くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

シパダン スタッグホーンクレスト

2019-03-23 21:48:44 |  ダイビング
数年前、シパダンのポイントについて、ドロップオフから時計回りに語ってきた。
サウスポイントまで到達したあと、長らく止まっていたけれど、ひさびさの続きで、今回は「スタッグホーンクレスト(Stghorn Crest」に思いを馳せてみる。

Jettyを出発し、島を左手に見ながらボートを走らせると、やがて、ボルネオのメインランドを背にマブールが見えて来る。
これが、スタッグホーンクレストの山だて。


「スタッグホーン(staghorn)とは、牡鹿の角のこと。」
昔のダイブマスターは、英語が母国語ではない日本人やヨーロピアンには、ブリーフィングでちゃんと説明してくれていた。
直訳すれば、シカツノサンゴの頂上なわけで、ポイント名は、リーフトップがスタッグホーンコーラルで埋め尽くされていたことに由来。
1997~98年に起きたエルニーニョの影響で、世界中のサンゴに白化現象が起こり、シパダンのサンゴ礁も、その大部分が壊滅状態になったときでも、こことPSR(Plau Sipadan Resort)前のサンゴだけは元気だった。


ただ、時には嵐で、サンゴさんたちも、ちゃぶ台ひっくり返された状態になったりで、代替わり。


でも、今も、リーフのてっぺんから縁まで、さまざまなハードコーラルでびっしり覆われている。




サンゴが常時元気、それだけ潮通しの良いポイントで、シパダンならではのWALL DIVEが楽しめる。
外洋側では、トビエイなんかもよく現れる。

私は、このスタッグホーンクレストが、とにかく好きだ。
まず、南に流れれば、サウスポインもいちどに楽しめるお得感。
さらに、浅瀬のコーラル畑の美しさも大好きだけれど、ここのdeepは、時に大化けするのがたまらない。
もちろんdeepといえば、ハンマーヘッドシャーク団への期待。
My基準では、世界一のハンマーヘッドリバーが見られるとしたら、ここ!
ハンマー遭遇率という点では、バラクーダポイントが圧倒的に上だけれど、ここでの群れは、その規模が違う。
もう他では考えられないような、密度の濃さで、川というよりは大河になる。
その大河は、南隣のサウスポイント方面から、西隣のロブスターレイア―方面まで、視界が届く限り続くのだ。
渋谷のスクランブル交差点のすさまじいときをハンマーヘッドに置き換えた感じで、ひしめきあうトンカチ頭の圧巻。
そんなシーンに出くわした日には、感動というよりは、もはや多幸感につつまれるひとときとなる。
ただ、与那国や神子元のように、シーズンを狙って高確率で見られるわけではないし、いつ行けば、ってのもない。
でも、過去、5~6月、9~10月、それは起こった。
ここでのハンマーの記憶が鮮烈すぎて、ほかのどこでハンマー見ても、もうあの群れに会うことはないと思ってしまう。
もちろん、今でもその再来を求めているが、シパダンがクローズしたあと、驚異的なハンマーの群れ話は聞いていない。
外洋やDEEPを攻める系の若手ダイブマスターが出現すれば、いいんだけどねー。

でも、その過去の栄光を思うに、きっとまだまだチャンスはあるはず。
そう思って、潜るたびに、いつもわくわくできるポイントなのだ。

くじらをめぐる離島旅(5)2019.2.27 徳之島リベンジを誓う!

2019-03-15 22:49:49 |  旅行
2月27日、水曜日。
きょうの最終便で島を出る。

午前7時、ピーターパンにパンを買いにゆき…。
塩パンと、


菓子パン。

やさしい味わい。
毎朝、2個ずつここのパン食べたら、太ること確実。
でも、次の徳之島も、朝食はピーターパンに決まり!


