梅雨のクチナシ 2017年07月01日 | 日記 今日も蒸し暑い。 しっかり加湿された温室の中を歩いているようだ。 この重苦しい夜の湿気の中に強く匂うクチナシ。 遠くから一瞬漂えばいい匂いだが近すぎるとダメだ。 主張が強すぎる。 だんだん近付く。 こんな距離は禁物、クラクラするほど強い匂いだ。 惹きつけられながらも敬遠したい相手。 しかし忘れられない匂い。 梅雨の蒸し暑さと掴めそうなくらい重い空気に織り込まれて記憶される匂い。 匂いは思い出でもある。 嗚呼、ボタニカル。 « ブライダルベール | トップ | カンナ »