ファンの中でも人気が高いジムスナイパーⅡがHGで登場!
サクッと組めちゃうHGシリーズ、最新作はジムのスナイパー仕様!という事で
さっそく購入。最近友達に同じシリーズのキットを(散々)作らせているのに自分は作って無いので、
同じような時短製作法で今回は進行してみる事に。
今回のやり方はこんな感じ。
【制作行程】
①全パーツをランナー1箇所を除いて全て切り離す
②ランナー塗装(下地処理)
③ランナー塗装(ベースカラー)
④組み立て
⑤部分塗装
⑥スミ入れ
⑦デカール貼り
⑧つや消しコーティング
初めてやる製作法なので所用時間は不明・・だいたい半日程度と予想。
とにかく「買った日に 完成するけど 全塗装(字余り)」を目指してみた。
プラモにかける時間は個人の自由だし、たまには肩肘張らずにこんなのもいいかもねって
スタンスで、いざスタート。
【使用材料】
・HGジムスナイパーⅡ 1体
・プラモデル用ニッパー 1個
・クリップ 適量
・サーフェイサー 1本
・つや消しスプレー 1本
・缶スプレー(ベース1) 1本
・缶スプレー(ベース2) 1本
・缶スプレー(差し色) 1本
・缶スプレー(間接部) 1本
・面相筆 1本
・スポイト 1個
・エナメル塗料(スミ入)1本
・エナメル薄め液 1個
・まぜまぜ棒 1本
・塗料皿 1枚
・マスキングテープ 1個
・綿棒 30本
・使い捨て手袋 1セット
*プラモデル用ニッパーはできるだけ切れ味が良いものを選択、ゲート用ニッパーが好ましい
*色はできるだけ成型色に近い色を選んだ方がベスト。ゲート跡が目立ちにくい為
*お好みでカスタムパーツを使用してもOK
<0:00>
取説を開き、写真を見ながらどのゲートを残すか確認。できるだけ目立たない場所をチョイスする
例)胸パーツの場合、右肩・左肩・腹部がランナーと繋がれており、ゲート跡が残っても一番目立ちにくそうな場所は腹部
例えばバックパック。右ブロック・左ブロック・下部の3カ所であり、ゲート跡が残っても一番目立ちにくそうな場所は下部
<0:40>
①目立ちにくそうな場所(または隠れて見えなくなる場所)を除き他の場所はランナーから切り離す
切り離した状態。できるだけランナー自体も短く切り離す
①を全て切り離した状態(右)。ちぎれやすい状態なので取り扱い注意
<1:00>
②①の左右にクリップをつけて立たせ、サーフェイサーで下地処理
下地処理済みの状態
サーフェイサーとパーツの間にランナーが邪魔すると写真のようになるので注意
他のランナーも同様に下地処理する
<1:30>
③ベースカラーで塗装
吹き残しが無いよう、持ち手を変えながら色々な角度から塗装するく
<2:00>
吹き残しの確認をしながら薄く2度目を塗装する
乾かす
机に広げる。このときにランナー同士を重ねると即キズが入るので注意
<3:30>
④組み立て。塗装をキズつけないよう注意
<5:00>
組み立て完了
<7:00>
⑤色が足りない場所周辺をマスキングテープで隠し、スプレーで塗装
塗装前
塗装後
<9:00>
⑥スミ入れ
<10:30>
⑦デカール貼り付け
<11:30>
⑧つや消しスプレーでコーティング
カスタムパーツはお好みで。今回はデコシールをセンサー部に貼り付け
完成
【まとめとか】
今回の製作法は、とにかく気を使う事が多かったように思えた。どのランナーを残そうか頭を悩ませる事から
スタートし、複数のランナーを塗装後に直立させて乾かす必要がある事や(ドミノ倒しの危険性)、組み立て時の
塗装はがれのストレス等々。しかし、組み立てた直後に半完成状態になっているのは、今までに無い喜びを感じた瞬間でもあった。
所要時間はほぼ予定通りの12時間。頑張れば1日で全塗装+αまでここまでできる。勿論、プラモを作る上では早い方である。
だが1日でできる限界の作業な為、ひとつひとつの作業が疎かになりやすい(結果、技術が向上し難い)し、時間をかけるだけ
良いものができる(またはその可能性が出てくる)プラモの本来の姿とかけ離れているかもしれない。
失敗事例として、一度も仮組みしていないキットをいきなり塗装するので、いくら写真を見ながらでも
ゲート跡が隠れていなかったり、イメージよりも目立ったりしてしまった。結局、上記の時間内にパーツ単位で再塗装。
ただ、ゲート跡を気にしない人なら問題無いレベルなのかもしれない。
以上により、このランナー塗装法はある程度の知識があり、最新キットを一刻も早く完成させたい人や
時間が無いけど塗装したい人向けの、「取り扱いストレス<時間を短縮させたい」人にオススメする方法かもしれない。
制作中にやっぱりドミノを経験したgottachanであった