gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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アスラクライン第4話『行き場を無くした想い』の感想レビュー

2009年04月24日 12時37分54秒 | アスラクライン2&1期
使い魔(ドウター)説明回&第二生徒会メンバー登場回です。
というか、原作の設定や展開の仕方がかなり変わって来たのが印象的でした。
2巻エピソードをベースにしつつも、本来のゲストキャラはカットされ、土琶湖怪生物(ドビュッシー)の正体も真日和のドウターに変更と、改変の嵐(汗)。
コンパクトにまとめたのは分かり易くて良いのですが、何巻か先のエピソードを早出しした分、結局情報量が多くなりすぎて未読者置いてけぼりになっている感アリ、という感じでしょうか。
…ドウターから逃げる真日和なんて、真日和じゃないッスよ!(T_T)

前回第一生徒会をボコったせいで、ヒスイは修理中。
でもイベント予定地である土琵湖での新入生達の安全は確保しなくてはならない佐伯兄は、妥協案として科學部に調査を依頼。
トラブルに対抗出来るアスラ・マキーナを保持しているとは言え、あれだけいがみ合っていた智春達と手を組むのは説得力的にどうかとも思いますが、哀音の命奪わなかった事が佐伯兄の態度を軟化させた部分は大きいかと。
それだけ哀音の事を大事に思っていることが分かりますし、対抗策が無い現状では、目の届く範囲に置いておく方が何かと都合が良いという判断があったのかもしれませんね。
ただし、悪魔である奏と体を重ね、正式に契約するような事があれば、奏か智春のどちらかは排除するという脅しを見せた佐伯兄。
ハンドラーである智春が悪魔である奏と契約することに対する危惧が感じられる訳ですが、それが一体何を意味するのか?というのが今後重要なポイントになりそうです。

一方、謎のドビュッシーに追われる真日和でしたが、実はドビュッシーの正体は彼のドウターであるという事実が判明。
第二生徒会の会長でもあり、自身もハンドラーである六夏にはもとから分かっていた訳ですが、ドウターが悪魔と契約者の間に生まれる存在だということから、当然、真日和には契約した相手がいるという事も分かりますね。
自分のドウターからも逃げだそうとする様子が智春以上のヘタレ感を感じさせますが、彼がそこまで思い詰めてしまうような何かがあったことがほのめかされていると捉えるのもアリかも。

奏自身は悪魔ですから、ドウターや悪魔が契約者に対して抱く想いについては自分の事のように理解している様子が良く描かれていたと思います。
六夏や朱浬先輩も悪魔やドウターの実態について把握している様子ですが、やはり自身が悪魔であり、まだ契約者を持たない奏には、もっともっと重要な意味を持っているに違いありません。
既に智春を意識しまくりな奏には、契約者が出来るかもしれないという事は身近な問題でもありますし。

契約者である真日和から拒絶されたドウターは暴走状態になっていましたが、結局は朱浬先輩達に誘導された真日和が身を呈して庇う様子に愛情を感じて安心したのか、普通サイズの平常状態に戻ってめでたしめでたし。
ちょっとあっけなかったですが、契約者、悪魔、ドウターの三者の関係には愛情が非常に大切な意味を持っているという事が端的に示されていたと思います。

ただ、せっかくの湖エピソードなのに水着サービスシーン全ボツの罠(^_^;)
恥じらいながらも科學部の為に(丸め込まれて)水着姿を披露する奏…などの名?場面があっさりなくなっていたのは、ちょっと勿体無かったような。
本編にあまり必要無い描写ではあるものの、ラブコメ部分を丁寧に描かないと奏の智春への想いに説得力が出てこないのでマイナスかな~と思いました。
一応申し訳程度に佐伯妹のパンチラは出てくるわけですが、それはそれでキャラの方向性が違う方向に言ってるような感じであんまりかな~と思ったり。
樋口、佐伯妹、智春(自覚なし)の三角関係は確かにニヤニヤポイントですが、むしろ今回の佐伯妹の見せ場は哀音絡みの部分だったと思います。

いとことして姉妹同然に仲の良かった哀音を、過去の事件で目の前で失った佐伯妹。
しかし、射影体となった哀音を一般人である自分は見ることが出来ず、その様子を智春に聞く…という展開がとても切ないですよね。
彼女の記憶の中に残っているのは、在りし日の闊達なイメージの哀音なのに対し、智春が見たのは人形のように大人しいイメージを持った現在の哀音。
見える者と見えない者であるお互いが、そのイメージの矛盾に気付けず…という事実は視聴者のみが感じ得る悲劇な訳で。
射影体としてあり続ける哀音に何が起こっているのか?そしてそれに気付いているはずの佐伯兄はどんな胸中なのか?と考えるとグッと来る所なのですが、ここまでのアニメ版では、それを感じとれる程に情報が開示されていなかったのが勿体無かった気がしました。
ハンドラーと射影体との関係には智春がまだ知り得ない、どの様な秘密が隠されているのか?
奏が操緒の事が大切ならアスラ・マキーナを使うなと語り掛けた部分とも関連する重要なポイントなので、今後も目が離せませんね。
あまり引っ張らずに、良いタイミングで種明かしをして欲しいなと思います。

次回、第5話、『交わり合う心と身体』

朱浬先輩エピソードがキタっぽいですね。
美人だけど性格が一筋縄でいかない朱浬先輩ですが、そんな彼女の知られざる一面が明らかになりそうで楽しみです。



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