くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(45)デバスズメダイ Chromis viridis

2013-05-31 08:46:05 | シパダン図鑑

ダイビングの後半、浅瀬の癒し。
スズキ目・スズメダイ科・スズメダイ属、名は出歯雀鯛。


「日本の海水魚」によれば、「下顎の犬歯状歯が前向きに突き出ている」のが名前の由来だと。
名は体をあらわさない可憐な子たちである。

英名はGreen ChromisとかBlue-green chromis。
フランス語やスペイン語も、グリーンもしくはブルーグリーンを意味する形容詞のついた名前で、光の当たり具合によって、グリーンがかって見えたり、水色に見えたり、とてもきれい。


スズメダイファミリーは、全体的にアグレッシブ。
とくにコタキナバルのスズメダイは噛みついてくるほど。
でも、このデバちゃんたちは温和で臆病。
キケンを感じると、みんな枝サンゴの中に隠れてしまう。




この子たちには、ヒーリング効果がある。
タートルパッチのサンゴ畑で、とりわけ大きな群れを作っているが、彼らが舞う姿は、染井吉野の桜吹雪なみに美しい。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(44)ホホスジタルミ  Macolor macularis Fowler

2013-05-30 13:02:12 | シパダン図鑑
ちっちゃくて、


黒目がかわいらしかったのに、


模様もかわいらしかったのに、


若者になったら、だんだん地味になり…




なんでこんなにぼってりして、目のふちも黄色くなってしまったの?




頬筋たるみ。
英名はMidnight Snapper。
Englishだとかっこいいじゃん。

スズキ目フエダイ科フエダイ亜科タルミ族のツートップ。
というか、斑さんと、このほほすじさんだけがタルミ族。


まりん・らいふ・いん・しぱだん(43)マダラタルミ Macolor niger

2013-05-29 08:42:55 | シパダン図鑑
きょうも浅瀬の地味シリーズ。
イナフクさん。
イナフクは沖縄名で、スズキ目スズキ亜目フエダイ科フエダイ亜科マダラタルミ属の斑たるみサン。
幼魚時代はマダラ模様で目がくりっとしてかわいらしい。
仲間のホホスジタルミygの写真はあったけれど、マダラさんのはなかった。
英名のBlack and white snapperは、幼魚時代の姿かたちにちなんだものらしい。

よどんだ水にしっくり。(失礼…。)


シパダンでは、水面近くでよく見かける。




水面にむかってぶおーっと捕食。




ギンガメにあこがれて!?


ギンガメになったつもり!?


あんまり注意を払っていないけれど、バラクーダポイントの入り口にいちばん多いように思う。





まりん・らいふ・いん・ しぱだん(42)イシモチコバンハゼ Gobiodon albofascatus

2013-05-28 08:46:04 | シパダン図鑑


ハナヤサイサンゴがおうち。
そして引きこもり。
だけど活発。
おうちの中は、縦横無尽に動き回る。

真っ黒なのに英語はWhite lined coral goby。
なぜなら、幼魚時代は顔と尾っぽに点々がいっぱいあって、透けたボディに白い縦縞という、かわいらしいいでたちに愛くるしい顔立ち。
それがおとなになると黒一色。
目つきもなんとなく悪い!?

サウスポイントで、おとなを何匹か見かけた。
てことは、タイミングがあえば幼魚にも会えるはず。
ウィッシュリストに入れておこう。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(41)ナンヨウハギ Paracanthurus hepatus

2013-05-27 08:41:47 | シパダン図鑑

スズキ目ニザダイ亜目ニザダイ科ナンヨウハギ属ナンヨウハギ。
「ドリーじゃないよ。」
Palette surgeonfishっていう英名がぴったり。
キレイなブルーに、黒い真ん丸な目がかわいい。
ほかにも英名はいっぱいある。
regal tang、blue tang、royal blue tang、hippo tang、flagtail surgeonfish、pacific regal blue tang、blue surgeonfish。

ファインディングニモのドリーのイメージが強くて、一時期、成魚はオバサンに見えたりした。
あ、うざいのがいる!なんて…。
月日は流れ、薄れる記憶で、最近はまたその愛らしさを感じるようになった。
でも、かわいい顔して、実はハギ系につき、そこそこ攻撃的だという。
ハギ界においては、それでも温厚な部類らしいけれど…


幼魚は特にかわいい。
幼いほど、パレット模様になっていない。


よくフタスジリュウキュウスズメダイに囲まれている。




ドロップオフのバラクーダ・ポイント寄りの棚の上にいっぱいいる。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(40)ロウニンアジ Caranx ignobilis

2013-05-24 07:47:44 | シパダン図鑑
最近、地味なおさかな続きだったので、きょうは少し爽快感のあるやつを。
釣り界でもダイビング界でもスターなGT、Giant trevally。
白いボディを輝かせながら、浅瀬をパトロールしている。
動きが速いのか、思う場所におさまてなかったり、ブレることばかり。


頬にキズでも巨大でも、私にはけっこうかわいく見えるが、迫りくる顔はふてぶてく浪人鯵している。


単体でパトロールもいれば、婚姻色ペアでじゃらんじゃらんも。




ギンガメの群れに入って、食べちゃうぞー。


ギンガメと比べると、GT、でかっ!


