Along with the Mekong

メコン川の流れのように

アジスアベバ最終日

2007年02月20日 | エチオピア日記
アジスアベバ最終日。あっという間の5日間だった。ああ、本当はここからケニア、エジプトを回って帰国するはずだったのに、雲南がために、涙ながらに帰途に着くmame。

「mameって、相当Mなんじゃないの?」と師匠のご指摘。そして気がつけば、苗字で呼び捨てにされている。紅一点、大事にお取り扱いいただけるはずだったのに・・・

タンザニアに向かう師匠たち一行を見送った後、ワタシは一人アジスアベバ大学に行った。ここの民族学博物館は一見の価値ありと聞いていたが、本当になかなか素晴らしい展示内容だった。どっかの大学の演劇博物館より充実していた。

構内には、英語の標識がいくつも立っている。みんな英語に不自由してないもんな。EAFCAの会議場でも、アフリカンたちは、ごく自然に英語で語り合っていた。立ち振る舞いも、日本人の団体よりずっとスマートだった。ストリートキッズのブルジュの英語も立派だった。ワタシが想像していたアフリカと、数日の間に垣間見たエチオピアや東アフリカの人たちは、まったく違っていた。ワタシはこの国、この人たちをもっと知りたい。

「帰りたくない」。強烈にそう思いながら約一時間、とぽとぽ歩いてホテルに戻る。空港へのシャトルバスを待つ間、レストランで時間を潰すことにして、パスタをたのんだけれど、胸が一杯で食べられない。このせつなさ。この胸が締め付けられるようなせつなさは、随分久しぶりに味わうものだ。ワタシにもまだこんな気持ちがあったのね。自分の中の忘れていた何かを目覚めさせてくれたアビシニアの高地にくちづけをしたいほどの感謝の気持ちを抱きながら、近代的なアジスアベバ空港を飛び立った。

ありがとう、エチオピア。また来るよ~~~

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