将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

親も頑張る家庭学校

2006年11月03日 | 家庭学校
公開授業や学校紹介のホームページでもよくわかるように、生活指導や作業学習は徹底して行われる。いわゆる勉強はないものの、体育を中心とした情緒の育成は他の追随を許さない高度なものがある。

うちの子は小学校で九九はできるようになったものの、応用がほとんどできず、これではいくら算数ができてもあまり役に立たないと、むしろ得意な体育を中心に「得意なところをもっと伸ばす」方向でこの学校を選ぶ事となった。

と言うのも、障害児に限らず、思春期の情緒障害に運動が大変有効だというのは自分自身の学生時代の経験からもよくわかっていたからだ。そして、うちの子はその情緒障害が特にひどかった。

ただ、全寮制とは言うものの10日ごとに4日帰省するというパターンを反復していくのだが、この4日間が家庭学校と称して学校と同様な事を家庭でもしないと行けない。トレーニングを4日休んでしまうと帰校してからがつらいからだ。

朝は5時50分に起きて、子供と一緒に5㎞のマラソンだ。
それから一緒に靴をブラシで洗い、洗濯板で下着を洗い、物干し竿に干して、乾いたら取り込んでたたむ。
家の掃除をしたら、ご飯の支度を一緒にして、配膳、片づけ。刺し子に日記。
余裕があれば百ます計算、小学校の教科書の音読もしている。
筋トレも補充して、うちでは腹筋100回(50+30+20)、斜め腕立て伏せ60回20+20+20)、背筋100回(50+30+20)などをしている。

始めは全くできなかったが、学校での指導がよほどいいのか、今では普通にできるようになった。本当に驚きだ。昼夜を問わない、先生方の厳しくも暖かい指導に本当に頭が下がる。

問題は中学生につき合わせられる親の方である。

30年ぶりに本格的な運動を始めて、最初は何とか頑張っていたが、天王山の夏休をやっとやり終えてついにガタが来た。膝だ。もう痛くて走るのはおろか、階段もつらい。かといって、一人で走らせ、こっちは自転車で伴走しようとしても、そこは障害児。一人では走らない。かくして、9月からはサイクリングと筋トレ主体の家庭学校となっている。

どこまでつき合っていくか、行けるかが、光の村の親の課題だと本当に思う。


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