将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

少なくない交通費

2006年12月13日 | 登下校


学費、寮費などの費用に関しては入学願書を請求した時に学校から渡された資料に詳細に書いてあったが、果たしてそれだけで本当にいいのか、と昨年思った。

生徒の数は30人弱、先生方職員の人数は約10人。寮費を合わせると結構な学費にはなるが、これで本当に学校運営ができるのか、という疑問も感じた。寄付金等を入学時に請求されるのではないか、とも思った。

ところが、もうすぐ年が変わろうというのにいまだに言われないところを見ると、どうも寄付金等に学校運営は全く依存していないようだ。行政の補助金や、市や村の有形無形の援助が少なからずあるのだろう。(今は大滝村ではなく、秩父市に編入されています。)

入学してみて意外に思ったのは、交通費だ。よく考えれば当たり前の事だが、遠い所から通うのだ。結構かかる。

2週間ごと、月4回、西武秩父駅あるいは御花畑駅まで親子で行くが、うちの場合はこれが月約2万円かかる。療育手帳で割引は効くが、親は往復で約6時間移動するので電車賃だけですむ訳もなく、結局、飲食費等もかかるし、寄り道代もかかる。

また、1ヶ月から2ヶ月の間に1回程度は行事で大滝の学校まで行く用事があり、2ヶ月で少なくとも5万円は使っていると思う。時には前日から泊まりがけで行った方がいい事もあり、その際には2ヶ月で7~8万円はかかる。

県から補助は出るが、所得制限が結構きつく、うちの場合は中学の間だけ交通費が出る事となって、前期は5万円頂いた。

山奥でかなり寒い所なので、衣服代や光熱費がかなりかかるのかと思ったが、衣服の定数は決まっており、各数点ずつなので、意外なほどかからない。まめに洗濯させて下さるようだ。

教育、運動、生活、作業など入学前に悩む事は数多くあるが、まずこの費用の捻出が6年間、安定してできないとどうしようもない。

 

 


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