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ひっそり更新。

771 モブログ更新 鳥取県災害ボランティア隊第2陣活動報告032

2011-04-24 01:11:13 | ボランティア





ボランティア活動が終わった。参加希望届けから終了まで、あっという間の一週間だった



今回の活動は鳥取県社会福祉協議会のHPで募集が始まり、
鳥取県災害ボランティア隊第2陣出発の様子や活動時の様子に加え、帰鳥時もブログにて報告されている。
さらにボランティア活動先である石ノ森萬画館HPでも今回の活動が紹介された。迅速に結果がわかるのは
時代のおかげである



結局、被災地住民の要望であった、日和山からの風景を望む事はできなかった。行き着くまでの道路が
通行困難な状況であった為だ。
近くでは自衛隊員がガレキの撤去を行い、その後ろにはトタンに無造作に「キケン」と書かれていた。
被害に遭ったであろう自動車は、ひっくり返っていた台数の方が多い気がする。
もはや一般のボランティアが介入できないほど、街はダメージを受けていた



被害の大きかった石巻港から離れ、鳥取ボランティア隊は小さな店舗が連なる石巻商店街へ。
ここの被害も例外では無く、あちらこちらに津波の爪痕が残る。
泥出し作業は、臭いと作業性の悪さ(足場が滑る)から地道な作業が何時間も続いた。放射能を含んだ
(と言われている)雨が降ってきたのも気がかりだった。
晴れの日には汗も出て、最後はマスクとヘルメットを取り、Tシャツ一枚になっていた。
それくらいキツかった



しかし、始めて会う人間同士が”被災地救済”というひとつの目的に向かうとどうなるかという事が
わかった。
貸し出し用のヘルメットにフィルターマスクと似通ったゴーグル、共用のジャンパーという
誰が誰だかわからない環境下で声を掛け合い、誰が指示するわけでも無いのに自然と役割分担が決まり、
作業が円滑に進むのは驚いた。年齢や性別関係無く「ああした方が良い」「こうした方が良い」と議論が
活発になるにつれ、効率は良くなり、作業場所は綺麗になっていった



差し入れで焼き鳥も沢山いただいた。今まで食べた焼き鳥の中で、最高に旨かった気がした。人の思いが
いっぱい詰まっていたからかもしれない。最終日のお昼にみんなで食べた思い出は、一生忘れないだろう








石巻市にはまたいつか行きたいと思う。復興したその街で、自分が少しでも役にたったか自分の目で確認したい。
近い将来、それができる事を祈りつつ。。




一緒に頑張ろう、東北。
一緒に頑張ろう、石巻。

768 モブログ更新 鳥取県災害ボランティア隊第2陣活動報告029

2011-04-22 06:41:12 | ボランティア
加西SAで朝飯
鳥取まであと1時間30分

石巻市からのメッセージ
「商店街の営業再開は無理だと感じた。だけど、ボランティアの方の助けを受けて、もぅ一度やってみようと思う」

どうやら少しは力になれた様子。よかったよかった…
バスに再度垂れ幕が掲げられ、ささえ愛号2号車は静かに発進。
隊員を無事、故郷鳥取に送り届けるのだっ!!

766 モブログ更新 鳥取県災害ボランティア隊第2陣活動報告027

2011-04-21 16:40:03 | ボランティア
泥だらけの服で帰るスケジュールだったが、急遽温泉へ立ち寄る事に。
もしかしてバス会社の力が働いた?まぁ深く考えない事にして、入浴開始


いや~生き返る~…よくよく張り紙を見ると、ここも今日から営業再開らしぃ



今回の活動、少しは石巻の役にたったかな?まだまだ復興には時間がかかるけど、
今は前進あるのみ!頑張りましょう石巻!TOMODACHI ISHINOMAKI!

762 モブログ更新 鳥取県災害ボランティア隊第2陣活動報告023

2011-04-21 08:29:36 | ボランティア
作業最終日の朝。出発までまた時間があったので、またまた宿泊先前をゆっくり散歩


すぐ近くにある船着き場。小波の音や時折聞こえるカモメの鳴き声が心地よい

陸に乗り上げている船以外に、沖でプカプカ浮いている船が一隻。人の気配は無い
何もできず、結果として大海原をさまよっているだけのその光景は、
日本の政治家達に似ているように思えた

この誰もいない静かな船着き場に大津波が来るなんて、311になるまで誰が予想できただろぅ?
いくら地震大国日本であっても、大津波まで想定している人は少なかった筈だ。もしかしたら、
家に非常袋を用意してた人もいたかもしれない。けれど津波は家ごとなぎ倒し、そして飲み込んでいった。
自然に対し人間は無力である


でも、諦めるわけにはいかない。東北の人は今、未来に落胆し嘆いているのではなく、
復興に向け手を取り合い前進している最中なのだ


日本に腐るほどいるけど被災地に一人もいなかった政治家達よ、復興の邪魔だけはするな。人が死に、
家族が行方不明になり、それでも我慢して他人を助けようとする日本人の心を折るような事だけは絶対するな。
パニック防止という免罪符を元に事実を隠蔽し、言い訳を繰り返すだけで説明責任を果たしたとお思いなら、
今の日本を良く見ておけ。そこに答えがきっとあるはずだ


それだけは言いたかった、今日この頃


さぁ出陣!今日も頑張っていきまっしょい!!

761 モブログ更新 鳥取県災害ボランティア隊第2陣活動報告022

2011-04-21 05:23:43 | ボランティア
余震来たーけどみんな「お~揺れとる」だけで起床せず

地震速報

就寝して2時間後の午前1時37分に震度3の余震有り。家の前の道をトラックが通った程度の揺れで
特に危機感は感じなかった

まだ作業は1日残されている。被災地だという事を忘れずにやっていきたい今日この頃



…というかまだ5時なのにみんな起きるの早っ!

760 モブログ更新 鳥取県災害ボランティア隊第2陣活動報告023

2011-04-20 23:09:51 | ボランティア
夜。

やる事無いので隣の部屋で飲み会。お互いの苦労を労うというのか、
単に盛り上がっているのかよくわからないまま時間は過ぎていく


明日は車内泊なので、実質今夜が最後の宴
まぁ狭い鳥取に住む人間同士、いずれ何処かで会うだろうな


部屋に帰ると他のメンバーは就寝中、おじさんそれ抱き枕じゃないよかけ布団だよ

余震が起きない事を祈りつつ枕元に靴をセットし、今日という日は幕を閉じる

おやすみなさい

759 モブログ更新 鳥取県災害ボランティア隊第2陣活動報告022

2011-04-20 16:45:52 | ボランティア
本日の作業終了


何とも言えないこの気持ち


わずか数時間の間に

人の思いや

人の思い出や

人の優しさに触れる事ができた




小さな子供の、かたっぽだけの靴は最後までシャッターを切る事ができなかった

今どきネガだけのアルバム、きっと焼き増ししたかっただろうにな…

ローソンの店員さんは、袋いっぱいのパンを持って差し入れしてくれた

最後にバスがカーブしたとき、歩いていた見知らぬおじさんが足を止め、片手で帽子を振っていた




何とも言えないこの気持ち。答えが出る日は来るのだろうか?


何はともあれ、今日できる事はやった。明日に備え、体力を回復させたい今日この頃