音楽を
「聴かせる側」
と
「聴く側」
は違う。
お互い共通すべき要素としては。
・アレンジ、勢いなどの楽曲の良さ。
・ライブ感やテンションなどの空気感。
聴かせる側は
それをよりよく聴かせるために、
演奏やテンションの調節など
いろんな要素を意識する。
でも実際は聴く側の人間は、そんなに細かいところは見ていない。
聴く側の人間が期待することは、
「いかにワクワクするステージを見せてもらえるか」
この一点だけ
もちろん、
聴いてる人はわからないからと適当になり、
より良くライブをしようという努力を怠っていいわけでは決してない。
ただ、細かなことを必要以上に意識する必要はないんじゃないかってこと。
大事なことが伝わってればそれでいいじゃん。
完壁主義の人にとっては許されないことかもしれないが。
小さいことにいちいちこだわっていては、それがかえって足かせになり
大切な目標を見失う恐れがある。
では大事な事をうまく伝えるにどうしたらいいか
テンションを向ける方向を考える。
今はステージ上で、
自分らが雰囲気に入り込むためにも、
メンバーに向けてそのエネルギーを向けている感じがする。
ステージ上ではその気迫は相当なもんだが、
客席から見てると、
意外にそれが伝わりきってない。
これは、
客以上に感じ、それを伝えようとしている本人らには一番の盲点だろう。
自分らは見世物である。
ショーケースの中にいるような気持ちで、
できる限り外にアピールしていくべき。
「自分らはこんなに魅力的なんだぞ」ってな具合に。
後は「がんばらない」こと
「がんばる」は簡単に使われているようで、意外といろんな意味を含む。
いろいろなものを抱え込んで大変だろうけど、
自分が多少無理してでも目的のために頑張れ。
って風に聞こえる。
思いやりのあるようで無責任な言葉。
そんな感情はライブには向かない。
かえって足かせになってしまう。
ラッズは「がんばりすぎ」
がんばってやろうとしすぎ。
ライブに「がんばる」は禁句だぜ。
どんなステージでもどんなタイバンでも「楽しもう」って思わないと
もう単純なアレンジや音作りの問題じゃない、
肝心なのはそういったメンタルの問題。
どんな大舞台でも「変わらない」ライブができるか。
何にしてもメンタルの強化が一番大変やっかいだ。
でもその違いはかなりデカイ。
そんなことを思ったのがこのつくばPARKDINER2周年イベント。
このイベントの大目玉、
HOTSQUALLとRIDDLEの間の出順っていう大舞台。
HOTSQUALLにあれだけのライブを見せられた後は
そりゃやりにくかっただろう。
固さや、テンパリ具合が手に取るようにわかった
自分も人ごとのようで人ごとじゃないって状況で、
いろんなことを考えさせられた
そしてRIDDLEはやっぱりスゲェ。
もう、好きなジャンルとか関係無しに見てる人をノックアウト。
ステージから飛んでくるパワーが半端ない。
今のところの理想と現実。
まざまざと見せ付けられた。
自分が復帰してからラッズがどれだけパワーアップするか。
その成果が、
自分のこの2ヶ月の充電期間の意味でもあるんだろうか。
ライブがしてぇ