さて、本題のくじら。
けさも午前8時にピックアップ。
きょうは海況よく、ボートは北上。


沖には、徳之島屈指のダイビングスポット、「トンバラ岩」が見える。

かっけー!!!!
ぜったい回遊魚バンバンいそうで、いつか潜ってみたい。
ちなみに流れが速すぎて、小潮でしか潜れないポイントなんだそうだ。


きょうはくじらも、ちらほら登場。
そのつどホエールスイムの期待にあふれるボート上。
が…、
シンガー登場でスタンバイ→シンガー君はなかなか上がって来ないうちに、ボートから離れていってしまった。
親子登場でスタンバイ→この親子も、離れてしまった。
毎回、思うようには行かず、午前の部は終了で港に戻ることになった。
くじらのパフォーマンスをズームレンズで撮る機会もなく、あ〜あ、今年もダメだった…。
私、やはり、あのおおみそかのリュウグウノツカイで、一生分の運使ったような気がする。
でも、それを認めてはいけない!
来年、またリベンジしよう、とさっさと気分転換。
港に戻ったら、レクストンのフロントに預かってもらった荷物を出して、パッキングもしなければならない。
港で待機する午後から参加の方々もいるので、ボートは港を目指してスピードアップしているし、さっさと着替える。
帰ったら、cafeblue tokunoshimaでランチにし~よおっと。

普段着ですっかり帰るモードになり、ボートが亀徳にかなり近づいたところで、またまたくじらの親子登場で、止まるボート。
しばし様子見のあと、スイムできそうとのこと。
えーーー!?、着替えちゃったよ~、と思いつつ、あわてて普段着からロクハンに着替え、スタンバイ。

1回めのエントリー→遠巻きにさーっと過ぎてゆく親子。

2回目のエントリー→親子がさーっと目の前を横切って行った。
くじらが視界に入っている間は、どれだけ泳いでも、息も切れない。

もう1回だけチャレンジしましょうと、3回目。

いちおう見ました、をGoproから切り取ってみた。

それにしても、ホエールアドベンチャーの鈴木さん。
最後の最後まで、ゲストをくじらと泳がせようという熱意とプロ意識に頭が下がる。


さつま食堂
想定外の、タイムアップ後のスイムで、時間はおせおせになっていて、レクストンに戻ったら、もう14時をまわっていた。
ボートでちょっとだけ潮落とただけで、ひさびさにシオシオな感じの帰り道。
でも、ホエールスイムしないで、潮風に吹かれただけで帰るより、ホエールスイムしてシオシオで帰るほうが、満足度は高い!

空港ゆきのバスは15時5分。
あわててパッキングして、cafeblue tokunoshimaは断念。
そのかわりに、ホテルから出かけるたびに通りかかって気になって仕方なかった、ホテルのすぐ近くの「さつま食堂」に入ってみる。


Rettyなんかでの評価が高い店だけあって、14時すぎなのに、店内、テーブルの半分以上がお客さんで埋まっていた。
徳之島に来て以来、野菜が足りない食生活になっていたので、野菜炒め定食にしてみた。



店のお父さんがやさしくて、私が土地の人間でないと知ると、「辛口で会うかな?」と心配してくれた。
あいますとも!
さつま食堂、期待を裏切らない店だった。
それに、ボリューミー。



レストラン ブルーマリン再び
レクストン最寄りのバス停、「亀津中央」には10分前からスタンバイすることにした。
先に路肩に座ってバスを待っていたおばあさんが、にこにこと話しかけてきた。
徳之島って、温かい人が多い。
それに、お年寄りが、足が悪くてね…、と話しつつも、皆さん、笑顔に元気がある。
話しをしているうちに、向かいの通りをバスが通り過ぎて行った。
「ああ、あれが亀徳で折り返してくるのよ。もうすぐ来るわ。」
ほぼ定刻にバスが来ると、運転手さんは、私の大きな荷物をみた瞬間に「大丈夫ですか?」と言って、降りてきた。
「大丈夫です」と言っているのに、荷物をバスに乗せてくれたし、降りるときも、荷物を降ろしてくれて、申し訳ない…。

さて、帰りのフライトにチェックインしたら、空港レストラン、ブルーマリンへ。
去年おいしかった黒糖ケーキと徳之島紅茶。

やっぱりおいしい。

徳之島紅茶は、ふつうの紅茶だけれど、これまたおいしい、



JAL3798 徳之島1800 鹿児島1850→JAL654 鹿児島2030 羽田2205
徳之島-鹿児島最終便から、鹿児島―羽田最終便へと乗り継いで帰る、

徳之島出発時は、ゆうぐれどき。




さよなら、徳之島。また必ずや、くじらを見に来るよ!


