将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

帰省・帰校をどうするか

2006年11月04日 | 登下校
家庭学校の事もさることながら、うちはほとんど父子家庭状態なので、入学に際しては学校の送り迎えも重大な問題となった。

ほとんどは金曜日帰省、月曜日帰校というパターンを2週間ごとに繰り返す事となり、入学に際してはそれに合わせ仕事を整理したので、そのパターンが崩れない限り大丈夫だが、1年間を通すと3回程度そのパターンが崩れる。

この時は先生方もうちの事情をご配慮下さり、別の日に学校まで直接送って行く(車で片道約3時間)事でよしとして下さった。つまりは、その分、家庭学校の期間が長くなり、普段仕事をしている平日を休んで送って行くこととなる訳だが、これは父子家庭、あるいは母子家庭にとってはとても危機的な状況となる。

普段の帰省・帰校は知的障害の重症度に応じて3つのグループに分かれ、一人で帰省できる子もいるそうだが、うちの子のように重度の子はグループで秩父鉄道の御花畑駅、または西武鉄道の西武秩父駅まで先生が送って来て下さる。

ここで親と合流してそこから先、東京方面へ帰省する子は西武池袋線、たいていはレッドアローという特急列車に乗って所沢・池袋経由で各地に帰省する事となり、別方面に帰省する子は秩父鉄道経由で寄居・熊谷・羽生経由、各地に帰省する事となる。

うちの場合は当初、このレッドアローに乗って所沢経由で越谷まで帰っていたが、途中で武蔵野線を使う関係上、2回も駅の外に出て乗り換えをしないといけない。そこで、やや時間はかかるが、むしろ秩父鉄道で羽生まで行き、そこから東武線で越谷まで帰った方が経路が単純で、子供も覚えやすいのではないかと思った。

いつまでかかるかわからないし、いつまでたってもできないかも知れないが、将来的には何とか自主通学させるのを目標としている以上、羽生ルートの方がより可能性が高まるかと思い、今度から羽生ルートを試しに使ってみることにした。

ただ、このルートは結局、西武秩父駅(御花畑駅)から越谷までの全行程(迎えに行く時間も入れると約6時間)を全ての帰省・帰校に関して親がつかないとならなくなるので、自主通学ができるまでは相当つらいものがある・・。特に父子家庭にとっては・・・。

池袋(所沢)ルートの場合、生徒の数が多いため、ある程度慣れて来たら、忙しい時など知り合いの親御さんに所沢まで一緒に連れて来てもらい、そこから連れ帰る事も不可能ではないので、その際には片道せいぜい1時間程度ですみ、はるかに楽である。

途中には大きな駅も多く、買い物などして帰っても楽しい。また、1時間程度の乗車補助なら地元のヘルパーさんにも頼みやすい。

どうしたものか・・・。

帰省と帰校は光の村の親、特にあまり人手のない家庭にとっては非常に大きな問題である。これが6年間にわたってうまくできないと、子供の学校生活もさることながら、親の生活自体が崩壊すると思う。


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