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晴耕雨読

晴れた日には土いじり、雨の日にはパソコンとボタニカルアート

自分では選ばないような洋服を店員さんに薦められて着てみる感じ?

2018-03-20 | 読書
乱読がまだ続いている。

図書館に本を返却しに行って、特に借りたいものがあったわけではなかったけれど
新しい本のコーナーで目についたものを5冊借りてきた。

考えてみれば、(これまで借りたり返しに行ったりというのが面倒で図書館から
遠ざかっていたけれど)読み終わったら返すので、だんだん増えていく本の始末に困らないという利点に気付く。



先日頂いてきた「除籍本」で今日は大島真寿美著「羽の音」を読了。

つかみどころのない感じだけど、なかなか面白かった。
高校生の妹と短大を出て社会人となった姉の12月1カ月の出来事が描かれている。
表題の「羽の音」は羽が生える音なのか、飛び立つ前の痛みなのか、成長する痛みなのか
ここんところ、若い人の漠然とした不安や葛藤というテーマのものを読んでいる気がする。選んだ訳ではないのに。

でもおかげで、この大島真寿美さんの「ピエタ」を読んでみたいと思いました。




乱読

2018-03-08 | 読書
いやいやいや(私にしては)読書欲が止まりません(笑)

さっき、村田沙耶香「コンビニ人間」2時間ぐらいで読んでしまいました。
いやあ、衝撃でしたね。普通って何?スタンダードってコモンセンスって
何だろうと思ってしまいました。

昨日は、川村元気「億男」
その前は、フィリッパ・ピアス「まぼろしの小さい犬」

ただでさえ、読書感想文ちゃんと書けないのに、読みっぱなしだな(^^ゞ

「億男」は初め、あらすじみたいと思ってしまいました。
本来私は読みが浅くて、ストーリーを追いがちなので、浅くてもストーリーがおもしろければそれでいいんです。
でもあんまりあらすじのような展開では物足りない。。。
映画化を知って、配役も知って読み始めたので、ああこうなるだろうな、こんな言いまわしかなとか
イメージを勝手に作ってしまったので、映画はぜひ期待を裏切ってほしいものです。
普通のつまり王道っぽいのはやめて



そして「まぼろしの小さい犬」それはやはり「トムは真夜中の庭で」に軍配をあげたくなるけど
そこはピアスさん、人間観察が素晴らしい。
ラストの「どうしても手に入れられないものは手に入れられないのだ」「しかし、手に入れられるものを手に入れないのでは何も手に入れることはできない」ということをベンがそのことに自分で気づく。
ほろ苦い、しかし成長の過程で誰しも経験することかもしれない。


最近は、読みたいものしか読まなかったけれど
先日図書館で「どうぞご自由に」という未知の本を3冊お持ち帰りした。

「笑う化石の謎」を読み終えて

2018-02-12 | 読書
読み終えました。

160年前のケンブリッジ郊外のグランチェスター村。

1860年以前からこの地域では化石などが発見されていたということですが
コプロライトの採掘場ができて物語はその周辺から始まります。

主人公ビリーやその家族は完全な創作とのことですが、
実在した、ケンブリッジ大学のアダム・セジウィックその助手ハリー・ゴビエ・シーリーや
村の学校に実在したスネリング先生などが登場するので(著者が100年後にその学校に通ったそうです)
臨場感?があります。

主人公のビリーは知的好奇心が旺盛で賢明な13才。
次々に疑問に思ったことを尋ねていきます。
そう、そこ!聞いてほしかったって感じで私の疑問にも答えてくれた(^^ゞ
後半はその健気さに涙しました。

大人が読むのに値しないというレビューを見ましたが
大人が読むのに値する読み物とはどんなものを指すのでしょう?

私は大変感動しましたけれど。





笑う化石の謎

2018-02-12 | 読書
先日「ぼくはO・C・ダニエル」と一緒に借りた本
笑う化石の謎」…もちろん、こちらはタイトルに惹かれて。


読書の良い所は、自分の知らない(もちろん知らないことの方が圧倒的に多いのだけれど)時代、場所、文化に触れることができること。
この「笑う化石の謎」もそう。

まだ読み終わっていないのだけど、先日のニュースでバチっ!とリンクしたので
ちょっと、残しておきます。

94ページ

「すごいと思わないかい?すきまもほとんどないぐらいだ。これはね、大むかし、両アメリカ大陸とヨーロッパ、アフリカは
ひとつの大きな大陸だったという説なんだ。~略~
つまり、このイギリスはアフリカの一部だったってことさ。とてもおもしろい説だと思わないかい?」
~略~
「だけど、それじゃあ、どうしてぼくはアフリカの人みたいに肌が黒くないんだろう?北に動いてから白くなっていったんでしょうか?」




