ボランティア活動が終わった。参加希望届けから終了まで、あっという間の一週間だった
今回の活動は鳥取県社会福祉協議会のHPで募集が始まり、
鳥取県災害ボランティア隊第2陣出発の様子や活動時の様子に加え、帰鳥時もブログにて報告されている。
さらにボランティア活動先である石ノ森萬画館HPでも今回の活動が紹介された。迅速に結果がわかるのは
時代のおかげである
結局、被災地住民の要望であった、日和山からの風景を望む事はできなかった。行き着くまでの道路が
通行困難な状況であった為だ。
近くでは自衛隊員がガレキの撤去を行い、その後ろにはトタンに無造作に「キケン」と書かれていた。
被害に遭ったであろう自動車は、ひっくり返っていた台数の方が多い気がする。
もはや一般のボランティアが介入できないほど、街はダメージを受けていた
被害の大きかった石巻港から離れ、鳥取ボランティア隊は小さな店舗が連なる石巻商店街へ。
ここの被害も例外では無く、あちらこちらに津波の爪痕が残る。
泥出し作業は、臭いと作業性の悪さ(足場が滑る)から地道な作業が何時間も続いた。放射能を含んだ
(と言われている)雨が降ってきたのも気がかりだった。
晴れの日には汗も出て、最後はマスクとヘルメットを取り、Tシャツ一枚になっていた。
それくらいキツかった
しかし、始めて会う人間同士が”被災地救済”というひとつの目的に向かうとどうなるかという事が
わかった。
貸し出し用のヘルメットにフィルターマスクと似通ったゴーグル、共用のジャンパーという
誰が誰だかわからない環境下で声を掛け合い、誰が指示するわけでも無いのに自然と役割分担が決まり、
作業が円滑に進むのは驚いた。年齢や性別関係無く「ああした方が良い」「こうした方が良い」と議論が
活発になるにつれ、効率は良くなり、作業場所は綺麗になっていった
差し入れで焼き鳥も沢山いただいた。今まで食べた焼き鳥の中で、最高に旨かった気がした。人の思いが
いっぱい詰まっていたからかもしれない。最終日のお昼にみんなで食べた思い出は、一生忘れないだろう
石巻市にはまたいつか行きたいと思う。復興したその街で、自分が少しでも役にたったか自分の目で確認したい。
近い将来、それができる事を祈りつつ。。
一緒に頑張ろう、東北。
一緒に頑張ろう、石巻。