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gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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とある魔術の禁書目録第5話『十二時(リミット)』の感想レビュー

2008年11月02日 06時19分24秒 | とある魔術の禁書目録&超電磁砲
『そんなに自分の力を信じているならやってみろ!ヒーロー気取りのミュータントが!』
いよいよ最初のボス登場!という感じで盛り上がってまいりました。
刻限を前にあがく上条さん。インデックスの記憶を救う方法とは?
コミック版のイラストを忠実に再現している箇所がところどころにあって、ファンには嬉しいかも知れません。

小萌先生の家にやって来た神裂とステイルでしたが、いきなり暴れだすような真似はしませんでした。
上条さんという足枷がいる限り、インデックスが逃亡する事はないと判断している訳ですね。
何度もインデックスの記憶を消し、また、自分自身も経験があることから、インデックスの行動パターンは2人にはお見通し・・・ということならかなり切ないものがありますね。

2人は立ち去るものの、疲労の限界に達したインデックスは意識を失います。
上条さんが看病していると、神裂から電話が。
記憶消去の儀式は十二時から行われると知った上条さんは、意地でも何とかしてやりたくなると息巻きますが、神裂は別れの時間が必要だろうと冷たく返します。
冷静な答えが、打つ手なしという状況を再認識させますね。

魔術を使えば何とかなるのではないかと詰め寄る上条さんですが、10万3000冊の知識には偏りがあり、記憶をどうにかできるものはないという事が明らかに。
インデックスの謀反を恐れての処置ということで、必要悪の教会自らがそうなるように仕組んでいたという罠。
知識さえあれば、インデックス本人には魔術が使えなくても、そばにいる魔術師ならそれを何とかできたはずなので、ステイルたちは悔しい思いをしたことがあるのかもしれませんね。

魔術が駄目なら、科学側の知識を使えばなんとかなるんじゃないかと食い下がる上条さんですが、それは無謀な挑戦に過ぎないと交渉は決裂。

『最後に、素敵な悪あがきを。』

そう言い残して電話を切る神裂がクールでした。

偶然、小萌先生の部屋で、脳医学の専門書を見つける上条さん。
電話を使って、小萌先生のツテで脳医学の研究所などに連絡がつかないか聞いてみようとしますが、小萌先生はあいにく銭湯で入浴中ww
仕方なく、手当たり次第に病院や施設に電話しまくるものの、虚しく時間だけが過ぎていき、ついにリミット。

『この子の記憶を殺し尽くすぞ。』

やって来たステイル達によって、儀式の準備が着々と進んでいきますが、諦め切れない上条さんは、説得を続けます。

『誰もが笑って、誰もが幸福な結末を探し出すから!』

セリフ的には聞こえが良いですが、実際には、電話で必死にあがいたのに何の結果も得られなかった直後なので説得力はありませんでしたね。
記憶を消すことが出来ず、苦しみ続けるインデックスに対して同じことが言えるのか?と切り返したステイルの言うことも最もだと思います。

記憶を消去する儀式に使う霊装である、十字架を見せるステイル。
上条さんの手が触れれば、十字架の効力は消えてしまいますから、儀式を行うことは出来ません(ニセモノを出さず、本物を出してきたという事実が、少しだけ上条さんを認めているステイルの心理状態を表していると、神裂は分析しています。)。
記憶は消すが、命までは取らずに済む魔術処置に対し、上条さんの試みは、失敗すればインデックスの命に関わります。
インデックスを苦しめてでも、自分の説を貫くだけの覚悟は、さすがに上条さんにはありませんでした。
悔し涙に頬を濡らす上条さんが切ないです。
想いが強いあまり、無我夢中という感じに近い上条さんでしたが、ギリギリ最後の部分では冷静に踏みとどまることが出来たのもまた、インデックスを想うがゆえ・・・という辺りが泣かせますね。

『そんなに自分の力を信じているならやってみろ!ヒーロー気取りのミュータントが!』

上条さんを論破し、淡々と儀式を続けるステイルに、神裂は別れの言葉をかける時間を与えるよう進言。
ステイル達は退出し、最後の10分をインデックスと2人きりで過ごすことに。

折り良く目覚めたインデックスに、謝罪する上条さんが痛々しいです。
張られた魔法陣を回復魔術のものだと嘘を付くところとか悲しすぐる!