徳之島のホエールウォッチングのよいところは、午前午後に分かれていて、1日参加でも、いったん港に帰れるから楽だ。
午前だけ、午後だけといった、半日参加もありの、自由度が高いところもよい。
ボートには、ホエールウォッチングのみを希望の人たちと、ホエールスイム希望組が同乗するけれど、スイム組も、スイムのチャンスがなければ、ホエールウォッチングの料金のみ請求と、良心的だ。
ボートは、エントリー、エキジットがしやすいうえに、くじらへのアプローチに、最善の場所につけてくれる。

鹿児島に近づくにつれ、気流が悪くなり、着いたら土砂降りで、暖かな徳之島から、いっきょに現実に引き戻された。
これにて、この冬のワイド活動終了、またマクロな人へ戻る(はず)。
でも、今考えるのは、来シーズンのくじら計画ばかり。
来年の徳之島、どうしよう…。
ホエールアドベンチャーさんは大人気で、1年先の予約も、もうすでにタイトだったりする。

今年のくじら活動は…
久米島は、ぶっちゃけはずした。
徳之島も初日はボート出ず、2日めはほぼ不発で、完全に、くじら運「持ってない人」になりつつあったけれど、終わりよければすべてよし!

くじらをめぐる離島旅(4)2019.2.26 くじらレポ<食レポ in 徳之島

2019-03-13 08:41:32 |  旅行
朝は、きのう買ったピーターパンのパン。
カレーパン。

消費期限ギリギリと思われ、朝から揚げ物、カレーと、乗船前には適さない朝食。
そして、菓子パン。

あしたの朝は、また買いに行かなくちゃ。


ホエールウォッチング午前の部
ピックアップは午前8時、ホテルから亀徳港は車ですぐ。
一見、絶好のクルージング日和な青空だけれど、なんとはるか彼方、グァム沖の台風2号の影響で、うねりが入っているらしい。

出航して、堤防超えたところで、さっそくくじらの親子発見で、幸先よいスタート。
ホエールウォッチング成功。
こんなふうに、町のすぐそばでもウォッチできてしまうのが、徳之島のすごいところ。

でも、その後、ほとんど動きがなく、時間ばかりが過ぎてゆき、午前の部は終了。


みよ食堂
ランチは、徳之島のB級グルメ「みよ食堂」。
コンテナやクレーンが見える、港すぐ近くのお店で、港湾で働く人や地元の人でにぎわっていた。
外でウェイトの人もいるほど。

メニューは醤油ラーメン一本勝負の店っぽい。

塩のきいた固めのチャーシューが、噛めば噛むほど味が出て、おいしい。

そして、サイドメニューに、とんかつとホルモンって、ユニークなお店。


のれんも看板もない。



ハブが来た!
港に戻ると、午後から参加の島民の方が捕獲したハブ登場。
1匹つかまえると、役場から3000円支給されるらしく、生け捕りになったハブは、血清に使われるらしい。


にょろっとだれかのギョサンに…。




玉泉洞でもギャーギャー言って寄り付きもしなかったのに、さわらせてもらったら、意外にひんやりしなかった。
ヘビ、~>゜)~~~ お金の神様!?
ハブの抜け殻が金運アップらしく、まちがってた。


ホエールウォッチング午後の部
さて、気をとりなおして午後の部出航。


くじらを求めて、ボートは沿岸沿いを走り続け、市街地の見える景色から、だんだん荒々しい地形に。








そして、ついに島最西端に到達。

(戦艦大和の慰霊碑だそうだ。)

ここまで来ても、くじらの影はなく、Uターン。
そして、午後のくじら、不発・・・。
きょうは奄美も不発だったらしい。

最近、奄美群島で地震がけっこうあり、地震があったあとは、くじらは見えなくなってしまうらしい。


鳥王
夜は、きょうの参加者で鳥王。
おいしい黒糖焼酎片手に…。


次から次へといろんな料理が出てきて、どれがなんだかわからなくなったけれど、ぜ~んぶ◎。


















こうしてきょうも、食がくじらより充実していた1日だった。
あとは明日の午前中を残すのみ…。

くじらをめぐる離島旅(3)2019.2.25  高千穂神社参拝と亀津食べある記2019

2019-03-11 22:00:27 |  旅行
2月25日月曜日。

午前7時、レクストン裏の浜に降りてみる。

くじらがはねなさそうな静けさ。
まあ、少なくとも午前中はボート出ないんだし。

海チェックしたら、きのうはかなわなかった「ピーターパン」へパンを買いに行こう。
こんな早い時間から、部活か、登校中の中学生男子が、わざわざ「おはようございます」って声をかけてくれる。

