gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

ゲーム・アニメ・ライトノベルの感想サイトを目指します。Twitterでもつぶやいてみたり。

D.C.Ⅱ ~ダ・カーポⅡ ~5巻の感想レビュー(コミック版)

2009年11月08日 19時03分24秒 | コミック・雑誌
角川書店のコミック、『D.C.Ⅱ ~ダ・カーポⅡ ~』(CIRCUS原作、龍牙翔先生漫画)の5巻が発売中です。

表紙は由夢と音姫の姉妹コンビ。
義之にとって最も身近でかけがえの無い人物と言っても良い2人なので、最終巻にあたる今巻の表紙を飾るのも納得のいくところかと。
単なる恋愛面の切なさだけでなく、桜の魔法と関係した避け得ない運命に翻弄される2人の胸中が現れているかのような表情に、思わずグッと来てしまいますね。

願いを叶える桜の実態とその副作用を知り、一人思い悩む音姫が倒れてしまったり、予知夢である事実を予め知っていた由夢が、それを誰にも打ち明ける事も出来ずに苦しんでいく様子が描かれたりと、物語も大詰めな分、ハードでシリアスな展開がメインです。

伏線で小出しにされていた義之の意外な正体が、物語の鍵を握る要素として大きく関わってくる訳ですが、全てを知った義之のとった行動とは?
音姫の性格を理解しているからこそのその決断は、客観的に見ると悲劇的以外の何物でもない訳ですが、音姫や周囲の人間を心から愛している義之自身にとっては、ある意味当然の選択だったのかもしれませんね。

そのままエピローグへ・・・とはならず、ギリギリまで生活を続けようとする義之の姿を描くエピソードは、とても痛々しくて見ているのが辛かったです。
しかしながら、その中で最近出番的に音姫に押されがちだった由夢の本心がしっかりと描かれた事は、彼女の魅力を完全に引き出す為にも必要な部分だったと思うので良かったかと。
1度どん底まで追い詰められた状態からハッピーエンドへ、というのも、ある意味ダ・カーポらしい気がしますし。
個人的には音姉の1人勝ち&逃げ切りでも良かったですがw

巻末には描き下ろしのエピソードも追加され、ニヤニヤ度が高まっている印象アリ。
本編のラストとはちょっとニュアンスが変わってしまうような気もしますが、このエンディングならこう続くのもありかな~という雰囲気も。
由夢&音姫はともかく、他のヒロイン達にとっては明らかにこっちの締め方のほうが良かった感じですし。

あとがきにあたる部分での龍牙翔先生のコメントも、かなり心温まる感じで素敵でした。
ダ・カーポⅠの時代からのファンの方にとっては、さくらにも幸せになってほしいという想いが強いのではないかと思うので、その通りだったら良いなと思いました。

義之の行動が、最後にどの様な結末へと繋がるのか、そして最後にその隣に立っているのは誰なのか?
気になった方は是非チェックなさってみて下さいませ。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。