くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(134)クマドリ  Balistapus undulatus

2013-11-15 09:41:13 | シパダン図鑑
フグ目モンガラカワハギ科のクマドリ。


歌舞伎の隈取ほどくっきり感はないけれど、英名のOrange-lined triggerfishどおりオレンジが目立つ。


シパダンでもよく見かけるけれど、カメラをむけることはあまりないかも。





まりん・らいふ・いん・しぱだん(133)ムスメハギ Sufflamen bursa

2013-11-14 09:10:49 | シパダン図鑑
フグ目モンガラカワハギ科のムスメハギ。

毎ダイブ見かける普通種だけど、ダイバーを見ればものかげへ…。


そそくさ、そそくさ。


雲隠れ失敗。
頭隠して、にもなってないよ!で、ユーモラスな一面も。

水中で見ると、グレーがかった単なる地味ハギだけど、実はイエローやブルーのポイントがおしゃれ。
それになかなかあやしげな目つき。

和名はなんでムスメなんだろう?

代表的な英名はScythe triggerfish。
サイスはトウモロコシなど穀物を刈るための鎌だそうだ。
背びれをscythe-likeとも、顔の黄色いマーキングをscythe-likeとも言っており、ぴんとこない。
Lei triggerfish…レイ?首にかけるやつ?
Boomerang triggerfishってのもある。
どの名まえも、なんかしっくりこないけれど、まあ、ムスメハギ。


まりん・らいふ・いん・しぱだん(132)タカサゴスズメダイ Chromis weberi

2013-11-13 08:57:26 | シパダン図鑑
スズキ目スズメダイ科のタカサゴスズメダイ。


英名はWeber's chromis。
人名由来でおもしろみがない。

ぎょろ目、頬にキズありに見えるえらぶたの黒線、そしてはげしくチョキな尻尾とその先端が黒いのが特徴。

挑発的な風体で近づいてくるので(単にテリトリーの侵害に抗議しているだけなのだが)、写真をとってはみるものの、ピンもあわなければ、色もでないし、浮き位置も都合が悪い…。
シルバーともオリーブともつかないような色あいなのだが、写真にするといつも鈍い光を放っている。
よくいえばいぶし銀?


こどもの頃はそれなりにかわいらしさもある。
でも、頬にはうっすらとラインが。


地味なので、近づいてこない限り、ほとんどスルーしているが、バラクーダ群れの前に、なにげに浮いていたりする。


アオウミガメの背後にも。


というわけで、バラクーダポイントのヴァレーのそこいらじゅうで、私たちの目線レベルの中層を漂っているのだ。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(131)ソラスズメダイ Pomacentrus coelestis

2013-11-12 09:14:41 | シパダン図鑑
スズキ目スズメダイ科のソラスズメダイ。

ボケボケ1枚しかないけれど。

コバルトスズメダイとも呼ばれ、鮮やかなコバルトブルーが美しくもあり、ゴールドベリーダムゼル同様、目がチカチカする系でもあり。
英語はNeon damselと、まさにそのとおりな色彩。

バラクーダポイントやサウスポイントでよくハレーションを起こしている…。


ゆらちんデー

2013-11-11 11:11:11 | Weblog
きょうは記念すべき第1回チンアナゴの日。

「一般社団法人日本記念日協会」によって認定されたんだそうだ。
同協会のホームページによれば、
『東京スカイツリータウンの中にある「すみだ水族館」が、館の人気者であるチンアナゴをさらにアピールするために制定。チンアナゴは、細くニョロニョロした体を持つアナゴ科の仲間で、ゆらゆらと流れに身をまかせ、みんなで同じ方向を向いている姿が愛らしい。用心深く、穴の中に隠れていることも多いが、たまに穴から全身を飛び出すほど元気な一面もある。日付は砂の中から体を出している姿が「1」に似ており、群れで暮らす習性があることから、一年間に最も「1」が集まる日付を選んだ。』

ふーん。すみだ水族館、やるなぁ…。
でもでも、ダイビングでチンアナゴを眺めていると、むしろ7だったり、ときには2だったりする。
1に見たてるのはちょっと強引?と思ったりもするが、とにかくきょうはチンアナゴの日。
すみだ水族館では、今宵はゆらチンナイト(ゆらゆらチンアナゴナイト)。
ゆらチンと銘打ったさまざまなイベントを行うらしい。
興味がないでもないが、スカイツリーは遠いし、月曜だし、チンアナゴにそこまで入れ込んでないし行~かない!

最近、チンアナゴのきもかわいくてゆる~い感じがにわかに脚光を浴びているそうだ。
チンアナゴの全身写真を見ると、確かにちょっとキモいが、ウツボとちがって移動シーンを見たことはないので、ダイビングではたいしてキモさを感じない。
だいたいが神経質ないきものなので、近づくと砂から露出している部分がどんどん短くなるし、顔を出している個体数も激減するので、ゆらゆらにょろっているのを見られるのはある程度の距離まで。
だから、コンデジで明るくキレイな写真は無理ー!
近づきすぎると、「早くいけよー」と穴から二つの目だけをのぞかせているのになごむ。
チンアナゴ側にとってはストレス以外のなにものでもないけれど…。

あっという間に終わる動画。




チンアナゴにロックオンしているダイバーを見たことはないように思う。
みんな申し訳程度に観察して、去ってゆく…。
もしかすると、ノンダイバー人気が高い?

