くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(15)パープルビューティー Pseudanthias tuka

2013-03-28 22:44:56 | シパダン図鑑
シパダンにはパープルビューティもいっぱい。
寄りにくいようで、集合写真(?)しかない。
多数で舞っているのを見る方がなごむ。
目の前がパープル一色になる、肉眼でのウォッチがいちばん。
浅瀬の枝珊瑚畑のいたるところでパープルワールド展開中。













♀単体。



2013年3月モルクル日記(1)シンガポールへの夜間飛行

2013-03-28 12:35:06 |  ダイビング
冬のお楽しみは、乾期のモルディブ。
長かった今年の冬にも、ようやく終わりが見えてきた今ごろになって、やっとモルディブへ行く日が来た。
ひとり紆余曲折をへて、なんとか手にしたモルクル旅。
心はシパダンなのに、モルディブへゆく矛盾。
なぜならモルディブには、ガーフ環礁があるから。
去年の南下クルーズ転じて赤道越えクルーズで、絶対また潜りたいと思ったガーフ。
クルーズでガーフに行くのは、乾期のスペシャルコースだけなので、ある意味、嫌いな冬を待っていた。
ガーフ環礁では、王道コースのように、お約束でマンタやジンベイに会えるわけではない。
でも、チャネルダイブの強い流れが爽快だし、何が出るかわからない期待感がある。


アイランド・サファリ・ロイヤル
今の私には、モルディブにホームとするリゾートもサファリボートもない。
おととしはブルーシャーク2、去年はイクエーター、そして今年はアイランド・サファリ・ロイヤル。
どこにも定着しない感じ…。
ブルージャーク2は、今年は赤道系の企画がない。
去年に引き続き、イクエーター号に乗りたい気もしたが、赤道超えたアッドゥももれなくついてくる。
アッドゥのサンゴはとてもきれいだけれど、シパダンのサンゴで十分満足しているので、モルディブでは、サメ、サメ、サメなチャネルダイブをキボンヌ。
おまけに、私は赤道に近づくほど快調になるのに、赤道越えると体調不良になる傾向が…。
去年も赤道超えたアッドゥでリバースブロック起こしたし、ボルネオだって赤道超えたカリマンタンサイドや、まして南半球のランギロアに行ったら、おなかが痛くなる。
ま、ダイビングできる程度のぷち体調不良ですんでいるが。
こんなことで、いつの日かガラパゴスやココ、南アに行けるのだろーか?
そんなこんなでイクエーターに決めかねていたところに、アイランド・サファリ・ロイヤルには、「ひたすらガーフでダイビングコース」があるのを知り、迷わずエントリー。
しかーし。
いまの職場で新人の私は、年休争奪戦にあっさり敗退。
1週ずらせば休みがとれるが、「マーレへ向かって北上コース」になるので、ガーフでのダイビングは激減する。
でも、マーレからガーフへの南下途中にはおもしろいポイント満載なので、北上で妥協すっか、と翌週に変更をお願いしたら、すでに満席、キャンセル待ち多数で見込薄とのこと。
申込金も払ってあったので、ダメ元で空きが出たら入れてくださいとキャンセル待ち。
イクエーター号にはまだ空きがあるという話で、しばらく様子見をすることにした。
そして、金曜下船のみのアイランド・サファリ・ロイヤルと土曜下船のみのイクエーターのどちらに転んでもよいように、SQでマーレまで7万という、変更可能な航空券だけ先にGETし、旅行会社にはクルーズだけの手配にしてもらうことにした。
その後、出発1か月前が近づきいても、音沙汰なかったので、「キャンセル待ちは断念します」と連絡したら、なんとかお部屋の調整ができそうですとの話で、アイランド・サファリ・ロイヤルに乗ることになった。

SQ11 成田2050 シンガポール0340
さて、私が買ったチケットは、安いだけに、利用可能な便が限られていて、こんな便。
羽田発深夜便には使えない。
羽田発朝便は使えるが、午前6:35発。
どうやって羽田にゆける?
公共の交通機関を使ってたどりつけるのか?
タクシーの割増料金払ったら、安いチケット買った意味がない。
早朝羽田への到達にはかなりの苦難が予想されるので、あえて遠い成田発にした。

