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とある魔術の禁書目録第12話『絶対能力(レベル6)』の感想レビュー

2008年12月21日 14時24分23秒 | とある魔術の禁書目録&超電磁砲
『お前にとって、自分の命で妹達を救うことは、最後の夢だったのかもしれないけど、結局は、その夢を奪おうとした男も殺せないほど、善人だったってだけじゃねぇか。』
1人苦難の道を行く美琴。
上条さんの呼び声は、彼女に届くのでしょうか?というお話です。

美琴が自分のDNAマップを研究者達に提供したのは、自分の持つ電気を操る力が、病で苦しむ人々を救える(脳からの電気信号が上手く伝えられず、その結果として体を動かすことが出来ない人が、電気の力を操ることでそれを克服できる可能性など)かもしれないと、聞かされたからでした。
はじめから妹達計画の為に協力していた訳ではなかったので、ファンの方も一安心というところでしょうか。
というか、先週の次回予告の段階で、幼女美琴に期待するブログ様が多すぎたのが個人的にツボでしたww
布団の中ではじめて能力に目覚めた美琴の顔がカワユスでしたね。

しかし、レベル6=絶対能力に辿り着ける存在が、たった1人ではありますが、学園都市内に存在したことが、彼女の願いを歪めてしまいます。
その存在こそ一方通行=アクセラレータ。
今はレベル5である彼ですが、条件を整えた上で、超電磁砲である美琴と対戦し、相手を「128回殺す」ことが出来れば、レベル6に進化することが可能だとツリーダイアグラムが予測。
美琴は1人しかいないので、本来ならそれは不可能な訳ですが、「軍用の量産型能力者計画」と結びつけ、彼女のクローンを量産し、それと戦わせればいいのではないか?ということになってしまいました。
科学技術の発達した学園都市でも、能力まで完全に再現することは出来ず、ミサカの能力はレベル3程度(ゆえに欠陥電気=レディオノイズと呼称されることに)。
美琴より能力の劣るミサカたちシスターズを倒してアクセラレータをレベル6に進化させようとすると、「約2万回殺す」必要があると、再度ツリーダイアグラムが演算しました。
今までのアクセラレータとミサカのバトルも、その一例だったという訳ですね。
今回も説明系の長ゼリフが多かったのですが、まとめると上のような感じになるかと思います。

アクセラレータが何を思ってその実験に参加しようと思ったのか?ということについては、次週以降語られるのではないかと。
美琴や視聴者にとっては、到底許容できない訳ですが、そこに納得のいく説明があるかどうかで、物語の深みも変わってくると思うので期待ですね。

自分のDNAマップを使って、そのような非人道的な「実験」が行なわれていることを知った美琴は、それに関連した研究所を能力を使って閉鎖に追い込んでいったものの、次々にそれを引き継ぐ研究者たちが現われるので焼け石に水。
ツリーダイアグラムが既に破壊されたことを知った美琴は、研究者達にこの計画が無意味だと思わせることが出来れば、残っているミサカたちを救うことが出来るかもしれないと思い立ちます。

自分とアクセラレータは同じレベル5に分類されているものの、その能力差は過去の対戦にて絶対的なものだと証明されているので、美琴に勝ち目はありません。
ならば、自らがアクセラレータに戦いを挑み、ツリーダイアグラムの予測する敗北予想時間よりも早く倒されてしまえば(=ツリーダイアグラムの予測ほど超電磁砲の能力が凄くなかったと思わせられれば)、その予測を信じて実験を続けている研究者達に、自分達のしている実験では、レベル6への進化が出来ないと判断させられるかもしれない。
そう考えた美琴は、アクセラレータに無謀な戦いを挑もうとした訳ですね。
なかなか込み入った説明なのですが、動きが見せ場のアニメよりも、やはり活字で読む方が理解しやすいのではないかと思います。
冒頭のインデックス達を除けばほぼ2人芝居ですからねww

ワザと自分を犠牲にすること以外に方法はないと結論付けた美琴でしたが、もちろん本心では誰かに助けて欲しいと願っていました。
そこに現われたのが誰あろう上条さん。

計画を知り、美琴と会話した上条さんは、状況を理解し、美琴の前に立ちふさがります。
この戦いだけは譲れない。止めたければ自分と戦えという美琴でしたが、上条さんは決してイマジンブレイカーを握ることはありませんでした。
美琴のレールガンが遂に上条さんを直撃。
しかし、無意識のうちに威力を手加減していたため、上条さんはボロボロになりながらもキチンと生きていました。

『お前にとって、自分の命で妹達を救うことは、最後の夢だったのかもしれないけど、結局は、その夢を奪おうとした男も殺せないほど、善人だったってだけじゃねぇか。』

美琴にとって、一番自分を救ってほしいと願っていたのが上条さんだったはず。
本当は助けて欲しいのに、そう伝えることは出来ないというのは、ツンデレチックな彼女のキャラクターを抜きにしても、切ないですね。
アニメ版ではまだまだ出番も少なく、情報で先行しているほどツンデレっぷりも発揮されていない訳ですが、今回の行動で、ますます上条さんのことが気になってしまうというのは納得できる話かとww
めちゃくちゃ悩んだりしている美琴ですが、実際には女子中学生であるというのもまた事実。
男子高校生であり、自分の能力を防げる実力を持つ上条さんの存在が、今の彼女にとっては頼もしく感じられることでしょうね。

自分を救おうとしてくれる上条さんと、自分がいなくなるしか方法がないという現実の板ばさみになった美琴は、最大級の電撃を周囲に撒き散らします。
ここでエンディングになったので、ちょっと意外かな~と思っていたら、Cパートがありました。

吹っ飛ばされた上条さんでしたが、やはり死んではいませんでした。

(・・・考えろ・・・新たな、「新たな選択肢」を。「実験」を止めるには、そもそも「実験」が、何の利益も生み出さないものだと思い込ませなければならない・・・。)

意識を失いそうになりながら、上条さんは美琴を救う方法を思いつくことが出来るのか・・・というところで次回へ続く。

それでもやっぱり切れ方として違和感があった気が(汗)
その方法を告げてスッキリ続いて欲しかったかなと思いました。
折角なので、原作未読の方は、上条さんの推理の続きを次週までに考えてみるのもいいのではないでしょうか。

次回、第13話、『一方通行(アクセラレータ)』

ミサカのピンチに上条さんは間に合うのでしょうか?
上条さんの行動が、美琴とミサカにどのような影響を与えられるのか楽しみです。




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