チンアナゴからダイビングに興味を持って、ダイバー人口がふえたらよいのだけれど。
でも、ダイバーきたー!=用心、用心と穴に引っ込む=ごはんチャンスが減る…
となると、チンアナゴにとってはありがた迷惑だったりして…。
それでも、おめでとう、チンアナゴ。
ずいぶんメジャーになったね!

ちなみに今日はポッキー&プリッツの日だったり、煙突の日だったり、もやしの日だったり、さまざまな記念日。
Wikipediaによれば、11月11日を記念日としているものが25もあった…。
なんでもかんでも記念日にしたがるってのも、なんだかなぁ…。
まあ、生暖かい目で見守ろうと思う。



<11月12日追記>
けさのやじうまテレビによれば、きのうは「豚まんの日」でもあったらしい。
豚が並ぶと、鼻の穴が1111。
記念日認定には10万5千円かかるそうだ。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(130)ヒレグロスズメダイ Chromis atripes

2013-11-08 12:16:53 | シパダン図鑑
スズキ目スズメダイ科のヒレグロスズメダイ。


ハンギング・ガーデンでのこのぼけた幼魚の写真しかない。
ネコ目タイプのスズメダイで、名まえのとおり、腹びれと尻びれが黒いのが目じるし。
英語もDark-fin chromis。
次回、また探してみよう。

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後日、シパダンにまたまた行ってみたら・・・
この島のまわりは、ネコ目でできているのではないかと思うほど、ヒレグロだらけだった。


いかに今まで、ちゃんと見ていない魚が多かったことかを、思い知らされた。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(129)ローランドダムゼル Chrysiptera rollandi

2013-11-07 09:22:27 | シパダン図鑑
スズキ目スズメダイ科のローランドダムゼル。
おとなは全体的にくすんで地味。


こどもの頃は、頭に鮮やかなブルーのラインが入っている。

幼いほどラインは太く、より鮮やかにくっきり。
この子の線は、かなり細くなっているから、幼児ではなく小児くらい?

和名はなく、英語名は学名そのままRolland's demoiselle。
おとなはWhitetip Avenue、こどもはCoral Gardensで見たので、とりわけ島の東寄りが好きなのかな?


まりん・らいふ・いん・しぱだん(128)ナミスズメダイ Amblyglyphidodon leucogaster

2013-11-06 08:55:55 | シパダン図鑑
スズキ目スズメダイ科のナミスズメダイ。


並文鳥的感覚で、並雀鯛かと思ったら、漢字をあてているものは波雀鯛…。
英語ではWhitebelly damselともYellowbelly Damselとも呼ばれる。
おなかの前の方は白いが、大部分は黄色い。
背びれ尻びれの縁とむなびれのつけ根が黒いのがポイント。
こざっぱりした感じのスズメダイ。


まりん・らいふ・いん・しぱだん(127)ニセネッタイスズメダイ Pomacentrus amboinensis

2013-11-05 09:05:34 | シパダン図鑑
スズキ目スズメダイ科のニセネッタイスズメダイ。


偽熱帯雀鯛。
本家(?)熱帯雀鯛はよりイエローが濃く、ヤマブキ色っぽく、ニセはレモンカラーっぽい。
ニセはカラーバリエーションが豊富で、大部分はイエロー基調らしいが、ライトブルーやライトブラウンもいるそうだ。
ニセの幼魚には、背びれにニセ目がある。
ニセ目も大人になれば、通常は消えてしまう。
ニセは大人になると、むなびれのつけ根が黒いところで、本家との見分けがつく。
本家は、シパダンの浅瀬の各種枝サンゴがあるところならどこにでも見られる。
こちらのニセ子どもたちは、バラクーダポイントのヴァレーの背の低いコーラルやロックがちらばっているあたりの水底にいた。

♂1匹+数匹の♀でハーレムを形成するというが、近くにいたのはゴールドベリーダムゼルだけで、ここではお子さましか見えなかったので、成魚の写真がない。
最初は♀で♂に性転換するらしいが、♂の中には、幼魚時代の姿を保ったままの個体もいるとか。
そうすることによって、ハーレムにするっと入り込む狙いらしい。
なかなか腹黒かったり、器用な生きものだ。
とにかく、幼魚は手放しにかわいらしい。


ニセニセゆーな!
英語ではちゃんとAmbon Damselという名まえがあるんだから。
Ambon Chromis同様、学名、英名ともにインドネシアの秘境の地名、アンボンがついている。


まりん・らいふ・いん・しぱだん(126)シコクスズメダイ  Chromis margaritifer

2013-11-01 08:40:51 | シパダン図鑑
スズキ目スズメダイ科のシコクスズメダイ。

こちらは幼魚。
淡いボディーカラーに鮮やかなブルーのラインが映えてシック。
への字口みたいになっているところも萌えポイント。

おとなは浅瀬で大量に群れている。

黒と白のツートーンで地味一辺倒だし、3~4センチとちっちゃいからついついスルーでアップがない。

英語ではBicolor chromis。
Whitetail chromisとか、Black and white chromisとも呼ばれる。
見たまんま。
でも、和名はどうして四国?
シパダンにも、こんなにいっぱいいる。
きっと四国よりいっぱいいるにちがいない…。