朝のピーターパンは、品揃え充実で、目移りする。
単価は100-150円で安いのに、みんなジャンボ!
もう、きょうは3食パン!?、な勢いで、540円分購入。
けさはその中から…
レタスとフランクの入ったパンと…


禁断のホイップ入りのパン。

Goproとの対比で大きさを表現。

ピーターパンのパンは、大量生産ではない手作り感がよく、懐かしさを感じさせる。
洗練されてはいないけれど、昔ながらの「町のパン屋さん」的な、作り手の温かさが伝わってくる味わいがいいのだ。
それに、ひとつひとつが大きい。
さすがに2個は、食べすぎである。


2月25日、ホエールウォッチング中止
さて、かんじんのくじら。
9時過ぎに、午後もボートが出ないことが決まった。
ダイビングという手もあるが、器材もダイコンも持ってきていないので、1日のんびりしよう。
こりゃ、去年の再来、歴史は繰り返す!?
てゆうか、もしかしたら(しなくても)、私、徳之島くじら運なっしんぐ!?

この徳之島、リゾートでもなければ、観光地でもない。
海とサトウキビ畑が見えないところにいれば、ここが離島であることを忘れてしまう、一地方の町に感じる。
ひとびとの暮らしが息づいていて、それだけに食は充実。
だから、今年も食べ歩き。
いや、その前に、神頼み。


高千穂神社参拝
きのう散歩していたら、街角に神社の鳥居があったのを思い出した。
そうだ、お詣りに行こう!
11時前にホテルを出てみると、外はぽかぽか。
ことし、はじめて春を感じた。

神社は高千穂神社。


商店の横に鳥居があって、その先、少し民家の間を歩く。
そしてまた鳥居。
けっこう階段長い…。

階段の手前、山側は地層がむき出しになっていて、土砂災害危険個所の札が下がっていた…。

階段をいっきに上がると、視界がひらけて広場になっている。

そして、お社への鳥居。

ここの狛犬さん、表情と足つきがとてもいい。








境内には護国寺もある。
護国寺もお参りして、戻ろうとすると、海と町が見渡せた。


緋寒桜はそろそろ終わり。


また階段を下りて帰る。

参道の往復、とうとう誰一人すれ違う人はいなかった。


徳之島市場 漁師の店さかな
午後もボートが出ないと聞いたときから、食べ歩きスイッチオン。
即、ランチをどうするか、リサーチ開始。
でも、この島の飲食店に対するレビューの数自体が少なくて、なかなか不便。
去年行った店は、どこもリピートしたい店ばかりだけれど、新規開拓もしておきたい。
そして、目にとまったのが、「漁師の店さかな」。
店名がいい!
しかも、ホテルから6~7分のところにあるので、行ってみることにした。
高千穂神社から戻りがてら、大丸を冷かして、11時半には早ランチにした。

お店は、レクストン前の通りを亀徳方面にまっすぐすすみ、「徳之島市場」の看板がめじるし。




入ってみると、市場というほど大きな店舗ではないが、入り口近くは、海産販売コーナーになっていて、その奥に、食堂がある。
11時半すぎでも、けっこうお客さんが入っており、12時にむけて、どんどん混んできた。

メニューを見て…。

わ~、どうしよう…。マグロも、いかも、フライも食べたい!
おまけに、きょうのスペシャルはイカコロッケ定食らしい。
でも、初心者は海鮮丼をオーダー。

海鮮屋さんならではの、おだしのきいたお味噌汁に、


主役の海鮮丼。



780円で、コスパ良すぎる。
途中で、地元のシニア女性ふたりが、私の隣に座った。
小柄でやせっぽちのおばあさんがオーダーしたのは「魚フライ定食」。
とってもボリューミーなのに、後期高齢者とお見受けするおばあさん、マヨネーズかけてもりもり食べていて、あっぱれ。
ちょっと、揚げ物、うらやましかった。




cafe blue tokunoshima
漁師の店さかなに、離島紹介雑誌があって、パラパラとめくっていたら、「cafe blue tokunoshima」というおしゃれなカフェが載っていた。
これまたレクストンから500メートル圏で、見過ごせない。
おいしいコーヒーが飲みたいし、昼下がりに行ってみることにした。
レクストンから、漁師の店さかなとは反対方向に歩いて5~6分、徳之島役場の向かいに、このあたりではひときわ目をひくおしゃれなビルで、すぐにわかる。


1階は、マームン(MURMUNN')という居酒屋さん、2階がカフェブルー。






コーヒーで時間つぶして、ラストオーダーぎりぎりに食事できれば、と思っていたが、ご飯ものはすでに売り切れていた。
海の見える、奥のカウンター席にかけて、チョコレートパフェ。


アイスクリームもりもり、おいしそ~!!