でも、魚影の濃いシパダンでは、常におなかはいっぱいなのか、ギンガメにアタックする光景はあまり見かけることなく、みんなでゆるゆると泳いでいる。

マレー語で、Ikan Belitong、Ikan Turrum、Ikan Uluaと言うそうだ。
いずれもIkanのあとの単語の意味は知らない。

シパダンの珊瑚礁が壊滅状態にだった時代にはロウニンアジの姿を見かけなかったが、サンゴがぴっきぴきの今では、島一周、サンゴあるところには、どこにでもやってくる。
おいしいヒカリモノやおさかなの群れの中、キレイなサンゴ礁の上が好きなのは、われわれと同じ。



まりん・らいふ・いん・しぱだん(39)ゴマアイゴ Siganus guttatus

2013-05-23 08:50:53 | シパダン図鑑


きょうも、シリーズ浅瀬の注目度低い系。
右下に、1匹だけ、ぎょろ目のヨコシマクロダイが混じっているけれど、きょうは黄色いパッチがついている方。
ふだんはスルーするので、ほとんど写真がないが、シパダンの浅瀬では、もっとけっこうな数で群れている。

セレベス・エクスプローラーのディナーで、魚をとるときに、「これなに?」と尋ねると、「ラビットフィッシュ」と返ってくることがある。
ウサギザカナってなんだっけ?
と、船の図鑑をパラパラ。
で、出てきたのは、ドット模様のアイゴ。
スズキ目アイゴ亜目アイゴ科アイゴ属ゴマアイゴ。
アイゴもずいぶんカテゴライズされてるもんだ。
写真は、ゴマたるゆえんの点々がよく見えないが。
英語ではGolden Rabbitfish。
和名と英名では、ずいぶん名づけのさいの目のつけどころがずいぶんちがう。
各種図鑑によれば、水産重要種だそうで、高級魚で美味なんだそうだ。
ふーん。次からは心して食そう。


まりん・らいふ・いん・しぱだん(38)ヒメフエダイ Lutjanus gibbus

2013-05-21 22:16:30 | シパダン図鑑
またまた注目度の低い、フエダイの仲間。
こちらもやはり、浅瀬で平和に群れている。


時におびただしい数で群れているが、カメラを向けたり注意を払うダイバーは少ない。


そのせいか、寄ると逃げる。




Humpback red snapperで、背中がちょっともこっとなっていて、Paddletail snapper で、テールが櫂のような形になっているのが特徴。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(37)オキフエダイ Lutjanus fulvus

2013-05-21 08:58:20 | シパダン図鑑

フエダイでかたづけていたけれど、チェックしたら、オキフエダイという名まえだった。
英語では、Blacktail snapper、Flaimtail Snapperとなっていた。
どうせすぐに忘れるけど…。


おいしくなさそうだけれど、クセがなく美味で、刺身は絶品なんだそうだ。
web図鑑には、「姿形がよいのでやや高値」と書かれていた。
姿形、よいかなあ?
典型的なオサカナの形をしてはいるけれど、この色合いと、緩慢な感じが、食欲もそそらなければ、観察意欲もいまひとつ。
でも、浅瀬の平和な感じをかもしてはいる。
と思ったら、こやつら肉食らしい。

サンゴの上でのほほんと漂っているかと思えば、けっこう物陰も好きみたい。
あるときは流木(というか流枝?)に。


そしてあるときは、サンゴの影に。




ときにはカメ影に?

まりん・らいふ・いん・しぱだん(36)ダテハゼの仲間 Amblyeleotris系

2013-05-20 08:43:25 | シパダン図鑑


手持ちの図鑑では、この模様とマッチするハゼを見つけられなかった。
ヤノダテハゼの目玉に、ヒメダテハゼとニュウドウダテハゼをミックスしたような、バンドの配列。
まあ、ダテハゼ、Shrimpgobyとか、Prawngoby。
砂地を這えば、地味にアピってる。

そして、半身しか見えず、やはり不明。