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機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第12話『宇宙で待ってる』の感想レビュー

2008年12月21日 18時28分28秒 | 機動戦士ガンダム00 2ND SEASON
宇宙と書いてソラと読む!
かつて、かわした約束が、最悪の形で実現してしまうお話です。

お互いの居場所を知った沙慈とルイスでしたが、その再会はあまりにも皮肉なものでしたね。
どうなることかとハラハラしていましたが、ルイスのヤンデレ化(デレではないかな?)はほぼ避けられない感じになってしまったのでショックでした。
そこにアンドレイが滑り込んでくると思いきや、あっさり玉砕ww
後のシーンでは、大事に取っていたであろう沙慈の写真も全デリートと、人間として何か大事なものを捨て去ってしまった彼女の強さが感じられました。
沙慈が何とか彼女とのよりを戻そうと必死になっていたのに比べ、ルイスにとっての沙慈は既に過去の男、さらには自分を裏切り続けた憎き仇敵になってしまったという訳ですね。

心を整理するまでの時間に長短があるのは普通だとしても、ルイスの場合、疑問よりも先に敵としての認識に至ってしまった辺りに歪みが感じられます。
家族を亡くし、好きだった男に裏切られ、復讐心のかたまりになってしまったルイスは、今後、より強大な力を求めていくのではないでしょうか?

反対に、刹那に八つ当たりして殴り飛ばした沙慈でしたが、いざオーライザーで脱出!という時に、かつて、自分の身勝手がカタロンアジトを壊滅させた時の事を思い出し、踏みとどまったのは褒めてあげたいなと思います。
実際出て行ったところでルイスが許すかどうかはともかく、そのまま飛び出して行ってしまっていたら、ダブルオーライザーにドッキングすることも出来ず、来週のメメントモリ破壊戦に大きく支障をきたす所だったでしょう。
その結果、罪もない人々が更に攻撃されるようなことになれば、今度こそ沙慈の心も取り返しのつかないことになっていたでしょうし。

案外そのまま出て行ってしまっても、ガンダムの登場人物の家出自体はめずらしくないwwような気がしますが、視聴者の気を引き付けつつ、いい感じに手のひらの上で躍らせてくれる演出が小気味良かったかと思います。

沙慈の怒りを黙って受け止める刹那も格好良かったですが、それをこっそり見守っていたライルがまた更にカッコヨス!でしたね。
単なる軟派な奴ではなく、見ているところはきっちり見ているぜ!という感じがして好印象でした。
アニューとの絡みは、今週ももう少し見たかったですがww

ダブルオーライザーの戦いっぷりについては、機体の量子化?という隠し玉がまだ残されていてびっくりしました。
似たようなイメージでは、F91で有名な、「質量のある残像」があるかと思いますが、この機体量子化も、今後、ダブルオーライザーの大きな力になってくれそうですね。
武装自体はあまり変化が無いのかと思っていましたが、出力が上がった関係で地味にパワーアップしていましたね。
リヴァイブの潜んでいた隕石を、丸ごと両断してしまうシーンはケレンミたっぷりでした。
見た目的には、そのあとのリヴァイブの応射もありえない高出力でしたがww

今まで手が出なかったイノベイターの搭乗機にも、あっさり勝利したダブルオーライザー。
今後ハム様の新フラッグが出てきたりしたら、パワーバランス的にどうなるのか、興味は尽きませんね。
とりあえず、新機体の強さを短時間に大量の敵を撃破することで見せ付けてくれたのは、初代のリックドムを落とすシーンを思い起こさせて良い感じでした。
イアンの頑張りが実を結び、命も助かりと、良い結果に終わってよかったです。