おいしい!!

海を眺めながら、ブローあがらないかな~と目をこらしていたが、それらしきものが1度見えたよな、見えないような。
おしゃれな海を感じる店内は、心地よい。


外はもう、春の海。
穏やかで、眠くなりそう。

コーヒーもいただいて、950円。
ハンバーグやカレーなど、気になるメニューもあって、こんどはランチタイムに来てみたい。
って、ホエールスイム目当てなんだから、来れちゃいけない!?


亀津の海岸
カフェブルーは17時閉店。
せっかくだから、1階マームンで軽く食べて帰って、早く寝よう…。
マームンがオープンする17時半まで、裏のビーチに出てみる。

カフェから見えるタイドプールが気になっていたが、いってみるとな~んにもいなかった。








海鳥が休んでいて…


そろそろと歩いてズーム。

でも、1羽が、さあ逃げるぞ、って態勢をとり飛び立つと、ぜ~んぶ、亀徳のほうに飛んで行ってしまった。
堤防をあがってゆくと、おばあさんが座っていて、「私も足が悪くなければおりたいんだけれどねぇ」なんて話していた。


MURMUNN‘
17時半を待って、マームンに入る。


パフェがきいているので、ビールではなくハイボールにしてみた。


お料理は、島料理にこだわって。
徳之島産キャッサバ芋の「キャッポテ」。

甘い香りの、おいしいあつあつポテト。

そうめんチャンプルー、油そうめん。

徳之島のそうめんちゃんぷるーは、沖縄のとは違うらしい。

ひとりでふらりと入っても、居心地は悪くないけれど(第一早すぎてほかにお客さんがいなかった…)、



一人だと食べられる品数、量に限界があるのが、ひとりで来て悔やまれるところ。
もっと大人数で来て、いろいろ食べてみたい。
しめて2050円。


こうしてホエールウォッチング&ホエールスイムだったはずの2月25日が暮れた。
あしたは、ボートも問題なく、海況も良さそうで、いよいよホエールウォッチング。
そして、スイムといきたいところ。

くじらをめぐる離島旅2019(2)2019.2.24 徳之島くじら前夜、ぷち食べある記

2019-03-09 22:54:11 |  旅行
2月24日日曜日。

午前4時45分、品川駅をめざして家を出た。
まだまだ寝静まっている、暗くて冷たくて寂しい早朝の街を、徒歩25分。
ちょうど10日前の午前0時過ぎ、久米島がえりのときも、この道をとぼとぼと歩いていた。
もう、あしたから徳之島で、思いっきりくじらリベンジしてやるっ!
先々週の久米島の、そして、昨年の徳之島のぶんのリベンジだーーー!!
って、どんだけはずしてんの???

そもそも去年の徳之島は、食べ歩き化。
予定していた3日間のうち2日は海が荒れ、ボートが出なかった。
ま、今回は、天気図的にはあまり問題なさそうだし、3日あるし、なんとかなるだろう。

さて、品川駅から午前5時15分発の空港快速に乗り、羽田空港国内線ターミナル駅着が5時32分。
鹿児島ゆき6時25分発の始発便にだって間に合う余裕だけれど、私のフライトは午前8時発。
これまで、羽田-鹿児島も、鹿児島―離島も、よく条件つき運航になる印象があって、実際に引き返された経験があるわけでもないのに、万が一、振り替えが必要になったときのために、万全を期してみた。 

カウンターで荷物を預けたら、腹ごしらえ。
地下1階に戻り、今はまっている「あまおう苺メロンパン」のある「Vie de France」へいそいそと向かったが、まだ営業開始前だったので、モノルンの前にすわって、6時15分の開店を待ってみた。

