なでしこリーグ&チャレンジリーグ入替戦、スフィーダ世田谷FC対FC吉備国際大学Charmeの第1戦を見に、味の素フィールド西が丘に行ってきた。
メインスタンドの中央から世田谷側の席はほとんど埋まってる感じで、予想以上の入りだった。
正直、2戦目を考えると3-0くらいで勝ちたいなという気持ちでいた(世田谷応援)。
前半。
世田谷の立ち上がりはまずまず。吉備国大はロングボールが多く、そういうサッカーをするチームなのかなと思った。
押し気味ではあるけど、吉備国大の厳しい守備もあってパスがつながらず、なかなか決定的な場面は作れない。
19分に世田谷のパスミスから決定的なシュートを放つなど、何度か速い攻撃で吉備国大もチャンスを作ったけど、あまり得点の匂いはしなかった。
そんな中、吉備国大が先制。中央でボールを受けた倉員が右に開くと重政がクロスを上げた、と思ったらそのままゴール。あれはシュートだったのか?
選手の動きは圧倒的に吉備国大の方が良かった。世田谷は全体的に動きが悪く、パスミスも多かった。
後半。
立ち上がりは、世田谷が押し気味に進めたが、気づけば失速してた感じ。
吉備国大は13分に絶好のチャンスをつかむもシュートはGK正面。さらに19分には中央の高野から右の倉員に開くとクロスに野間の頭ときれいな崩しを見せるもシュートは決まらず。
終盤は世田谷も惜しいチャンスを作った。PKではないかというシーンもあった。でも最後までゴールは割れず、ホームでの初戦を落とした。
世田谷は本当に動きが重かった。今季3試合生観戦してるけど、そこで見られた世田谷らしいパス回しがほとんど見られず、特徴のひとつであるヒールパスも一度しか確認できなかった。
特に前半は中盤での横パスを何度もカットされながら、改善できないなど課題も多かった。
超攻撃的両SBも、右の福原は何度となく最前線まで上がっていたけど、左の永田はほとんど上がれないまま終わってしまった。
入替戦というプレッシャーだったのか、変わらぬ動きを見せていたのは福原くらいだった気がする。
吉備国大は初めて見たけど、さすが一年間トップリーグで戦ってきただけのことはあると思える厳しい戦い方だった。ボールへの寄せは早いし、当たりは激しく強いし。
個人では、ハイボールをほぼ100%跳ね返してた印象の高橋の高さ、ボールを失わず中盤をコントロールしてた高野のセンス、激しい当たりを繰り返していた西川の強さが、特に印象に残った。
ゴールになりそうなチャンスの数は互角だったと思う。
でも、印象としては世田谷の完敗だった。
ただ、0-1で1戦目を終えたことで、2戦目での逆転チャンスはまだまだあると思う。
アウェーの戦いとはいえ、岡山ではなく兵庫の加古川だし。
一週間で本来の動きを取り戻せるのか、2戦目に期待したい。
今日のお気に入り選手。
吉備国大の6番、高野紗希。
ボールを失わないキープ力、周りを見る視野の広さ、見事なパスセンス。
めっちゃ好きなタイプの選手。
※チャレンジリーグ入替戦
アンジュヴィオレ広島がジュ ブリーレ鹿児島に3-0で勝利し、来季からのチャレンジリーグ昇格を決めた。