ステージの照明が消え
小山卓治が登場したとき
そのシルエットの中に強い気概を感じた。
「歌うんだ」という強い意志がそこにはあった。
私たちは今回の震災の後
「自分はこれでいいのか?」
「何ができるのか?」
と、どれだけ自問を繰り返してきただろうか。
小山卓治もきっと
哀しみの中で折れそうになる心や
歌うことの意味や歌そのものの存在の意味
そんな葛藤と自分への叱咤の繰り返しの中で
やっと今日という重い関門に辿り着いたのだろう。
そしてそれはしっかり届いた。
彼が選んだすべての曲
すべての言葉は
重みを持って
私たちに届いた。
しっかりとNEW DAYSへの第一歩を踏み出した。
さあ、これからが小山卓治の
NEW DAYSの本番になる。
新しい日々
しっかりと見届けたい。