でも、シャッター上がっても、オープン直後は、なっしんぐー。
2~3分で、3種類ほどのパンが陳列されておしまい。
そこに「あまおう苺メロンパン」はなく、「あまおう苺メロンパン」でなければ、別に「Vie de France」のパンである必要はない。
クレジットカードで入れる「エアポートラウンジ」に、朝はベーグルあったよな〜、と1階に上がるが、ラウンジが見当たらず、ググったら、リニューアル工事でクローズですと。
同じくカードで入れる、制限エリア内の「POWEWR LOUNGE」では、朝のみクロワッサンが食べられるらしいが、やっぱり10回入れるクーポンのあるさくらラウンジにしよう。
というわけで、保安検査を受けたら、売店でお手頃なたまごサンド@330円をGETして、むしゃむしゃ。
そして、さくらラウンジに入ったら、ついつい早朝ビール。
一番搾りと黒ラベル。
悩むーーー!
でも、結局飲んでる黒ラベル♪

宮古島ゆきのさくらジンベエJETをしばしウォッチ。



JAL643 羽田空港0800 鹿児島空港1000
さくらラウンジを出てゲートに向かうと、「本日は、鹿児島空港付近の悪天候により、鹿児島からお乗り継ぎがあるお客様は、お乗り継ぎできないかもしれない」云々の不吉なアナウンスが聞こえてきた。
まぢか!?まあ、なんとかなるだろう。

そんな氷雨降る鹿児島空港には、定刻よりちょびっと早い10時前。
トランジットは3時間20分。
7時前に食べたタマゴサンドでは、小腹が減ってきたところで、到着階のANAフェスタにあった「西郷どんさつま揚げ」にひかれつつ、丸1枚食べたいほどでもないな~、と2階に上がる。
ラウンジに向かいがてら、土産物屋の冷蔵ケースのさつま揚げ試食が見えたので、ちょっと味見させてもらおうとフタを開けてみた。
タッパーの中には、人参入り、ゴボウ入りなど、いろんなバージョンがあって、どれにしよう…と迷ってしまう。(そのときの私には、複数いただくという概念はなかった。)
ちょうど私がにんじんバージョンに楊枝をさしたとき、60代と思しき女性がヌッと現れて、「あら!私もいただくわ!」と3~4ついっぺんにくし刺しにしてぱくっ。
おばさんは、「白いのがいいのよ、何も入っていないやつ!」
「私は鹿児島生まれだから、よーく知ってんのよぉ!ほらぁ、白いのがおいしいでしょ!」と一言。
「あ、確かにそうですね!」と答えていると、そこに、アラフォー女性が来て不思議顔。
「お母さん、この人に教えてあげたてたのよ。さつまあげは白がいちばんって。」と誇らしげに去っていった。

それにしても、どこの土産物屋も、鹿児島空港の試食は気前が良い。
さつま揚げだけでなく、かるかんや、紫いものお菓子などなど。
なんだかんだ、各店のさつま揚げの試食めぐりをしたあと、カードで入れる「スカイラウンジ菜の花」で、ランチまで時間つぶしに突入。
鹿児島空港は、空港値段で高めだけど、隠れたB級グルメスポットなのに、こんどはラウンジの「黒糖バナナチップス」がおいしくて、昼になっても、空腹になることはなかった。
鹿児島空港ランチ、けっこう楽しみにしてたんだけど…。


JAL3795 鹿児島1305 徳之島1410
去年は、徳之島ゆきのフライトがディレイ。
きょうは、悪天候の影響ありかもと羽田でアナウンスしていたわりには、徳之島ゆきJAL3795は、定刻より5分早く出発して、8分早く着いた。



ブルー・マリン 空港店
ホテルのある亀津ゆきバスは14時50分発で、荷物をとったあとも40分ほど時間があった。
去年はディレイで、徳之島に着いたのは、このバスが出たあとだったから、これだけでも格段の進歩。
バスまで40分あればと、空港レストラン「ブルー・マリン」で遅いランチ。


この徳之島子宝空港の規模のわりには、けっこう充実のショーウィンドゥ。

「島豚の軟骨定食」「昼下がり限定 特許取得島ハーブ向春草とさとうきびトロ~リ蜜がけケーキみたいなフレンチトースト」「黒糖ジンジャーエール」など、気になる島メニューも充実。

でも、テーブルにつくと…

一日限定20食の「鶏飯」に即決。


テーブルに置かれた時こそ、「トリ臭っ!」と思ったけれど、


熱々スープをご飯にかければにおいも気にならず、美味しいこと!



もう、毎日食べたい!

