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ゴールデンタイム第24話(最終回)『ゴールデンタイム』の感想レビュー

2014年03月28日 13時56分30秒 | 現在放映中のアニメ
事故以降の記憶を失ってしまった万里でしたが、香子との想い出を取り戻して一生添い遂げる事を誓うのでした♪なハッピーエンド回でした。
ラストの橋のシーンをどうイメージするべきなのか原作を読んだ時に戸惑っていたのですが、アニメ版でわかりやすく絵にして頂けたので良かったです。
リンダを好きだった過去の万里はリンダにイエスを貰って成仏する方向へ、万里への想いに終止符を打ったリンダは残してきたやなっさんに会うために東京へ、と、橋を挟んで真逆の方向に進んでいったのが印象的でしたね。

記憶が統合したことで過去万里と会話するのはともかく、リンダがそこに加わるというのは現実的には不可能なのでおそらくはイメージ上の演出が多分に含まれているのだと思いますが、物語の結末を描く演出という意味では良かったのではないかと。
記憶が統合されている時に一瞬だけ過去万里が人格の前面に出て来て、実際に一人芝居みたいな状況で後から追い付いてきたリンダと会話した、みたいな可能性もあるのかもしれませんが、基本的には過去の万里は幽霊のように今の万里を見届けてきていたわけですし、やはりもっと観念上、形而上的な世界で対話したと解釈したほうがしっくり来る気はします。
ひょっとしたら、ゆくゆくどこかで公式設定&解説みたいなのが出てくるかもしれないですし、自分の解釈とも違う可能性も高そうですが、それはそれということでw

落とした指輪を過去万里がどこからともなく拾って手渡すのはアニメ版オリジナルの演出でしたが、過去万里自身も今の万里が香子と付き合うことを祝福してくれているようで良い演出だと思いました。
母親から譲り受けたあの指輪については、かつてはリンダも貰う約束をしていたっぽい?と匂わせる描写が原作にあった気がするのですが、それを無しにしても香子を多田家の嫁として迎え入れる的なニュアンスが含まれているのは間違いないでしょうし、エピローグ部分で万里の両親とくつろぐ様子も描かれたので、色々上手く行ったっぽいですね(こつえー先生のエンド絵最高っすわw)。
リンダとは家族ぐるみの付き合いをしてきた多田家なので、ひょっとしたら内心は色々複雑な部分もあったのかもしれませんが、香子が勇気を出して訪ねてきてくれたからこそ、全ての記憶も戻って完全復調出来たわけですし、そもそも自己で全く記憶が無くなってしまった状態からここまで回復出来ただけでも親としては十分喜んでいるでしょうから、あとは万里自身が幸せになることを喜ぼうという気持ちのほうが大きそうな気がしますね。

そんな香子の背中を押したのが、他でもない二次元くんだったわけですが、実は万里に宗教勧誘から救ってもらった恩を少なからず感じていて、それを返す機会を窺っていたという律儀な一面が発覚したのには驚かされましたね。
万里の友達といえば、大学で最初に知り合ったやなっさんというイメージが強いですが、二次元くんもまたしょっちゅうつるんで気心の知れた間柄だったわけで。
香子とやなっさんが距離を取ろうとした時も一番気にしていたのは彼でしたし、何気に仲間内で一番友情や義を重んじるタイプなのかもしれませんね。
地元の彼女とのすったもんだを描いた番外編エピソードがアニメ版では無かったのが悔やまれる二次元くんですが、最後に大きなファインプレーを決めてくれたなとw

もちろん、二次元くんだけでなく、岡ちゃんややなっさんが頑張って編集してくれた万里のビデオも、香子が尋ねる口実として、万里が記憶を取り戻すきっかけのひとつとして十分役に立ってくれたわけですし、仲間のみんなが心配してくれたからこそ奇跡が起こったと解釈したいところですね。
一番記憶に引っかかったアイテムはヒビの入ったお揃いの鏡でしょうけれども、それ単体では永久に気付かないままだったかもしれませんし、香子もリンダもいろいろ引きずったまま動けず、時間だけがズルズル過ぎてしまう最悪のパターンになっていたかもしれないと思うと((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル

特に、頬染め演出が入ったことで、リンダが気にしている相手がやなっさんだと確定したわけですが、既に万里に対する恋愛的な未練はほぼなくなっていたとはいえ、本調子に戻らない万里を地元に残したままでは新しい恋に気力を燃やそう!という感じにはならなかったでしょうし、中途半端な気持ちで他の男と付き合うことを彼女自身が許せなかったんじゃないかなと。
ぶっちゃけ、やなっさんが単にイケメンだったからとかは関係ないと思いますし、自分目当てでおまけんに撮影に来ていたのもウザがっていたリンダですが、万里とおまけんの為に必死で阿波踊りの連盟に直訴してくれたりといった様子を見ているうちに、きちんと彼自身と向き合い、再評価しようとする流れが出来ていたのではないかと。
紆余曲折あり過ぎて、ここから年下のイケメン相手に恋愛活動を再スタートというのはそれはそれで敷居が高い気がしますが、そのあたりは万里を始め、まわりが上手くサポートしてくれると思いますし善き哉善き哉。
まあ、岡ちゃんは唯一綺麗さっぱり失恋という結果になってしまったわけですが、自分の失恋映画上映で色々踏ん切りが付いた感じですし、それほど心配しなくて大丈夫っぽいかしら。
彼女が可哀想と思う人は、ゲーム版を買ってラブラブエンドを目指すか無いですな(;゜∀゜)=3ムッハー

とにもかくにも、原作完結とあわせてアニメも最終巻まで描ききるという離れ業を成し遂げて下さったスタッフのみなさんお疲れ様でした&ありがとうございました。
とらドラ!が同じ様に同時完結した時も驚かされましたが、色々調節されるのが大変だったのではないかと。
ともすれば鬱展開になりがちな本作は、普通のラブコメとかなり毛色が異なるものだったと思いますが、全体的に明るく華やかにまとめていただけたので良かったのではないかと。

また、トラバでお世話になりましたアニメブロガー様をはじめ、半年もの間お付き合いいただいた読者の皆様にも感謝とリスペクトを。
本当にありがとうございました。
原作未読の方は、本編のほうは各種小ネタ以外はアニメでほぼカバーされていたと思いますので、二次元くんの日常やらリンダとやなっさんの絡みが見られる短編で、ゴンタワールドを補完されるのもよろしいかと。


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