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アスラクライン12巻~世界崩壊カウントダウン~の感想レビュー(ライトノベル)

2009年04月23日 18時27分41秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『アスラクライン12~世界崩壊カウントダウン~』(三雲岳斗先生原作、和狸ナオ先生イラスト)が発売中です。
アニメも好評放送中で話題ですね。

表紙は操緒を中心にチビキャラが可愛い感じです。
(読み終わった後だと奏の可愛らしさが特に印象的に思えてしまうかも。)
それとは裏腹に、ラストの急展開とまさかの結末のせいで、かなり心を抉られてしまいました。
ちょっとした放心状態に・・・といっても過言ではないかと。
(T_T)

中盤から直球でフラグがガンガン立ちまくりだったので、演出的には分かり易く、効果も抜群だった訳ですが、それでもやっぱりショックだった方が多いのではないかと思います。
…いや、智春、最後に上手い事言ってる場合じゃ(^o^;)

今までもたくさんの新キャラが現れては、それぞれの事情で敵になったり味方になったりしてドラマを盛り上げてくれました。
敵キャラにも敵キャラなりの理由があって、その理由には同情を禁じ得ないものが多く、それがキャラの魅力になっている部分も大きかったとも思います。

ですが、それでも尚、今巻の新キャラダルアについては、その仕出かした事の重大さを考えると、今後再登場の機会があったとしても、決して好きになれない気がしました。
彼女にも首を突っ込む理由があったのは間違いありませんが、その視野の狭い考え方のせいで今回の結果が招かれてしまったかと思うと悔やみきれません。
色々と理由を作ってうまく元通りになるという可能性はもちろんあるでしょうし、他のキャラにその役目を負わせるよりは妥当かな~という気もするのですが…。
とりあえず、智春の怒り方が操緒に危害を加えられた場合と同等か、それ以上の気迫をはらんだものになっているのは必見でした。

そんなわけで、ラストのインパクトに全てを持っていかれたというのが率直な感想なのですが、物語的には一巡目の世界で今まで登場したキャラ達が大集合!と、賑やかな展開でした。
二巡目の世界とは異なる性格や役割で生活する一巡目のキャラ達が魅力的で、このまま世界が崩壊してしまうなんて信じられないぐらい平和な部分を見れたのは良かったと思います。
ドタバタと楽しそうな哀音をはじめ、二巡目の世界では副葬処女となってしまったキャラ達が生き生きと過ごす様子にグッと来てしまいました。

ここで幸せな生活を描いた事で、ラストに智春が予想する『あるキャラの思惑』についての説得力が高まったのではないかとも思います。
中でも、杏とのやり取りは短かったですが、とても良い使われ方をしていたと思います。
単純に『世界の崩壊を止めるため』というよりも、ずっと共感出来たというか、胸にストンと入り込んで来て染み渡ったというか。
非常に納得がいった感じがしました。

その思惑を受け継いで、智春にはまだまだ頑張って欲しいですね。

男性型悪魔の新たに発覚した設定に関係して、奏とアニアがコスプレを披露するなど、謎の開示とサービスシーンの両面で見所の多い巻となっています。

ファンの方は是非、お読みになってみて下さいませ。



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