でも、18:00に会社を出て、20:50発に間に合うんだろうか?
SQのチェックインクローズは、ホームページによれば40分前。
18:33の東京発N'exに乗れれば、じゅうぶん間に合う計算だ。
万が一乗り遅れたら、翌朝羽田の便に空きがあることを祈るしかない。
私が東京駅にたどり着くには、新橋までメトロで出て、JRに乗り換える。
ラッシュだし、総武快速のホーム深めだし、ちょっと仕事ではまったら命とり。
Google地図で、会社の所在地から東京駅までの徒歩移動を調べたら33分。
へー、ところどころ走れば、歩きでも間に合うんだ、とちょっと安心。

幸い、18時にさっさと会社からの脱出に成功し、ジョギングすることなく、ぎゅうぎゅうのメトロで新橋へたどりついた。
総武快速の千葉方面ゆきホームなんて、学生のとき、北谷津の乗馬クラブに通っていた頃以来でテンパるが、ホームに降り立ったのが18:21。
総武快速は、とばすし揺れるので、何度もよろめいた。
ふだんの通勤で慣れてるらしいまわりの人はよろめかないので、気まずい。
東京駅でN'exにのりかえ、ほっ。
車掌さんが来て、通路をはさんで隣に座っていた男性の「キップを拝見」してるので、私もキップを手にスタンバるが、車掌さん、きょろきょろしてて来ない。
寝たいし早く検札してー、と思うが、なぜか私はスルーされる。
まわりの人は、車内販売のビールなんか買って飲んでる。
私はSQでTiger Beerもらうまでがまんしよーっと。
日も暮れているので、わずか1時間の乗車時間をとても長く感じる。

成田についたら、猛ダッシュする男子が2名。
あんなにあわてて気の毒に、私はまだまだ大丈夫と余裕で4階にあがったら、「SQ11便の搭乗手続きは間も無く終了します」とアナウンス。
まぢですか?
空港宅配カウンターへ荷物をとりにゆき、アナウンスにもかかわらず、悠長に靴を履き替え、ブーツとコートをバッグにおしこむ。
空腹は極限に達するが、機内食までがまん。
しかし、ゲートで搭乗まちの行列に並ぶ手前で、ショートブレッドが目に飛び込み、買ってしまった。

ひさびさのA380、ひさびさの二階席。
離陸しイヤホンが配られたら、さっそく見たかった「Life of Pi」を観賞。
映像的には、映画館の大スクリーンで観るべき作品だ。
宗教観だとか、死生観だとか、哲学要素に満ち満ちていると同時に荒唐無稽で考え始めるときりなく難解なおとぎ話。
ダイバー視点だと、海の生き物のCG(3Dで見たら見事だろうと思うけど)にはツッコミどころがけっこうある。

パイを見ているうちに、隣のインド系ビジネスマンに出てきたベジタリアン・ミールがスパイシーな香りを放ち、ちょっとうらやましい。
ふつうのミールは、きょうはビーフとチキンのチョイスで、ビーフにしたら、ビーフシチュー的なミールは、おいしくなかった。
こんなことなら私もベジタリアンにしとけば良かった、と悔やむが、なんかとっても臭うミールであることが判明。
さて、???な気持ちで見ていた「Life of Pi」が終わった。
あんまり後味もよくないし、好きになれない映画だった。
続いて、「Kingdom of the Oceans」というドキュメンタリーを観た。
これ、すごい。
パイのCG映像のエアさかなとちがって、やはりリアルさかなはすごい!
どこの海とは詳細に特定していないが、大物ばかりが目白押しの映像に羨望。
冒頭は、南アメリカで、魚の群れを狙って来るハシナガイルカの大群や、正面から迫ってくるキハダマグロの群れ、devil rayの群れ。
また、どこかの海のカジキの群れ、マンボウ、ジンベイ、シイラ…
南アフリカのサーディンランで、イルカとサメと海鳥が入り乱れ…
そして、太平洋のどこかでハンマーヘッドの群れ。
シロナガスクジラや、最後は川を遡上するシャケ…。
すべてが大迫力。
う~ん、たまには水中イルカ見たい…と思っているうちに睡魔には勝てず、途中で落ちてしまった。
ここまでは望めないけど、ガーフやアッドゥのツアーでは、イタチザメやカジキなど大物レポートがブログにUPされているから、私もなんか大きいもの見たいなあ。
モルディブのハンマーは期待薄だけど、去年1年はハンマー1本も見てないし。
だけど、みたいみたいって、ギラギラしてゆくと見られないんだよなーと思っているうちに、さすがに日本の真夜中なので、これ以上、映画を見る気にはなれず、眠ることにした。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(14)キンギョハナダイ Pseudanthias squamipinnis

