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gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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とある魔術の禁書目録第7話『三沢塾(かがくすうはい)』の感想レビュー

2008年11月16日 15時00分30秒 | とある魔術の禁書目録&超電磁砲
『私・・・巫女さんではない・・・私・・・魔法使い。』
姫神!かわいいよ、姫神!ということで、声優に能登麻美子さんが起用されるあたりに気合の入りようが感じられる原作第2巻ストーリーです。

『私・・・また殺したのね。』

今ではない、山間の村で、たたずむ少女。
おびただしい死体?に囲まれた巫女姿が印象的なシーンですが、「また」という言葉から、これがはじめての経験ではなく、何度かこのような事態に遭遇していることがほのめかされていますね。

舞台は戻って学園都市。
参考書を買いに出かけた上条さんとインデックス。

(このよくしゃべるシスターさんと俺は、以前からの知り合いらしい。)

前回のラストで語られたとおり、記憶を失ってしまった上条さん。
その事実を相手に悟られないように、綱渡りの演技を続けながらの生活が続いていました。

(この涙も、この笑顔も、「記憶を失う前の俺」に向けられたものなのだから。)

インデックスの一喜一憂に複雑な思いを抱く上条さんが切ないですね。
回想のようにインデックスのシーンが背景に流れますが、実際には記憶は破壊されてしまっているので、これは演出上の処置なのではないかと思います。

街中で土御門と青髪ピアスに合流。
青髪ピアスは、原作でも名前が不明のままなので、エンディングでもテロップは青髪ピアスのままですね。
前回の事件の後、そのまま入院してしまったにとっては学校に行く機会が無かったため、ここが事件後はじめての再会となったようです。
自分の友達であったはずの見知らぬ人間と、友達のふりを続けなければならなくなった上条さん。
これは相当にキツイ環境ですね。

アイスクリーム屋さんは上条さんの不幸体質のせいで休み。
仕方なくハンバーガーショップに。
シェイク3つでるんるん気分なインデックスがカワユス。
しかし、いざ食事と思ってフロアに入ると、そこには世にも珍しい光景が!

『く・・・食い倒れた・・・。』

買い物にお金を使いすぎ、帰宅用の電車賃すらなくなってしまったその巫女少女は、クーポン券を使って、ひとりやけ食い祭りを開催した結果、ノックダウン。
ハンバーガー30個って、食い意地張りすぎ!というか、インデックスとキャラかぶってますww
上条さんにお金を貸して欲しいとせがむものの、悪友達に奢らされたばかりの上条さんはこれを拒否。
100円ぐらい奢ってあげてもいい気もしますがww

『私・・・巫女さんではない・・・私・・・魔法使い。』

インデックスに巫女よばわりされたことに対して、否定する少女。
美人の女の子に上条さんがデレデレしていたのに嫉妬してケンカを売るような態度を取ったインデックスの様子はいじらしかったですね。
魔術サイドの住人であるインデックスは、沽券に関わるとばかりに少女を詰問しますが、不意に現れた黒服の集団に囲まれ、事態が急変。

『この人たち、お前の知り合いなのか?』

『・・・塾の先生。』

明らかにそんな感じじゃなかったですが、少女は彼らを引き連れて退場。
謎だらけの登場に謎だらけの退場と、伏線とはいえ少し唐突過ぎる感じでしたね。
アバンであらわれた少女と、今の少女が同じだと先に判る分だけ見ている人に優しいとは思いますが、上条さんにとっては何が何やらという感じではないでしょうか。
上条さんが歩けば、美少女フラグに当たる、というのはこのシリーズの醍醐味な訳ですがww

『上条当麻にあんな悪友がいたとは・・・。』

ひとりごちる上条さんの思惑など気付かず、捨て猫を発見して大喜びするインデックス。
今の上条さんではなく、記憶の無くなる前の上条当麻として生き続けなければならないという部分については、このお話の中でも繰り返し表現されていますね。
相手に疑われないように自然な対応を判断する、という冷静さが際立ちます。
美琴との再会が今から待ち遠しいかも。

『誰かが魔方陣をしかけてるっぽい!当麻は先に帰ってて!』

不意に走り出すインデックス。
彼女が立ち去った瞬間、異様な気配に包まれる一帯。

『久しぶりだな。上条当麻。』

ルーンの人払いを使って現れたのはステイル。

『俺は・・・一体どんな世界に居たんだ?魔術なんて異常なものが混じっている日常なんて。』

今の上条さんにとっては、「はじめての魔術との遭遇」になるのが皮肉ですね。
インデックスとの生活や、病院で聞かされた手紙の内容があったからこそ、以前ほどはうろたえずに受け止められたのかと思います。
ともかく、何とかステイルに怪しまれずに済んだ上条さん。
ステイルは淡々と状況を説明し始めます。

『三沢塾って進学予備校の名前は知ってるかな?・・・そこ、女の子が監禁されてるから。どうやら今の三沢塾は、科学崇拝を軸にしたえせ宗教と化しているらしくてね。方針についてはともかく、その三沢塾がのっとられてしまったのさ。今度は正真正銘、本物の魔術師、いや、正確にはチューリッヒ学派の錬金術師にね。』

本来の三沢塾は、単なる新興カルト集団だった訳ですが、魔術師が介入したせいで本物の魔術領域に変質してしまった、というような感じでしょうか。

『錬金術師の名前は、アウレオルス=イザードという。3年前から行方をくらませていてね。3年間どこで何をやっていたのか、それがひょっこり戻ってきたって訳だ。・・・そう、重要なのはその理由さ。ヤツの目的は、三沢塾に囚われていたディープブラッド(吸血殺し)なんだ。』

少女が持つ力。
それは、吸血鬼を滅ぼす能力であることが判明します。
その能力者を拉致監禁していたからこそ、三沢塾は狙われた、という訳ですね。
アウレオルスの目的は、吸血殺しという異能にあったのでしょうか?

