くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

週末KK旅行3~Mantanani~ 2006年7月2日

2006-07-02 23:59:56 | コタキナバル
けさは快晴。
それでも、KKとマンタナニの天候はまったく違うということで、出発ぎりぎりまでマンタナニゆきは確定しなかった。
ショップが現地と最終的な連絡をとって、なんとかボートが出ることになった。
そして予定どおり、午前7時すぎ、マンタナニにむけて出発。

マンタナニに行くには、KKからコタ・ブルというところまで約1時間のドライブ、コタ・ブルから、川を下り海に出て、マンタナニまでボートで小一時間という道のりだ。
コタ・ブルまでの道は、田んぼが多く、牛さんたちが歩いている。時には、牛さんが車道の真ん中に座り込み、車を止めてしまったりという、微笑ましくも、困った光景が繰り広げられる。
高床式の民家の下には、強そうなニワトリたちがうろうろ。

コタ・ブルのJettyからボートが出ると言われていたが、車が入っていったのは、どうみても民家で、シャイでかわいい子ども達と、頼りなげな子猫たちがお出迎え。
その民家のすぐ横が海で、そこにボートが1パイつけられていた。民家の人々は親切で、トイレも快く貸してくれる。
トイレは、キレイに掃除をしてあったが、マニュアル水洗(水をためた大きなバケツがドカンと置いてあって、そこから手桶で水を流すやつ)だった。
あとから入ろうとした友達には、「今、どうしてもトイレに行きたいのでなければ、入らない方がいいかもよ」と言ってしまう感じだった。

ボートでコタ・ブルを離れると、キナバル山が見えたが、いつもKKも町や、タワウゆきのフライトからみえるキナバル山の形(まさにサバ州の州旗に描かれているキナバル山や、絵ハガキやガイドブックの写真)とは、まったく違った形だった。

コタ・ブルから、川を下り、海に出ること、約1時間でマンタナニに着くと、ジュゴン探しで島周りをボートでゆっくりと流す。
ボートから見る島は、こじんまりしていて、白砂がとてもきれいだ。
マンタナニには、マンタナニ・ブサル(大)と、マンタナニ・クチル(小)のふたつの島があり、両方とも一周ずつしてみる。
あらかじめいない、と聞いていたけれど、やはりいなかったジュゴン。
残念だけど、生き物だし、しかたがない、と思うしかない。

マンタナニでの2ダイブもマクロ系。
特にレアものがいるわけではなく、スター性のあまりないハゼや、ミノカサゴとか、ヤッコエイとか、普通種ばかりだけだったけれど、白い砂地のため、明るく、のんびりリラックスな感じ。
水面休息の間に、島に上陸してBBQランチ。
サテーなんかが出て、ダイビングの合間のランチにしては、わりとおいしかった。
2ダイブめの前にも、島周りをジュゴンさがしで一周するが、やはりお留守だった。

ジュゴンが来なくなったのには、悪天候続き、とか、餌である水草を食べつくしてしまったから、と、さまざまな意見が。
もともと、ここのジュゴンのニッキーは、島の子ども達が小さな船で遊んでいるところに、ひょっこりと顔を出したのがはじまりで、それから頻繁に、子ども達のところに遊びにくるようになったという。
また、ジュゴンが現れる島になりますように。

週末KK旅行2~MAMUTIK~ 2006年7月1日

2006-07-01 23:40:08 |  ダイビング
午前7時。
いちおう雨はやんでいる。
ダイビングショップの車が、約束どおりピックアップに来たが、送迎くんに「この電話に出て」と、いきなり携帯を渡された。
電話口のダイビング・スタッフに、「マンタナニに今朝確認をしたら、マンタナニの天気はまだ荒れていて、今日はボートが出せません」とのこと。
でもって、かわりにKKでダイビングすることになった。
KKまわりの南シナ海には、いくつか島あるが、きょうは、その中のマムティック島でのダイビングになった。

7時に来た送迎くんたちは、KKダイビングの集合はもっと遅いので、また来ると言って、去って行き、約2時間ほど部屋で待機したのち、再出発。
町のはずれにあるフェリー・ターミナルから、マムティックまでは、ショップのボートで出かける。
このフェリー・ターミナル、大げさにいえば、竹芝桟橋をギュっと凝縮したような感じで、まだ新しい。
マムティックは、私が99年にダイビングのインストラクターコースを受けたり、また、ここでファン・ダイブをしようとすると、なぜか2回に1度は、PADIのPROJECT AWAREにあたり、ゴミ拾いをしたり、とある意味思い出深い島なのだ。
透明度は、どといらかというと、いつも悪めで、1m以下の時には、ダイブマスター以下、全員がお互いをロストして、別々の場所で浮上したこともあるくらいだ。
なぜか、インストラクター試験の日だけは、スコーンと抜けていたが、その他の時は、透明度5m前後くらいな感じといえる。
だけど、嫌いじゃない。
どんよりとした曇り空の中、そんなマムティックで2ダイブ。
実際には、スルグ(SULUG)という小さな島のリーフで潜った。
ダイビング代には、器材レンタルが含まれているし、今回は、土日2日間だけのダイビングなので、My器材は持ってこなかった。
レンタル器材を使うのは、ダイビングでオープンウォーターコースを取得した時以来。
どこのものかわからない器材ではあったが、手入れもよく、なんの問題もなかった。
このあたりの水中は、ときどきアオウミガメが通る以外は、マクロわーるど。
サンゴが茶色系なのと、魚たちもとりわけカラフルな奴らはあまり見ないので、カラリング的には地味めだ。それでもサンゴはとても元気だし、クマノミは、9種類が見られる、という、マクロずきにはけっこう楽しめる海だ。
今日は、雨続きのあとで水中はにごにごで、よくみえなかったのが残念だけれど、ふつうは、目が慣れれば、深場の砂地に、ヒレナガネジリンボウがいたり、ロックの影には、ニシキフウライウオがいたりする。ウミウシもいっぱい。
あとは、KKならではよく見るものとして、地味なヘコアユがもれなく目につく。

さて、マンタナニのデイトリップが560リンギット、KK2ダイブが250リンギットで、ういたお金で、きょうはカンダマン・スパへ行ってしまった。
あした、天気がよければ、マンタナニに再チャレンジ予定。