9月23日に映画「天空の蜂」を観て、大変興奮したことは以前書きましたが
映画の中で犯人の動機として、イマイチ掴みきれなかったし
(20年前の作品であっても)もう少し原発について知りたいと思い、東野圭吾原作の「天空の蜂」を購入しました。
このところ、Amazonで1円の中古本を購入していたため、20年前の本だからかなりリーズナブルなお値段。と思ったら大間違い。
映画化されて?強気の918円(^^ゞ
いやしかし、これは当然その価値がありますよ。
設定は若干映画とは異なりますが、映画のキャストをイメージしながら読み進めました。
622頁の大作とはいえ、映画を見ていたので読みやすいし、面白いのですが、ここのところ私事で忙しく
やっと今日読み終えたところです。
そして、確信したのは作者が犯人に繰り返し語らせる言葉
「なければ困るくせに、そんなものいらねえと世間からは冷たくみられる仕事」
「世の中には、ないと困るが、まともに目にするのは嫌だってものがある。原発も結局はそういうものの一つってことだ」
そして、犯行声明あるいは忠告
「…略…我々の周りに存在している原子炉が、ひとつの顔だけを持っているわけではないことの証であろう。彼等は様々な顔を持っている。
人間に対して、微笑むこともあれば、牙を剥くこともある。微笑みだけを求めるのは、傲慢である。
繰り返す。沈黙する群衆に、原子炉のことを忘れさせてはならない。常に意識させ、そして自らの道を選択させるのだ。
子供は刺されて初めて蜂の恐ろしさを知る。今度のことが教訓になることを祈る。
ダイナマイトはいつも十本とはかぎらないのだ。
天空の蜂」
私たちはすでに沈黙の群衆ではいられないのだということ。
映画の中で犯人の動機として、イマイチ掴みきれなかったし
(20年前の作品であっても)もう少し原発について知りたいと思い、東野圭吾原作の「天空の蜂」を購入しました。
このところ、Amazonで1円の中古本を購入していたため、20年前の本だからかなりリーズナブルなお値段。と思ったら大間違い。
映画化されて?強気の918円(^^ゞ
いやしかし、これは当然その価値がありますよ。
設定は若干映画とは異なりますが、映画のキャストをイメージしながら読み進めました。
622頁の大作とはいえ、映画を見ていたので読みやすいし、面白いのですが、ここのところ私事で忙しく
やっと今日読み終えたところです。
そして、確信したのは作者が犯人に繰り返し語らせる言葉
「なければ困るくせに、そんなものいらねえと世間からは冷たくみられる仕事」
「世の中には、ないと困るが、まともに目にするのは嫌だってものがある。原発も結局はそういうものの一つってことだ」
そして、犯行声明あるいは忠告
「…略…我々の周りに存在している原子炉が、ひとつの顔だけを持っているわけではないことの証であろう。彼等は様々な顔を持っている。
人間に対して、微笑むこともあれば、牙を剥くこともある。微笑みだけを求めるのは、傲慢である。
繰り返す。沈黙する群衆に、原子炉のことを忘れさせてはならない。常に意識させ、そして自らの道を選択させるのだ。
子供は刺されて初めて蜂の恐ろしさを知る。今度のことが教訓になることを祈る。
ダイナマイトはいつも十本とはかぎらないのだ。
天空の蜂」
私たちはすでに沈黙の群衆ではいられないのだということ。