2013-03-14 12:59:46 | シパダン図鑑
これまでオレンジのハナダイは、すべてキンギョでひとくくりにしてしまっていた。
それが正真正銘キンギョハナダイであろうと、アカネハナゴイや、バラナガハナダイであろうと、全身オレンジ色ならすべてキンギョだと思っていた。
なにしろ金魚花鯛、英語の名前もSea Goldieなので、キンギョルックスなものがキンギョハナダイと単純に。

古いハナダイの写真をみて、これは誰?と日本の海水魚を開いてみた。
金魚すくいのキンギョと、色も形も似ているのがキンギョハナダイという先入観で、キンギョハナダイのページはスルーしてみつけられず。
次に「Southeast Asia Tropical Fish Guide」をひっぱりだしてみたら、わからなかったハナダイの名は、Jewel Basslet。
しかも、♂写真しかなく、私の頭の中では、とうていキンギョに置きかわらなかった。
しかも、♂のデザインは、バリエーション豊富。

これはJewel Basslett。


これもそう。




和名はなんじゃ?と、学名でググったら、それはキンギョハナダイで脱力。
キンギョハナダイは、沖縄のは目の周りがピンクだし、モルディブのは青いし…
シパダンのは、目のまわりも、目の後ろのラインも薄めだ。
あまりに多様で、シパダンで私がキンギョ女子会と思っている子たちも、はたしてキンギョハナダイなのか、確信がもてなくなってきた。
左後方ヤギの中に、メンズのボディが見えるから、たぶんキンギョハナダイ。


目の後ろに淡い色だけどラインがあるからには、キンギョハナダイ。
アカネハナゴイの女子は、は鼻先から口までのラインだし、バラナガハナダイはもっと深いしラインがない。


普通種だけど、キレイでかわいくて、こんどはもっとガン見して、種類を見極めたい。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(13)スミレナガハナダイ Pseudanthias pleurotaenia

2013-03-13 23:34:44 | シパダン図鑑
すっかりサロンパスのあだ名が定着したスミレナガハナダイ。
英名はSquare-spot AnthiasやPink Square Anthiasと、見たまんま。
Mirror Bassletなんてのもあるが、鏡には見えない。
はじめてサロンパシーズ(?)を見たのは、はじめてのパラオ、チェックダイブで潜ったビッグドロップ。
思えば、こんな色合いの、TUSAのドライスーツを着ていた時代もあるけれど…。
どうも、このサカナのデザインが好きになれない。
サロンパスが四角いのがいけないんだ。
迷彩とか、ダルメシアンやホルスタインのぶちっぽい形とか、もっと抽象的な柄だったら、好きだったと思う。
性転換中で、サロンパスが目立たないやつの方が、デザイン的にはキレイに思えたりもする。
あと、シパダンのは大きすぎるのも、かわいさにかける。
だけど、むなびれとか、超キレイ。







こちらは女子。かわいらしい顔だけど、シパダンのは、やはりデカい気がする。




男子の斜め後ろ、背後霊のようになてしまった女子…


シパダンでは、そこここで見られる。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(12)アカネハナゴイ

