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SH@PPLE(しゃっぷる)5巻の感想レビュー(ライトノベル)

2009年03月25日 02時07分04秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『SH@PPLE(しゃっぷる)』(竹岡葉月先生原作、よう太先生イラスト)の5巻が発売中です。

いつも仕掛けがいっぱいなオビと扉絵のコミック部分に定評のある本シリーズですが、5冊目となる今巻は短編6本構成の番外編的エピソードです。

ドラゴンマガジン誌に連載された5本と書き下ろしが1本。また、それぞれのエピソードに『その後の話』パートがあらたに書き下ろされ、よりオチが明確になっている感アリ。

雪国、舞姫のそれぞれの日常が描かれ、各話毎に話が完結している、分かり易い構成ではあるものの、一番気がかりな雪国と蜜達メインの女の子との絡み部分がほとんど無いため、盛り上がりという意味では控えめな印象でした。
どうせなら、オビ&扉のネタを、そのままのノリで1冊分書き上げた完全番外編的なものを読んでみたいかもと思う今日この頃ですww

美術部の2人など、今巻で初登場したキャラ達が単なるゲストキャラで終わらずに、以降の巻で出て来る…みたいな要素があれば良いかもしれませんが、ちょっと難しい気もします。

ただ、書き下ろされた6番目のエピソードについては、次巻以降への伏線であることが最後の一行からも明らかなので、かなり期待感を煽られました。
お話自体も、蜜の入学までの経緯や蝶間林との出会いが描かれたりと、本編に関連の深いものが多く、他のエピソードより面白かったと思います。
個人的には一番オススメかと。
…まさか蜜のカポエイラ習得のキッカケがここで判明するとは!
(^~^)
それはともかくとしても、ここで各キャラ間の信頼が強く描かれた分、二学期編で人間関係がどう変わってしまうのかは興味津々という感じですね。

次点では5話目の雪国と舞姫にスポットを当てたお話が良かったと思います。
過去の記憶を思い出した事で、舞姫の気持ちをより深く理解し、改めて感謝する雪国の様子が描かれていたのが温かかったです。
普段の舞姫の言動や雪国への接し方にも、その頃の名残があるのかもしれませんね。
女装&男装で入れ替わりという特殊な設定のため、今後もフォローしあいながらの展開になると思いますが、最後まで仲良く助け合っていってくれたら良いなと思います。

気になった方は是非、書店でチェックしてみて下さいませ。



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