将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

間隔の開いた家庭学校

2007年12月13日 | 家庭学校
秩父夜祭りの影響か、今度の家庭学校は2週間後ではなく、3週間後です。秩父往復を10日おきにしていたのが、17日ともなると、多少面食らってしまいます。マラソン途中で中休みすると、また走り出すのがおっくうになるのと似ています。

と同時に、当初、24時間を通じて生活面まで教育して頂ける「学校」に入れたとばかり思っていたのが、いつのまにか「預かって頂く」方の比重が高くなり、親の精神衛生上は、「施設」みたいな意味あいが徐々に強くなっているのに気づきました。

これは、ある意味、甘えと言ってもいいのかも知れません。教育ご指導以外の点までも、先生方におんぶにだっこの状態になりつつあるという事だろうと思います。実際、仕事も増やす事が出来ました。

子供たちの重症度にもよるでしょうが、

1.「出来ない事を出来るようにして行く、本来の教育」が主目的

2.「家では手に負えないから、生活面での指導も兼ねた寮生活」が主目的

(こういうのを、世間では、介護疲れからちょっとする息休めという意味で、レスパイトと呼ぶようです。普通はもっと短期の事を呼ぶようですが・・。)

3.あるいは、私のように「はじめは前者だったのが、だんだん後者に変わっていく」

親御さんたちにも、上記3パターンがあるように思います。

という訳で、最近は、学校を終えた後の、将人の生活が間近な問題として捉えられるようになってきました。

ですが、この事自体は、将人に限らず、たとえ今、健常な人でも、年齢を重ねれば何らかの不具合が出てくるものだし、子供と同居するのが当たり前だった、かつての「普通」の老後生活はむしろ稀となっており、一般化して考え得るので気が楽になります。

どのみち、日本経済は破綻しているのだし、よほどの事がない限り、福祉が拡大する事は期待できないと思います。自分で稼ぐしかない訳です。だからこそ、将人にもたった一つでいいから、周囲10万人の人が出来ないような一芸を身につけさせたいと、また思うのです。



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