そして、バス出発時刻の10分前にはバス停でスタンバイしたけれど、乗客2人で出発。
とても小さいバスで、ダイビングバッグを乗せるのには向かない。
約1時間の道中、乗客数はMAX3人。
亀津までバス1020円、去年タクシー4500円かかったことを思えば、これまた進歩。


ホテルレクストン徳之島
ことしもレクストン泊。
小さな部屋だけれど、こぎれい。


ことしは、去年とは反対側の部屋で、かろうじて海が見えて、ビューが去年より、わずかに進歩。


ズームすれば、ワイヤーガラスのむこうにマルエーフェリー。

あの堤防のすぐむこうで、くじらの親子が遊んでいることがけっこうあるらしい。

そして、日没どきには、ハクセキレイがレクストン前の電線に大集合。

ホテルからの注意は、「頭上からの落とし物にお気をつけください」。


ラーメン来来
夕方、明日の朝食買いに、パン屋さんの「ピーターパン」に行ってみるが、外から見るに、塩パンぽいのが1種類残っているだけだったので、入らずにすごすごUターン。
レクストンに戻りがてら、気になっていた「ラーメン来来」に入る。

まだ5時半で、早めの夕食。
なにしろ、けさは4時起きだったので、あしたのホエールウォッチング、願わくばホエールスイムに備えて、早寝しなきゃ。



この店は、「味噌バターラーメン」が人気のようだけれど、少しでもカロリーおさえようと「醤油ラーメンお願いします。」
そう言った刹那、大将がまだ白い餃子を手にしているのを見てしまい、反射的に「あと、餃子で。」と口が言い…。
鶏飯からたいして時間がたっていないので、おなかもすいてはいないのに…。

ラーメン500円は、昔懐かしい、町のラーメン屋さんの味、餃子400円は、にんにく効いていていておいしい。



あとから入ってくるお客さんの多くは味噌バターラーメンをオーダーしていた。
私も味噌バターを食しに、また来よう。

満腹でホテルに帰り、あしたのピックアップは何時かな~なんて思っているところに、ホエールアドベンチャーさんから、きょうボートが故障し、明日の朝は海に出られそうもない、午後もどうかわからないとの連絡が…。
あーれー???
もしかして、今年は、クジラに見放されてる!?

まあ、あしたがダメなら、まだ、あさってと、しあさってがある!!

くじらをめぐる離島旅2019(1)くじらチャレンジ第一弾 久米島 2/13 ほぼくじら以外のレポート

2019-03-06 21:48:44 |  旅行
与那国のあと、圧縮空気とはしばしお別れ、いよいよクジラシーズンに突入。

第一弾は弾丸久米島。
2月12日 JAL921 羽田16:00 那覇18:55
2月13日 RAC871 那覇07:40 久米島08:15
2月13日 RAC884 久米島19:10 那覇19:45
2月13日 JAL922 那覇20:50 羽田23:00
那覇前泊して、久米島は日帰りの強行軍。

ホントは往路も最終便にしたかったが、航空券代が高かったので、安い夕方のフライトにしたので、ややマイルドな弾丸。

さて、那覇のホテルは…
Little Island Okinawa 旭橋

Mr.Kinjoシリーズ同様、今はやりの、生活家電つきコンドミニアムスタイルのホテルである。
1泊7500円程度で、半泊利用には値ごろ感はないが、今回は、Mr.Knjo in Violette旭橋より安かったので、ここにした。
何よりも旭橋駅から2分の好立地。
駅近だから、小雨が降っていたけれど、なんくるないさー。

細っこいビルで、ホテル名の表示も主張していないので、見落としそう…。


小さな共用玄関のポスト。


鍵をあけて部屋に入ると、まずはキッチンと洗濯コーナーが目に飛び込んでくる。

ここの打ちっぱなしは、かなりひんやり感がある。
冬の夜だから、なおのことだと思うけど。

奥の寝室も…




1階の部屋が数百円安いので、けちって1階にした。カーテン開ければ居酒屋「東雲」である


寝室手前にトイレがある。




玄関横には、旅行者には収容力ありすぎのシューズボックス。


玄関入って左手に、バスルーム。

バスタブ、小さい。

備品は、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ。あとはコンプリメンタリーのスポンジ、レザー、歯ブラシセット。