『・・・今度は絶対、完璧に助け出して見せるから。』

『わかった。・・・待ってる。』

その言葉を最後に、気絶するインデックス。
いよいよ限界に近づいてきました。
インデックスの完全記憶能力に思いをはせていた上条さんは、ある疑問を抱きます。
15%の脳に1年分の記憶しか刻めないのなら、完全記憶能力者は6~7年で頭がパンクしてしまうのではないかという矛盾。
そもそも神裂は、その数字のことをどこから教えられたのかという謎。
この2つに疑問を抱いた上条さんは、電話で小萌先生に相談することに。

今度は電話に出てくれた小萌先生(湯上りバスタオル・ウィズ・コーヒー牛乳・オン・ザ・電動マッサージ機の最強銭湯スタイルww)の答えは、『完全記憶能力者は、確かにゴミ記憶ですら忘れることは出来ないが、人間の脳は140年分の記憶を蓄積できるような構造に元々なっている上、記憶の種類にもいろんなものがあるので、知識の詰め込みすぎで記憶が圧迫され、脳がパンクするということは脳医学上絶対にありえない』という事実でした。
まさか小萌先生がこんな重要キャラになるとは予想されにくかったのではないかと思います。
治癒魔術で体も治してくれましたし、2回もピンチを救ってくれたのが魔術も科学も基本的に使えない人間だったというのが皮肉ですね。

ぶっちゃけて言えば、教会自体が、そこに所属するステイル達に嘘を教え込んでいたという事が明らかに。
しかし、インデックスが苦しんでいるのもまた事実。
ならば、命に関わらないはずの記憶云々とは別に、その原因があるはず。

『ヒーロー気取りじゃねぇ!ヒーローになるんだ!』

魔術的な原因なら、右手の出番ということで、インデックスを触診する上条さん。
まだ触っていないところに何かあるのでは?と考えて、思わずインデックスの体を凝視してしまう辺りは若さゆえの過ちということでww
頭の表面で無いなら、より脳に近い口の中?と、ついに怪しげな封印があることに気付く上条さん。
恐る恐る指を口の中につっこんでいく(ちょっと背徳的ww)と、手が触れたと同時にインデックスの体が光、衝撃で吹き飛ばされます。
ついでに、指を噛まれて血だらけになっているあたりも芸が細かいですね。
まがまがしいオーラに包まれ、目には幾何学的な紋様を浮かべたインデックス。

『警告・・・第1から第3までの、全結界の貫通を確認。』

右手によって結界を破られたインデックスの、10万3000冊の魔道書を守るため、またも自動書記モードが発動。
今度は敵として襲い掛かってくることに!
本来のインデックスには使えなかった魔術ですが、どんな原理かこの状態のインデックスは使用することが可能です。
侵入者である上条さん個人を迎撃するために、最も有効な特定魔術(=ローカルウェポン)『聖ジョージの聖域』を発動させるインデックス。
その力やいかに?というところで次回に続く。

ちなみに、上条さんの右手の力を分析しようとして、ことごとく失敗している点にも要注目でした。
初対面時のインデックスの言の通り、10万3000冊の知識にも無い上条さんの右手の謎は増すばかりですね。

次回、第6話、『幻想殺し(イマジンブレイカー)』
で、ようやく原作1巻完結っぽいですね。
『聖ジョージの聖域』相手に上条さんはどうやって立ち向かうのか?
インデックスの記憶を無事に守りきる事は出来るのでしょうか?
一筋縄では終わらないラストに、号泣必至かも。





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2 コメント

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Unknown (p2pob)
2008-11-02 21:21:48
身体は子供、頭脳は大人!コナン君もビックリ、小萌先生のロリ博学っぷりは異常です。
そして5話後半にしてやっと深夜アニメっぽい描写が!
意識の無い女の子の身体に視線を這わせるあたりマニアックすぎますw

先週、今週の前半は「また説明か…」的な流れだったのに最後でもってかれました。
ラスボス化しちゃったインデックスにどう落とし前をつけるのか…
来週に期待なのです。
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>p2pob様 (gurimoe)
2008-11-03 14:31:10
・コメントありがとうございます。
丁寧に原作を再現している分、アニメでは説明が長く感じられてしまうのが残念ですね。

実際にライトノベルの1巻を読んでいると、1~2時間の間にテンポ良くお話が進んでいくので、続きが気になってどんどん読み進めてしまいたい!という欲求のおかげでそれほど冗長には感じないかと思います。
急いで読もうとした結果、完全記憶能力の欺瞞が明かされた時に、良い意味で裏をかかれた!と思える、解けそうで解けないというバランス具合が絶妙かなとも思います。

とりあえず、次回はまた名場面&セリフラッシュになりそうで楽しみです。
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