六月から毎日ずっと咲いていた日々草。
朝、カーテンを開けるのが楽しみだった。
いつも元気な明るい子たち。
そろそろお疲れでお休みの時が近づいている。
もう半年咲き続けているのだ。
静かに休んでもらおう。
一つの鉢から切り花にした日々草はすでに一ヶ月も花瓶の中で咲いている。
新しい蕾からもぽんぽんと花を展開する。
たくましい。
どんな環境でもベストを尽くす。
「置かれた場所で咲きなさい」とは渡辺和子さんの本のタイトル通りだ。
可憐で美しく強い。
最後の一花を見送る頃には秋も終わるだろう。
そうして今年も一年が終わる。
嗚呼、ボタニカル!