そこで、英国人の祖先、黒い肌だった 骨のDNA分析で判明(2月8日CNN)が思い浮かんだってこと。

(CNN) 今日の英国にあたる地域に1万年前に定住していた人々は肌の色が黒く、髪の毛は縮れていた――


大陸移動説が正しいのかとか、年代的にどうかとか私にはわからないけれど
肌の色で区別するのはム・イ・ミ

ぼくはO・C・ダニエル

2018-02-10 | 読書
無性にフィリパ・ピアスの他の著作が読みたくなり、昨日近くの図書館に行きました。


新しい本のところに置かれていた
ウェスリー・キング著「ぼくはO・C・ダニエル」とピッパ・グッドハート著「笑う化石の謎」というのが気になり、というかダニエルに捕まった…

早速夕方から読み始め、一気に読んでしまった。

出版社からの内容紹介

使ったあとの綿棒そっくりなぼく、ダニエル13歳。
アメフトはへたすぎて控えのキッカー兼給水係。勉強は得意だけど書けない数字がある。
書くと悪いことが起きるから。寝る前に「儀式」を2、3時間する。しないと死んじゃうから。
ぼくはヘンだ。でも、だれにもいえない。
作者は、主人公ダニエルと同じOCD(強迫性障害)に苦しんできた。
だれにも話せず、ひとりで恐怖とたたかってきた。そんな作者からの若い人たちへのエールがこめられた作品。
OCDにかぎらず、人は生きていくなかで、自分ではどうにもできない病気や問題にぶつかる。
そういったとき、まわりのだれかに打ち明けて助けてもらうこと、ひとりぼっちじゃないと気づくことが、
乗り越えるための大切な第一歩なのだという、作者からの力強いメッセージが心にしみる話題作。
2017年エドガー賞児童図書部門受賞。


若いときに多少の「儀式」的な経験があるので、ダニエルの行動は理解できるのだが
どうしてやめられないのかという心理を端的に表わした箇所がある


選択の自由って考えは好きだ。
ぼくにはあまりないから。
「儀式」をするかしないかも選べないから。
それくらいかんたんでしょって、ふつうの人は思うよね。
でも、ぼくにとって「儀式」をしないってことは、線路に横たわるようなものなんだ。
このままじゃ列車にひかれるって思う。
そのうち列車が近づく音がきこえたような気がしてくる。
怖くてがまんができずに起き上がってしまう。つまり、
「儀式」どおりに歯をみがきに行ってしまうんだ。




ピアスの「8つの物語」と「真夜中のパーティ」を借りることができましたが
これはまた後のお楽しみ

流星の絆

2017-10-20 | 読書
借りてきた東野圭吾さんの3冊の最後「流星の絆」読了。

返却期限の昨日、(片頭痛で通院中の…といっても月1回)病院の待合室で読み
残り少しを図書館で読み上げました。。。最後不覚にも涙がでそうだった。


面白かったです。
ただどうしても推理小説だとストーリーを追ってしまい、雑な読み方になってしまうのです、私の場合。
登場人物の感情の機微もブレずに描かれているのですが
ちょっと引っかかったのが、最終段階での行成氏の判断。

父親が14年前の殺人事件の犯人かもしれないとなったとき
真実が知りたいからと、あんな小芝居打てますかね?

そんなこんなで、今度は情感を排除した?高速ストーリー展開??風なものを読んでみたいですね。おかしい?


ダン・ブラウンの謎解き小説やフレデリック・フォーサイス風のスパイ小説なんか如何でざんしょ(^^;

久しぶりの読書 東野圭吾

2017-10-17 | 読書
ちょっと難しいお勉強が一段落したので、ホントっ、数年ぶりに図書館に行ってきました。

図書館は返却期限があるので落ち着かず、新作以外では普段はAmazonやBOOK OFFなどで購入するのですが。

宮部みゆきのサイコ&ミステリー「この世の春 上・下」が出たそうなので、(新刊は手がでない)
たまにはと行ってみました。



でも、目指す本は見つからず、目についた東野圭吾の本を三冊借りました。
「使命と魂のリミット」(2006年)
「祈りの幕が下りる時」(2013年)
「流星の絆」(2008年)



「使命と魂のリミット」は犯人の動機付けにあまり共感ができなかったし、ストーリーもなんとなく予測できたのでそれほど引き込まれなかった…
あんまり長く読書離れしていたのでなかなか読書モードにならなかったから?