寝室入り口側の壁は、しましまペイントになっており、これが打ちっぱなしの寒々しい感じをやわらげている、
テレビ。


クローゼット。


開けてみると…


ハンガーは足りない。アイロンとアイロン台もある。


掃除機。


シンクの横の棚に、バスタオル、フェースタオル、コップとマグカップが2セットずつ。


洗濯機、乾燥機、電子レンジ、電気ポット、冷蔵庫。


ベッド横の備品。


ここの良いところは、寝室とキッチンの間に、ちゃんと扉があること。
Kinjoもそうだけれど、キッチンあっても、食事広げるようなテーブルがないのが残念。(って、食べ歩いてるけど…)
ダイバー的には、浴室乾燥機能があるKinjoの方が便利かな。
あと、器材を干すことを考えると、バルコニーのない1階はやめたほうがいいかも。
長期滞在には狭いけれど、まあまあな感じのホテルだった。


そんな旭橋のお楽しみはB級グルメ。
あしたは、船酔いしないとはいっても、決して楽ではないくじら船だから、今夜のうちに、がっつりいっときたい。
でも、まだまだ宵の口、ジャッキーステーキハウスは行列必至なので、三笠のがちまやステーキでも…と思いながら、定食屋「三笠」へゆき、
「三笠」本日のスペシャル、「きのこのハンバーグ」@800円。

ハンバーグとカツと目玉焼き。
どう考えても、食べすぎだけれど、ぺろりと完食。
三笠といえば、おばあになりかけのおばちゃんたちが、きびきびと厨房を切り盛りしているイメージだったが、ここ2年くらいで、留学生バイトが大半になってしまった。
なんだか、古き良き沖縄の光景が、どんどん失われてゆくようで、さびしい。


そして、あくる2月12日。
ここからが本題、でも…。

まず、部屋を出たら、雨音びちゃびちゃ。
室内では気がつかなかったけれど、本降り。
朝3番目のゆいレールで空港に向かったら、 始発に比べるとすいていた。たまたまかな!?
空港に着いたら、久米島ゆきフライトは、久米島上空の悪天候により、那覇空港に引き返すかもの、条件付き飛行。

戻ってくるなら、飛びたくないなぁ…。
まあ、私の辞書に引き返しはない、とRACに乗りこむ。






でも、島にしっかり着いた。



久米島くじら船2019
2月なのに、思ったより寒くない。
雨も上がって、出航のとき、パーフェクトレインボー。



「いいことありそ♪」と、誰もが思っていたはずだ。

しかし、そのあと土砂降りになったり、晴れたり、また降ったりと、天気が目まぐるしく変わった。
そして、かんじんのくじら。
いないわけではない。
水に入るチャンスもあったけれど、久米のホエールウォッチ的には、これまででいちばん残念な感じだった。
前の日は、大爆発だったらしいのに。

重かった一眼と望遠レンズがむなしい…。
ま、長くやっていれば、こんなこともあるさー。

久米島のホエールウォッチングは、後にも先にも、ことしはこの1日だけ。

さらに、くじら船帰りには、久米島空港の「パーラー球美」で、あれば野菜そば、売り切れていたら久米島そばをいただくことも、楽しみの一つなのだけれど、無情にも、「パーラー球美」の明かりは消えていた。

RAC最終便は遅れているということで、1便早いフライトに振り替えられて、しょぼぼーんと島を去った。



那覇空港 ポークたまごおにぎり本店
久米島空港でそばを食べられなかったので、那覇に着いたら、急ぎ「空港食堂」へ向かう。
が、時すでに遅し、「空港食堂」は、すでに営業時間外だった。
でも、なにやらANA到着出口側に行列ができている場所がある。
近寄ってみると、「ポークたまごおにぎり本店」ていうのができていた。
迷わず入ってみる。

店内にはチューリップのポーク缶が山積みされているのが素敵。
ゴーヤの天ぷらの入ったポークたまごおにぎりにしてみる、



うまい!
ポークと卵と、ゴーヤのシャキシャキ感のバランスが絶妙。


かつおだしが効きすぎた、もずくスープもおいしくて、もう、B級グルメ最高。

このあと、搭乗前には、閉店準備中の売店で、紅いもソフトをしっかり食べて、羽田便に乗り込んだ。

くじらの背中しか映さなかったカメラとロクハンが思い、真冬の夜中の帰り道。
羽田を発って、羽田に戻る、その間31時間だけの、くじら旅が終わった。