肝心の衛星兵器、メメントモリについては、2発目が中東の軍事基地に。
これはある意味妥当な線かなと思った(いや、一般の人々が撃たれる所をクローズアップするのは痛々しいですけれど)わけですが、3発目でまさかの宇宙側への発射!
ぶっちゃけ、トレミーは宇宙に出た後だから、周りの護衛をやっつけさえすれば楽勝じゃないのか?という個人的な疑問を真っ向からぶった切ってくれました。
鏡で反射するとか、その他の工夫があるのかと思いきや、普通に砲頭が上を向くという直球設定にちょっとウケましたww
カタロンの第2宇宙軍の半数が壊滅、と聞くと全滅じゃないだけ範囲は少し狭いのかなという気もしますが、結構発射間隔が短いのかもしれないと考えると、まだまだ油断できませんね。

リボンズたちはリボンズたちでツインドライヴを狙って合流するみたいですし、難題だらけですね。
リューミンを「意地汚い小娘」と罵倒したリボンズは、相当トサカに来ていそうですが、リボンズにもわからないことがあると認識せざるを得なくなったイノベイターたちの間で、不和なんかが起こったりしないか気になります。

次回、第13話、『メメントモリ攻略戦』

ダブルオーライザーが近づきさえすれば、速攻撃破出来そうな気もしますが、そこに強敵が立ちふさがったりするのかもしれませんね。
誰が出てくるか、今から楽しみです。
カタロンの作戦会議に出るわけでもなく、壁に耳アリ、障子にマリナ様wwという感じで出番の減っているマリナですが、そろそろ新しい動きを見せて欲しいところです。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
前々回はどうも (westernblack)
2008-12-23 11:44:33
前々回は私の言葉足らずで、私は単に池田さんが前期から普通に生き延びてというか普通に(?)生活しているのを喜んだだけだったのですが、言われてみれば前々回で死んだか?と思いきや、前回で生存を明らかに。しかし同時に、前回カタロンもやっぱりテロ組織には違いないことをしっかり描写。その無差別(殺人)組織が連邦の大量殺戮に「これが~のやり方か」と激怒するという矛盾も露で、これは脚本が深いのか破綻してるのかどっちだ(笑)
それはともかく、修羅場ヤンデレ大好き(他人事として)な私は今回大興奮
姫様に新しい動き希望ということは、前のご返信からすると、こちらも不幸フラグがほしいというところでしょうか。う~む、見たくないような見たいような…
それでは失礼します
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>westernblack様 (gurimoe)
2008-12-23 19:15:30
・こちらこそコメントありがとうございます。

というか、gurimoe自身が1期に池田さんが出ていたことを知らなかったので、そういう意味だと気付いていませんでした。

前回生きていたので、ひょっとして予告にでていたのかしら?と思いつつも確認する時間がなかったので、とりあえず記事に書いておかないと!と思い、前回の記事に入れさせていただきました。

(1期の時は、ルイスの手が!沙慈のお姉さんの命が!というところから一気にシリーズに対する個人的評価が高まったのですが、池田さんの活躍シーンは記憶の隅に追いやられていたようですww)

マリナの扱いに関しては、普通にもうちょっと重要な役割を演じて欲しいなというのがメインで、活躍の仕方については政治的な方向でもラブ的な方向でもどちらでもという感じです。

ヤンデレキャラ自体の必要性については、作品によって異なるかと思いますが、戦争の被害者としてどんどん不幸になっていくキャラとしてのルイスには、あり得る展開だと言って良さそうですね。

ただ、やはり被害者なのにそのせいで完全に人格が壊れて戦場で散りました!という展開ではあまりにも救いが無いので、最後には沙慈と生き残ってくれるのではないかと期待してしまいます。

大勢の一般の人が犠牲になるシーンは今後もありそうですが、その是非はともかくとして、作品として組織や主張関係に、どれだけ説得力を与えられるかについては、最終回を見てからでないと判断できないかなという気がしますね。

オチがどの様になるにせよ、最後で一気に方針転換!や、投げっぱなし!になってしまうと、登場キャラたちの頑張りが無かったことになってしまいますし。
見事な終幕に期待したいです。
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