2013-03-12 10:01:08 | シパダン図鑑
ハナダイファミリー第二弾。
個人的にハナダイ萌えなのに、なぜか萌えないアカネハナゴイ。
Peach anthiasとか、Redfin anthiasという名まえのように♂の顔はピーチ、体はオレンジ、背びれが真紅という色彩はとてもキレイ。
でも、萌えない…。


どうもこの、とさかのように主張する背びれの形と、口がとがっているところがいやだ。


♂がいつもとさかふりかざして、ピピーッってな感じで、群れを統制しようとテンパってるのが好きになれない。
だいたい他のハナダイとちがって、ヤロー率が高すぎる・・・


このハナダイに限っては、女子たちのほうが、シンプルでかわいい。
と、個人的なデザインの好みでは思う。

いつも背びれを主張しているので、アグレッシブなハナダイなのかと思いきや、実は大人しい子らしい。
コーラルガーデンの入り口の浅瀬に、とにかくいっぱいいる。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(11)メラネシアン・アンティアス

2013-03-11 09:43:16 | シパダン図鑑
鮮やかなオレンジやピンクが多いハナダイファミリーの中では、比較的地味なメラネシアン・アンティアス。
東南アジアの海では、平平凡凡な存在。
そんなメラネシアン・アンティアスをハナダイファミリーで最初にとりあげたのは、写真をほとんど撮っていなかったから。

♂は鮮やかなチークが特徴で、英名は【Melanesian Anthias】より【Red Cheeked Basslet】の方が一般的かも。
ベルビアで撮った1枚は、ちょっと変わった色合いになったけど、爽やかなルックスのハナダイさんだ。


♂のまわりに6匹いる、淡い黄色の子たちが♀たち。


アカネハナゴイらと混じっているけど、浅瀬にいっぱいいる。
アカネハナゴイの♂みたく、テンパってなくて好きだ。




エキジット前の癒しである。

銀塩映写会 (15)久米島

2013-03-07 14:40:44 |  ダイビング
はじめて潜った南の海が久米島。
ちょうど30本め、超初心者だった。
力量もないのに、周囲の人びとの思いやりと協力でトンバラに連れていってもらい、これで完璧にダイビングにはまった。
(ただ、「クマノミ城に行きたいんですけどぉ~…」という、いかにも若い女子っぽい要望は、ヤローども、いえ、じぇんとるめんに却下された。)
そこには、青くてクリアな海、白い砂、地形、サンゴ、回遊魚、マクロ、島に漂うのんびりした空気と、私がダイブトリップに求めるすべてがコンパクトに詰まっていた。
あーんど久米仙。
なので、今もって久米島への思い入れは強い。
シパダン、モルディブに並ぶ好きな海は久米島だと言える。
なのに、足が遠のいて久しいのは、やはり私が持っているダイビング器材がトロピカル対応しかできていないことと、コスパの問題。
毎年、今年こそは久米島へ、と思っても、限りある休みとバジェットが、それを許さない。
だから朝は久米島産あぶら味噌でごはん、夜は久米島の久米仙を、シークワーサーも久米島産にして、久米島にこだわってみる。

行かなくなって久しい久米島同様、もともとダイビングワールド派だったので、買わなくなって久しいダイビング雑誌。
月刊ダイバーは、せっかく写真はキレイなのに、あんまり旬でない芸能人をフィーチャーしているのに賛同できないから買わない。
マリンダイビングは、昔から変わらぬつくりにホッとするけれど、購買意欲はかきたてられない。
そうは言っても、毎号両誌とも、立ち読みはしっかりしている。
3月号のマリンダイビングには、ちょびっとだけ久米島の特集があって、
「海外ですか?」
「い~え、久米島なんです」
とか書かれていた。
確かに久米の写真は、特徴的な地形が入っていないものだと、シパダンと区別がつかないラインナップ。


































