものになってしまったのは気になりましたが、そういう過酷な人生に絶望していた彼女が幸せを手に入れられた、ということに大きな意味があるわけですし、単純な富や名声に依らない、本当の幸せとは何か?ということに対するひとつの答えでもあったかと。
個人的には、そんなにドアがあるなら、ひとつだけでいいから譲ってくれよと思わずにはいられませんでしたがそれはそれw
ハーレムエンドももちろん良いけど、個別ルートも良いよね!ってことですねわかります(マテ

ここまで長らく清く正しい道程、もとい童貞を貫いてきたルディが、想像以上に「お盛んな」ことになってしまったのは意外でしたが、みんなまるっと幸せにしてめでたしめでたし♪ということが名実ともに示されたのは良かったと思いますし、ルディにとっての「楽園」は確かに存在したようで何より。
たくさんのお伽話をモチーフにした本作なので、その結末がとてもお伽話らしい結び方になったのも頷けますし、チャンスを与えられただけで満足せず、ルディ自身がきちんとヒロインズのことを想ってこれまで行動してきたからこそ、楽園を単なる夢物語で終わらせずに済んだのでしょうね。
ラブコメの割には、ルディ個人がイケメン&良い人過ぎるので、あんまり自分を重ね合わせながら読むことは出来ませんでしたが、彼をはじめほとんどのキャラクターが良い人ばかりだったので、みんなが幸せになってくれると良いなぁと思いながら読めた分、読後の満足感は高かったです。

とにもかくにも、両先生とも完結お疲れ様でした&ステキな作品をありがとうございました。
特に野村先生におかれましては、今作がラノベ最後の作品になるとのことですし、体調のほうも気掛かりですが、ラノベ復帰、もしくは他のジャンルのお仕事でもご活躍されることをお祈りしておりますm(_ _)m



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2 コメント

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こんばんは (黒い人)
2016-10-06 21:29:04
グレーテ嬢もゲットして欲しかったです。幼なじみ三人組から一人だけ外れるのは悲しい。
特典のショートストーリとか読んでいて思うのですが、アーデルさん、貴女が一番ルディの事を好きなのでは?いえ、正直、策略で始末とか顔を会わせる前までしか考えていないで、その後は、ベタぼれだったんじゃ?
クラウスか、最後にルディよりも目立っていた気がします。
>黒い人様 (gurimoe)
2016-10-08 19:54:19
・コメントありがとうございます。
巻き展開の被害者になってしまったのは残念ですが、だからこそ、遊心あるイベントが実装されたのかなという気もしたりですね。
知識として色々なテクニックを身につけていた彼女が、夜のベッドで次々とそれを実践披露する薄い本、誰か頼む(正座)
クラウスさんのほうは、本気で考え出すとドロドロしてきそうな気がするので、母娘ともども微笑ましく見守る感じで。
ある意味、玉の輿親子ですしw

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