Along with the Mekong

メコン川の流れのように

トルマリンコーヒー

2007年04月15日 | コーヒーネタ

先月、Foodexで、『ブラジル移民100周年』という展示ブースを見ていたら、なつかしいトルマリンコーヒーと再会した。


かつて、コーヒーにこんなにはまってしまう以前、我が家ではこのコーヒーを愛飲していた。なんでも、ブラジルのトルマリン鉱脈の上にある農園で栽培されていて、トルマリンパワーを帯びた水で育つコーヒーなので、波動値が高い、というふれこみだったと思う。

当時はトルマリンパワーがブームで、母も叔母も、競い合うように、トルマリンのブレスレットやネックレスを買っていた。だからこのコーヒーの説明にも納得してしまい、ウチでは結構飲んでいたのだ。それがトルマリンブームが去るのとほぼ同時、母がトルマリンのアクセサリーを身につけなくなった時には、もう見かけなくなっていたこのコーヒー。

Foodexにはブラジルから生産者も来日していた。日系の方である。いっとき市場で見かけなくなった理由は色々あるらしいが、今、トルマリンコーヒーのサイトでは、有機飼料を使っているので波動値が高い、と紹介されている。あのときのトルマリンパワー云々の話はどうなったのか・・・

久しぶりに飲んだトルマリンコーヒーは、ブラジルにありがちなドスンとした重さがない、やさしい味のコーヒーだった。別にトルマリンパワーなんかなくったっていいよ、と思う。移民百年。そこはかとなく、日本人の繊細さが感じられるコーヒーだ。


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