晴耕雨読

晴れた日には土いじり、雨の日にはパソコンとボタニカルアート

今更「ベニスに死す」を観た

2020-04-19 | 映画・DVD
Stay homeなので、おとなしく家にいます。

面倒を見なければいけない子供も親もなく、夫婦二人の生活なので気ままです。

読書したりネット動画を見たり、ガーデニングをしたり、時々家事。
こんな大っぴらにゴロゴロしていいのだろうかと罪悪感にかられますが

今夜録画していた「ベニスに死す」を観ました。

50年前の映画のせいか、冒頭の音楽の音が悪くイライラ。
船着き場で汽笛が(無駄に)何度も鳴ってうるさくて不快。

何しろ、静かで美しい映画なんだろと思っていたので、劇中の歌もうるさいし
ただタッジオことビョルン・アンドレセンの美しさが救いという…
確かにダーク・ボガードの演技は素晴らしいですが。

後半、ベニスにコレラが蔓延しだすけれど、観光客には事実を伏せられていて
老作曲家はベニスに死すのですが、今見るとなんだかなあ…半世紀経っても同じだなあと感じました。

こんなに時間があって、心に余裕があるときに見ても感動より2時間じっと我慢の子であった私は
この映画の奥深さを解しない映画オンチなんでしょうかね