『吸血鬼?そんなものが本当にいるのか?』

『僕達魔術師でさえ、詳細は掴めていない。だが、ディープブラッドとはすなわち、吸血鬼を殺す力だ。ならばまず、吸血鬼と出会わなくてはならない。そのためには、まず
ディープブラッドを押さえておくに越したことは無いんじゃないかな?』

吸血殺しというモノが存在するためには、吸血鬼がいなくてはならない。
少し逆説的な論法になっていますが、少女は本当に吸血殺しなのか?吸血鬼は本当に存在するのか?重要なのは吸血殺しの方か、それとも吸血鬼の方か?などなど、色々と考えを巡らせてみると良いかも知れません。

三沢塾に特攻をかけるというステイル。
しかし、それは彼だけに課せられた使命ではなく、上条さんにも一緒に来るように命令されることに。

『拒否権は無いと思うよ?君が従わなければ、君のそばにいるインデックスは回収・・・という方向になるから。』

上条さんをインデックスの枷とする代わりに、インデックスの回収を保留している教会。
上条さんは従わざるを得ないという訳ですね。

インデックスはそんな上条さんの事情を知らず、結局拾ってきた捨て猫(スフィンクスと命名)に夢中。
描写が丁寧で可愛いですが、本編にはあんまり関係ないかなという気もww
彼女に不安を与えないよう、上条さんは嘘をつきます。

『俺、参考書どっかに落としてきたみたいなんだ。ちょっくら探して来るから、留守番しててくれるか?』

いつもの不幸体質だと思ったのか、元から彼を信頼しきっているからなのか、二つ返事のインデックスを置いて、出発する上条さん。

『あの子の護衛に、イノケンティウスを置いて行こうと思ってね。僕達が三沢塾に構っている間に、他の魔術師が来てインデックスを連れ出さないとも限らないからね。全く世話が焼ける・・・。(ニヤリ)』

『お前・・・インデックスが好きなの?』

『・・・な!?何を言い出すんだ!あ、あれは、保護すべき対象であり、けして恋愛対象には・・・。だから、その・・・。』

ステイルがデレまくりでなんとも良い感じですねww
思わずトレードマークのタバコを取り落とすぐらいの慌てっぷりが微笑ましいです。
ルーンを一枚一枚丹精込めて貼り付けて行く様子は、熟練の職人を思わせます。
いつもの様に魔術で一瞬で貼り付けないのは、インデックスの守護に万全を期すためでしょうか。
自分の思い人を他人に預けないと駄目・・・というのは辛そうですね。

三沢塾の目の前に到着した二人。

『怪しくは見えないね。だけど、建物自体が錬金術師の強力な結界になっている。・・・アウレオルス=イザード。かの有名な、パラケルススの末裔さ。』

実在の高名な錬金術師の縁者ということで、実力は高そうですね。
具体的な結界の効力については、次回に明らかにされるのではないかと。

『錬金術師には本来、究極的な目的が存在するんだ。・・・世界の全てをシュミレートすることさ。もし、頭の中に思い描いたものを、現実世界に引っ張り出せたら・・・どうなると思う?』

『はぁ?何でも好きに持ち出せるってことか?そんなの勝てるわけ無いだろうが。』

世界の法則の全てを知れば、その魔力が続く限り、あらゆる事象を再現して攻撃できる・・・という感じでしょうか。
明らかに伏線っぽいですね。

突入直前、写真を取り出すステイル。
救出対象である吸血殺し、姫神秋沙(ひめがみあいさ)とは、ハンバーガーショップで出会ったあの少女でした。
一瞬でも言葉をかわした間柄、ということで、赤の他人を助けに行くというよりも、かなりモチベーションは高まったかも知れませんね。

ロビーに突入した2人でしたが、そこはあくまで普通の予備校。
上条さんはともかく、見た目が魔術師バリバリなステイルが入ってきても無反応な様子がちょっと異常ですね。
さらに、柱の一本に血だらけの西洋甲冑が。
始めはロボットか何かだと思った上条さんでしたが、

『何を言っている?コレは・・・ただの死体だよ。』

いよいよ、不自然さここに極まる!という中、次回へ続く。

次回、第8話、『黄金錬成(アルス=マグナ)』も期待ですね。

姫神編は3話構成になりそうかも。
雑誌の予告なんかを見ると、今回で説明&お膳立て、次回で館内攻略、その次に対決!みたいな感じっぽいです。





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