災害は誰の身にも突然襲いかかります。
突然のことで何をすればいいのか戸惑っているうちに、事態は深刻さを増し、さらに危険な状況に陥ってしまう恐れがあります。
ノンフィクションライターの最相葉月(さいしょうはづき)さんは、今回の東日本大震災を東京の自宅で体験した折に、崩壊した本棚から1冊の本をとって読んだそうです。
それは、精神科医の中井久夫氏の書いた『1995年1月・神戸 「阪神大震災」下の精神科医たち』(1995年3月刊、みすず書房)というものです。
内容は、阪神大震災で精神科救急にあたった医師や看護師らの地震発生から50日間の手記をまとめたものです。
最相さんは、今こそ読まれる本だと思い中井氏に無償配布の提案をしたところ、快諾いただき、版元のみすず書房の協力もあって無償配布が決まったそうです。
(私はこれを遅ればせながら5月26日のNHKラジオで知りました。)
インターネットでの無償配布の案内は下記をクリックして下さい。
中井久夫「災害がほんとうに襲った時」電子データの公開および無償頒布につきまして(最相葉月)
冒頭で書いたように、災害は突然起きます。
その時に適切な対応ができるように、現在被災者の救援や後方支援等に当たっておられる方だけでなく、多くの方に一読されることをおすすめします。
≪大林弘和の本≫
覇権大国中国が小日本を消す日―汚染された日本海と日本国土を廃棄せよ! | |
クリエーター情報なし | |
ごま書房新社 |
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