加賀恭一郎シリーズの中でも
刑事・加賀恭一郎を追いかけるといっていますが、「祈りの幕が下りる時」は加賀の名前が出てきたので俄然興味が湧きまして。
東北大震災の後(2013年発行)で、原発で働く作業員のことも出てきます。天空の蜂で映画も観たし、
原作も読んだことから改めて原発で働くということを考えました。
何より、加賀恭一郎の家を出た母親のことも出てきて、一気に読了。
中々複雑な謎解きで面白かった。


「流星の絆」は後半分。


しかし、この三作いずれも映画やドラマ化されているんですね。。。知らなかった。
東野圭吾さんの本は、映像化された作品が多いようです(^^)

加賀恭一郎シリーズ

2017-04-09 | 読書

やっと読書力?がやや回復し

先日の東野圭吾著「赤い指」に味をしめ、次に「新参者」「悪意」を購入。


BOOK OFFで
-どこの家でも起こりうること。だけどそれは我が家じゃないと思っていた。-
の帯に惹かれて「赤い指」を手に取った。

久しぶりにミステリーが面白くて、
-この物語のあと、加賀は人形町へ。次の事件は「新参者」-

刑事・加賀恭一郎を追いかける。
「新参者」はなんだか宮部みゆきを思わせます。人情味あふれる下町とかね。


-人気作家が仕事場で絞殺された。第一発見者はその妻と昔からの友人。-
「悪意」を読み始めると、あれこの話知ってる?以前読んだのかな?いや別の作家の似たような作品を読んだのかな
それともドラマかなんか?でもドラマだと登場人物の顔を思い浮かべることができるはずだけど。。。
はっきり出てこないので映像で観たわけではないらしい。

最後まで読んでみてやはり初めて読んだのだろうと確信?

今どきの家庭学習事情
の中でも触れていますが、「ノウイング」という映画を観た記憶が微かにしかなく
自分の記憶力の低下にあきれ果てる今日この頃、今後同じ小説を複数購入の予感が(これまで2度経験済み)

そんなこんなで、昨日は近くの古書店で加賀恭一郎シリーズ「嘘をひとつだけ」と「眠りの森」
宮部みゆきの「R.P.G.」を購入。楽しみ

プレゼンって大事なのね

2016-12-23 | 読書
昨日、何気なく見たワイドショーである絵本の紹介をしていました。


「えんとつ町のプペル」

正直、このタイトルだけでは手に取ってみようとは思わなかったはず。
細密な絵の素晴らしさ、この絵本が4年半をかけて複数の人の手によって完成されたことが紹介され、
前半の部分が簡素化されて、セリフとして耳に入ってきたことにより
興味をそそられ、この絵本のことをもっと知りたくなりました。

その日のうちに、外出先の書店でただ1冊あったこの絵本をゲットして、帰宅して早速読みました。

ストーリーも日本語と英語で書かれ、絵も素晴らしいので細かい所まで見る楽しみもあり
何度でも読み返したくなります。

炎上とかも言われているようですが。


西野さんご本人のブログ
【最低】キングコング西野はゴーストライターを使っていた!


プレゼンって大事と思ったのが他にもあって、
もし幕末に Office があったら

というもの。薩長同盟の企画書を坂本龍馬になり替わり作成するというもの。
これ、面白いです。


理系あるある

2016-12-02 | 読書
Reader(Sony)の今月末でポイントが消えると案内があったので
色々物色していたところ、小谷太郎著「理系あるある」が面白そうだったので購入。

私は友人から理系人間だと言われますが(確かに学部は理系だけど)いやいや
そうでもなかろうと自分では思っています。

ところが、この本の目次を見ていると思い当たることが多々。


例えば、数学あるある
●あるある1:4桁の数字を見ると10を作りたくなる
●あるある2:素数にでくわすと喜ぶ
●あるある6:円周率は美しいと思う

とか  日常あるあるでは
●あるある4:周期表が好き
●あるある6:救急車のサイレンを聞いて「ドップラー効果!」と思う
●あるある7:ブレーキがかかると「慣性の法則!」と思う
とかいつも思っちゃう(^^ゞ

で、天文あるあるで
●あるある1:日蝕、月蝕など世間が騒ぐ天文イベントに疎い
●あるある2:意外に星座を知らない
など、だからこそ、自分は理系ではないんじゃないかと思ってた(^^ゞ


番外編 理系あるあるショートショート
あるある22:ワードやエクセルが苦手←ココ 苦手というより嫌い(^-^;

一応、仕事柄十数年前にマウスマスターなるものを取得しているんだけどナ。