アケボノハゼをはじめて見たのも久米島で、ちょうどアケボノがメジャーになりはじめた時代のことだ。
しかも、はじめて水深50メートルまで連れられての観察。
浅いときには水深12メートル程度から、あちこちにいるシパダンとちがって、深海に一匹、孤高に暮らす久米島のアケボノは凛として、異様なオーラとありがたみがある。
1匹だけのアケボノを、みんなDECO必至で囲むのだから、引っ込めてはたいへん、あまり近づけない。
おまけに、今は窒素酔いフリーの私も、当時はくらくら…。





スジクロユリハゼにヘルフリッチも、はじめて見たのは久米だった。

他の海ではお目にかかったことのない、コブシメのハッチアウトなんかも見せてもらった。


あとはシャイなブレニーず。
モンツキカエルウオ…寄ると出てきてくれない。


ギンポも出てこない…。


超失敗写真だけど笑える、シャイすぎて目つきが悪くなってしまった!


久米ではマンタもたまに出て、お約束のマンタポイントではない場所で見るマンタってのはうれしいもの。


トンバラの大迫力地形。




トンバラで見るイソマグロの数の方が、シパダンやモルディブより多い。
2mくらいありそうな真っ黒なGTが、シルバーに輝くメスを2匹も従えて威風堂々と現れたこともある。
ダッと来てダッと去る、ワイルドなギンガメもいる。
こうなると、いないものは、縞々のバラクーダぐるぐるくらい?
イマズニでは、タイワンカマスの群れはよく見たけれど…。

ビーチも、畳石、はての浜と美しい。
公園で水面休息、お弁当を食べていると、トカゲが人を通り道として歩いて行ったりする(鳥の足みたいで、けっこうがさっぽくて痛い)自然の豊かさ。
ダイビングをはじめるまでは、爬虫類なんて、ギャーだったが、今は南国のトカゲやヤモリは平気になった。
他の離島より、那覇から近くて、でも、久米が沖縄一バラエティに富んでいる。
こうして、久米を考えると、久米に行きたくてしかたない。
寒さを感じにくい燃焼系になるために、ロクハンでも少ないウェイトで潜れるよう、ワークアウトして、来年の冬こそは、トンバラのハンマーヘッドを狙いたいもの。
が、毎年そう言って早何年!?
毎年、秋口までは、来シーズンは、絶対冬の久米に行く!と決意も固いが、銀杏が黄色くなるころには、簡単に決意はゆらぎの繰り返し。


さて、久米からはずれて余談。
同じく3月号、月刊ダイバーの方は、「世界遺産への旅 スリランカ」という特集が組まれていた。
日本人はスリランカで心やすらぐ的なことが書かれていたが、私はその逆だった。
昔、モルディブにゆくには、エアランカ(現在のスリランカン航空)が主流で、モルディブに行くには、コロンボ1泊が必要だった。
まず、コロンボ空港に着くと、変なニオイがした。
私は成田のにおいはわからないが、成田が醤油くさいと言われるのと同じノリ?
ちなみに、ミュンヘンは牛のニオイがして、コタキナバルは夏草の匂いがする。
でもコロンボは、ぶっちゃけ、臭かった。
さらに、コロンボ観光もするというもので、とにかく一刻も早く、まだ見ぬモルディブに行きたいと思ったものだ。
仏歯寺というお寺の、お釈迦様の歯が奉納されているという、たいへんにありがたい土禁の間まで入れてもらったのに、私には響かなかった。
まあ、うちは浄土真宗。
そして、ドロドロの川にいるゾウを見に行き、ゾウに乗せてももらった。



スリランカでのすべてが、全然、楽しめなかった。
ルビーも、ぜんぜんよくなかった。
紅茶も別に…
当時、一番よいと言われていたヒルトンでもシャワーの水は真っ茶色だったし、ヒルトンでも食事がおそろしくまずかったし、ローカルレストランの名物カレーもまずかったし…
ここにいたら、難なく痩せると思ったものだ。

スリランカを好きな人はとことん好きで、世界中旅をしつくしたような人がよく、いちばん好きな場所としてスリランカをあげるらしい。
当時、海外旅行初心者だったから、私はそのよさがわからなかった、ということで。

