2011年1月のブログ記事一覧-loglog

2001年にオハイオ州で起きた、貨物列車暴走事故を元に制作された映画。
公開までにお世曲折あった様子だが、このたびめでたく公開となった。

公式サイト

＜感想。ネタバレ有＞
思ったよりも爆発ドカン！な映画ではない。だが静かに、着実に衝突の危機は忍び寄る。
社会見学の子供達を乗せた列車がキーとなり、それを助けるのが第一目的かと思いきや冒頭であっさりと解決。
だが暴走する列車が貨物として乗せているものが問題となり、男二人と女一人が（時には貨物列車会社と戦いながらも）
奮闘する。
慌ただしいヘリ音やマスコミの執拗さに説明は入らず、様々な演出方法で映画を見ている側に「邪魔だな」と
感じさせたり、正面衝突という最悪だが単純なシナリオを、数々の視覚効果で複雑化させている点は見事。

映画の途中よりテレビ中継が始まり、そこに映し出される映像でしばしば物語が進行する事から、映画を見ていて
まるで傍観者になった気分に陥った。これもまた意図的にやった事だろう。手に汗握る展開とはこの事である。

ラストの列車停止方法で、この映画は実話である事の説得力が増している（”映画”としては物足りないが）。
クライマックスの大曲がりシーンでは劇場で足を踏ん張り、歯を食いしばる程のド迫力。やはりこのジャンルは
家庭でなく劇場で鑑賞したい、久々にそう思わせてくれた作品であった。

673　メモメモ　ニュースのまとめ

2011-01-08 18:03:03 | メモメモ

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アップル、Mac向けアプリケーションストア「Mac App Store」をオープン

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672　国と県と地元住民

2011-01-07 00:00:00 | ニュース

新年早々、県内で起きた前代未聞の大渋滞。寒い中、約1000台の車が丸一日車内に閉じこめられた。
そんな中、最も活躍したのは国の機関ではなく地元住民であった。

あと数時間で新年を迎える12月31日。山陰地方は強い冬型の気圧配置で寒気が流れ込み、西部を中心に記録的な大雪となった。
元旦午前5時には米子で観測開始以降最大となる89センチの積雪を記録。境港・倉吉・鳥取でも大雪となった。

２万５千戸停電、「水でない」　ライフライン直撃
農業被害が深刻化　ビニールハウス、畜舎が倒壊

天候同様、交通網も大荒れ。31日に乗客130人を乗せた特急スーパーおき5号がＪＲ山陰線御来屋～下市駅間で立ち往生、救助に向かった
ラッセル車も雪に乗り上げ脱線。県内全域の列車が運休や部分運休し、2日までの3日間で計約3万2600人に影響が出た。
鳥取空港や米子鬼太郎空港でも欠航が相次ぎ、県中西部では路線バスも運休。県民の足は自家用車のみとなった。
そんな最中、”人災”は起こった。

豪雪被害多発　国道９号で車千台閉じ込め

＜時系列で見る鳥取豪雪大渋滞＞
・12月31日午後、国号9号線でタンクローリーがスリップ、横転し道路を塞ぐ
（当初、交通整理にあたったのは警官が2名のみ）
同時刻より、大山町御来屋から琴浦町八橋までの23キロの区間で最大1000台の大渋滞発生

・午後5時、県より国道を管理する国道事務所に連絡が入るが、「対応できない」の一点張り

・午後11時、同事務所から県に自衛隊の災害派遣要請の依頼

・1日未明、派遣要請

・1日午前9時、タンクローリーの撤去終了、除雪開始
（バスやトレーラーの立ち往生が原因で終了予定時間が大幅に遅れる）

・1日午後2時、渋滞緩和し始める

・2日午前8時、通行止めを全面解除

○県が行った事
・国道事務所へ何度も状況確認
・正月休み返上で豪雪対策本部を設置
・陸上自衛隊に災害派遣を要請
・緊急の避難所として大山町環境改善センター、琴浦町役場本庁舎を開放

●国道事務所が行った事
・多くの職員が休暇で県外に出ていた
・対応したのは6人
・「電話対応だけで精いっぱい。現場にいく余裕もなかった」
・その電話での回答「渋滞で除雪車が現場に到着できない」
・通行再開の見通しは立っていないと発表
・渋滞発生から9時間後、同事務所から県に自衛隊の災害派遣要請の依頼
・車に乗っている人の健康状態を確認したり、水や非常食を配布

鳥取県知事が国交省に抗議　大雪による車の立ち往生で、速やかな情報共有求める
鳥取の大渋滞で病院到着に５時間　雪に埋もれた女性死亡

タンクローリー横転による渋滞に記録的な豪雪が重なった今回。例え予期できぬ場合でも、最大限努力するのがプロの仕事。
電話で対応を求めるだけでなく、他に関係機関との連携ができなかったのか県の対応も疑問が残るが、「雪で対応できない」
などで済ませる国道事務所は言語道断。地元住民はできる事をできるときにやっているのに。

大渋滞に温かな支援　ツイッターで情報共有も

大雪被害船の引き揚げ始まる
ライフライン回復へ　農林水産業への被害深刻
除雪費の国費補助　米子、境港、日吉津は対象外

普及は始まるも、雪はまた降り始めた。まだまだ冬は始まったばかり。望み薄だが、国道事務所の怠慢改善を天候回復と共に
祈るばかりである。

＜ネットでの書き込み＞
【鳥取豪雪】　国道9号で25kmにわたり車1000台以上が立ち往生
国道事務所職員の多くは休暇で県外へ　除雪業者も雪で身動き取れず

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