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ひっそり更新。

1502 ぷれびゅー いず 機動戦士ガンダムユニコーンエピソード7 虹の彼方に

2014-05-26 00:00:00 | 映画鑑賞
機動戦士ガンダムの新シリーズ最終回。
数々の戦いを生き抜いた主人公、バナージ・リンクス。
最終決戦を目前に現れたのは、かつての戦友リディ少尉だった。









公式サイト



共同戦線が破棄され、再び三つ巴の戦闘が始まったエピソード6。
ともに目指すは出発の地、メガラニカ。
秘密の箱”ラプラスの箱”を手に入れる為
主人公バナージとユニコーンガンダムは、フル・フロンタル搭乗するシナンジュを
追う。そこに現れたのはパイロット不在なはずのユニコーンガンダム2号機”バンシィ”。
コックピットには、バナージを憎むリディ少尉の姿があった。
「バナージ、見つけたぞっ・・」




初代ガンダムの時代背景"宇宙世紀"総括的作品。最新グラフィックで表現されたガンダム
最新作。
衝撃のクオリティで描かれたエピソード1から早や6年、予定より大幅に延長されたエピソードを使い
じっくりと描かれるストーリーのほかに、これでもかと登場する旧式モビルスーツは
どこかでみたものばかり。往年のファンの心をガッチリ掴んだこの物語も、ついに
最終回を迎えます。ディスク版発売直前に劇場でイベント上映するこのスタイルも、
今回で最後。


wikiガンダムUC

*wikiを読むと物語により深みが増します。とくにアルベルトとマーサの関係とか。
原作版の小説も合わせて読みたくなりますな。



<感想。ネタバレ有り>
機体について。
冒頭から始まる戦闘シーンには、ジェガン、ゲルググ、バウ、ズサ、ガ・ゾウムなど
懐かしい機体がこれでもかと動き回る戦闘シーンにテンション上がりっぱなし。

ヤクト・ドーガは26年前に公開された「逆襲のシャア」でクエスが搭乗していたもの。
切り落とされた右腕はギラドーガのものに改修済みの模様。
オリジナル装備のバンシィ、ネオジオングも登場。


キャラクターについて。ヒロインであるミネバ・ザビに良い様に扱われ、
苛立ちを隠せなくなっていくリディ。徐々にダークサイドへ落ちていくくだりは、
違和感無く見る事ができた。
Zのカミーユとフォウの馴れ初めなど、これまでのシリーズには若干無理矢理な感じが
あったけど、何もかもうまくいかないのはバナージのせい、と
どんどん目の色が変わってくる感じは納得。Zで言えばカツやジェリドのような思想に
近いのかも。
最重要人物であるサイアム・ビストの声優は、ファーストガンダムナレーション担当の
永井一郎。35年前と同じ声優を使う事で、全てのナレーションはサイアムが語っていたという
設定の様子。エピソード7の収録終了後、帰らぬ人となったのは、悲しい。


ガンダムUCのリディが嫌われる理由がわからん



ストーリーについては、思ったより会話シーンが長いなと。トライスターとシナンジュの
戦闘シーン、アンジェロの過去が掘り下げられないかわりに取り入れられた
サイアム・ビストとフル・フロンタルの長尺台詞シーン。
ファーストから続く宇宙世紀のつながりを強くイメージしたその場面は、
見所のひとつ。
マリーダの最後~ジンネマンのくだりは、切なすぎて泣いてしまった。
バナージを追って消えていくバンシィ。これ以上ないラストだと思う。


wiki小説版とアニメ版の違い


戦闘シーンについては過去エピソード同様、クオリティ高め。
ユニコーンもバンシィも。
ネオジオングはもうちょっと動いて欲しかったかな。
足なんて飾りです!の意味が無いような・・。
ガルスの格闘シーンは尺が長すぎて違和感有り、ゼータプラスとグスタフ・カールは
見るも無惨なゲスト出演だったけど、センチ系が出るのは未来が明るい証。





武装について。
通常装備のビームマグナムでさえ1発で戦艦を沈める威力を持つユニコーンが重装備なフルアーマーになり、
更に推進剤を持たないシールドをガトリング乱発したままサイコフレームの力でファンネルの如く
飛ばしまくるのはちょっと無双すぎるかも。
最後は神コーンとなりコロニーレーザーをブロックしちゃうし。
そんな馬鹿な。



ゲームでファンネルが最強武器扱いされるのっておかしくね?☆



結論として、ライバルであったフル・フロンタルは実はシャアの残留思念が憑依したクローンであり、
バナージとバトルしている最中にララァの一声で気が抜けて灰になったという事なのかな?
アムロも「もぅいいんじゃないか?」なんて言ってたし。
人にのって解釈が異なる、まるでエヴァンゲリオンのようなラストであった。でもまさか、
ファーストまで遡って宇宙世紀を終わらせるとはね。ハイクオリティに再録された過去作品のダイジェストシーンは、
何かジーンときた。
宇宙世紀ものとして、間違いなく最高傑作。



epiosde1-6ダイジェスト 100秒でわかる!機動戦士ガンダムUC




最後に、ユニコーンはガンダムシリーズの枠を超えた作品だと思う。エピソード1から見てて良かったし、
これまでのシリーズを見てるからこそ何倍も楽しさを感じたのだろうな。
制作側の強い拘りとガンダム愛も感じる事ができました。お疲れ様でした!


賛否両論を呼ぶ「ユニコーン系男子」!

ユニコーン祭りももぅ終わりか。。