両誌とも3月号は、私の初久米島とか、初モルディブのために、ただ一度だけ立ち寄ったスリランカといった、超初心者時代を思い出させる内容だったので、写真を貼ってみたしだい。

スリランカには、二度と行くことはないが、久米島なうなレポートを、いつの日かできるといいな。

シパダン ホワイトチップ・アベニュー

2013-03-05 23:17:34 |  ダイビング
ホワイトチップアベニュー(WTA)と命名されたからには、かつてはきっとホワイトチップがたくさんいたにちがちない。
セレベス・エクスプローラは、ここをコーラルガーデン、コーラルガーデンをWTAと、勝手にポイント名を変えてしまったけれど、いまでもここにホワイトチップはいる。


コーラル・ガーデン転じてWTAとなったお隣よりも、ホワイトチップはむしろ、バラクーダ・ポイントとサウスポイントに多い。
いつものことながら、私がここで言うWTAは、世間一般で言うWTAで、セレベス・エクスプローラー版ではない。

WTAに入るときにいつも思うのは、オドリハゼのこと。
ここは、スロープ状の砂だまりにハゼ多数。
すり鉢状のところをのぞけば、オドリハゼがいる。
ニチリンダテハゼやアケボノの方が圧倒的に多いけれど。

浅瀬はサンゴびっしり。
さまざまなアンティアスをはじめとするトロピカルフィッシュが舞い、いつまでも浮いていたい癒しの海だ。
ただ、コーラルガーデンからタートルパッチにいたるまでの、浅瀬の景観は、どこもよく似ている。


シパダンでは、1ダイブで2つ以上のポイントをまたいでのドリフトになることが多いが、ここもミッドリーフからの流れに乗って到達するのが妥当で、最初からWTAを目的地としてゆくことは、かなりレア。
シパダンでいちばん潜っていないポイントのひとつだ。
だから、WTAで撮った写真もあまりない。
そしたら、出てきたのは、オドリではなく・・・

ウミウシ、ウミウシ、そしてウミウシ。




















今回、えあーだいびんぐするまで、気がつかなかったけれど、これじゃ、「にゅーでぃぶらんくあべにゅー」とか、「しーすらっぐあべにゅー」って感じだ・・・。

P90X

2013-03-04 23:35:41 | ホームフィットネス
12月にはじめたP90X。
全13週、91日のカレンダーを先週終えた。
91日のうち、休んだのは、急な飲み会が入った1日だけ。
日曜日はRest or X Stretchで、休んでよし!なカレンダーなのに、貧乏性で休めなかった。
予定のある日は、早起きしてだってこなした。
こんなにプログラムにストイックに取り組んだわりには、タニタの体組成計は手厳しかった。
「P90Xでこんなに痩せたぞ、どや!?」的なレポートはできない。
もともと体重減より、体型に効果と言われているP90Xとしても、ちょっと残念な結果に終わった。
P90Xにはストイックに取り組んでも、飲食が享楽的だったのがいけないのはわかっている。
よく食べたし、泡盛や焼酎は血をサラサラにするというので、よく飲んだ。
特に泡盛はシークァーサーで割ったらビタミンもとれて一石二鳥!?
しかも40度以上の泡盛をコットンに浸して目にあてると、眼精疲労がとれるというので愛飲。
大好きな「くじらのボトル」の綾紫を飲めば、紫芋ワールドで、お菓子を食べずにすむし?
お酒のカロリーは燃えやすい、適量は1日1合までで、週2日の休肝日が健康維持にオススメという話を都合よく鵜呑みにして実行していたら、ぷちリバウンド。
まあ、寒過ぎてタニタの体組成計に裸足に乗るのもいやで、フェーズ3の間、最終週まで乗らなかった油断もあるが、フェーズ3終了前に乗ったら、フェーズ2の時点で減少傾向にあったものが、ちょっと増えて高原状態に逆戻り。
体内年齢が上昇、体脂肪も上昇。
その後も微増と微減の繰り返し。
というわけで、寒さとお酒が大敵だったと思いたい。

P90Xで得たものは、柔軟性。
学んだことは、食べ方ももっと考えないといけないということ。
本当は、付録のミールプランどおりに食事をすれば、効果絶大なんだろうけれど、それでなくても、1日1時間はP90Xに時間割かれるのに、ミールプランのレシピ見て、食事を用意するなんて無理だ。

さて、フェーズ3は5週間。
9週目と11週目、10週目と12週目が同じプログラム。
13週目がリカバリーフェーズとなり、マイルドめ。
各種のルーティンは下記のとおり。

9週目が、
1. Chest & Back, Ab Ripper X
2. Cardio X
3. Shoulder & Arms, Ab Ripper X
4. Yoga X
5. Core Synergestics
6. Kempo X
7. Rest or S Stretch

10,12週目
1. Chest, Shoulders & Triceps, Ab Ripper X
2. Cardio X
3. Back & Biceps, Ab Ripper X
4. Yoga X
5. Core Synergestics
6. Kempo X
7. Rest or X Stretch

13週目
1. Yoga X
2. Core Synergestics
3. Kenpo X
4. X Stretch
5. Core Synergestics
6. Yoga X
7. Rest or X Stretch


フェーズ1と2ではなかった、Chest & Back Back & Bicepsが新たに加わった。
Chest & Backは、ひたすら腕立てがきつい。
ちゃんとできなくてもきつい。
さすがに10週目にもなると、動きに慣れて、ヨガにはうんざりしているけど、最初ほどのいやさは薄れた。
Xストレッチは、すばらしいプログラムだと思う。
最初は前屈しても両手は床からほど遠かったが、床につくようになった。
まだまだ世間様より、かたいとは思うけど、これはP90Xでの大きな収穫である。

ヨガは相変わらず、長すぎてしんどい。
トニーが、ふぁいぶ、ふぉー、とカウントダウンをはじめても、途中でなんかぺらぺらっとしゃべって数秒伸ばすのは違反だ~!と思うシーンが多々あり、まあ、楽にはならなかったということだ。
でも、計算されつくした、すばらしいワークアウトプログラムだったことには間違いない。
他のビーチボディのプロダクトでは、ウォームアップとクールダウンがちゃちゃっと終わるが、P90Xは、かなりの時間をさいているし。

さて、P90Xが終わったいま、次は何をやろうかな。
またまたビーチボディに何かオーダーしたいけれど、なかなか決まらない。
次のダイビングにむけ、金欠の日々とワークアウト離れが予想される。
P90Xで3つあるコースのうち、今回はLEANコースを選んだので、とりあえず、CLASSICコースをやってみようと思う。
あー、また毎日最低1時間を90日かぁ、と思うと、かなりいやだけど…。
もう、こうなると、嫌い嫌いも好きのうちか?
未だに寒い寒いと言っているが、次の90日が終わる頃は、梅雨なわけで、、、
この冬の寒さも、減量には大敵だったはず。
次はもっと燃焼できると思いたい。
近々モルディブへゆくので、どうせ中断だし、帰ってきたら、またちゃんと取り組もう。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(10)タイマイ

2013-03-04 15:21:40 | シパダン図鑑
タイマイさん。
カメが多いシパダンでも、タイマイは少数派。
タイマイの写真もあまりない。
Hawksbill Sea Turtleの英名どおり、くちばしはとがっていて、アオウミガメのように目が合う感じはしない。
甲羅も藻がはえて汚れぎみ。
磨けば美しいのに。
ダイバーにたいして、より無関心。
そんなこんなで、アオウミガメより小ぶりなのに、親しみがわきにくい!?


見かけるときは、だいたいお食事中。
まかん、まかん。
まわりは気にしちゃない。













泳いでいる姿を見ることの方が少ない。


浮上するときは、アオウミガメのように、ヒレは使わないのね。


これからもミネラル豊富そうなコーラル、海綿食べて、絶滅危惧種から抜け出せるよう、がんばれ、タイマイ!
こんなタイマイに会える機会が多いのは、やはりタートルパッチ。