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健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

司法試験

2011-09-10 08:30:53 | 日記
今年の新司法試験、受験者8765人に対し、合格者数は昨年比11人減の2063人で、合格率は1・87ポイント減の23・54%だったそうですね(YOMIURI ONLINE)。先日発表されました。新司法試験の開始以来、合格率は5年連続で過去最低を更新したそうです。合格者の平均年齢は28・5歳、最高齢は60歳。上位3校は東大(210人)、中大(176人)、京大(172人)。上位10校が全合格者の6割を占める一方、半数の37校は合格者が10人未満にとどまり、大学院間の格差が広がっているそうです。そして文部科学省は、今年の新司法試験の合格者発表で合格実績が振るわなかった6校について、交付金・補助金を減額することを決めたそうです。大宮法科、東海、桐蔭横浜、関東学院、明治学院、大東文化の6校が削減対象に該当したそうです。ある法科大学院では69人が受験し、合格者はわずか2人で、合格率は3%にとどまったそうです。入学基準の問題でしょうか、教育の問題でしょうか?それとも問題自体が難しいのでしょうか?あるいは合格者を抑制しているのでしょうか。

ヒマワリに放射性セシウムを吸着する効果は?

2011-09-09 08:30:43 | 日記
福島第一原子力発電所の事故後、土壌中に入り込んだ放射性セシウムを除去できるかも知れないと実験的に植えられたヒマワリの刈り取り作業が行われたそうです。効果判定はこれからだそうです。その分析結果が出るまでには1ヶ月以上かかるようです。果たし効果は?でも、この刈り取ったヒマワリはどのようにするのでしょうか。仮に土壌からヒマワリが吸い上げたとして、ヒマワリのどこに取り込まれているのでしょうか。疑問はたくさんあります。でも、まずは分析結果を待ちましょう。効果的であれば全国に広がるのでしょうか。でも、季節限定ですね。

月面着陸の足跡

2011-09-08 08:30:36 | 宇宙
いつかはアポロが月面着陸した際の痕跡が明らかになる日が来ると思っていました。それに近いニュースが(YOMIURI ONLINE)。米国航空宇宙局(NASA)が、1969~1972年にかけ月面に降りたアポロ12、14、17号の着陸地点の写真を公開しました。月周回衛星ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)が上空21キロ・メートルから撮影したものだそうです。アポロ17号の写真では、月面に残された着陸船の下段部分のほかに、宇宙飛行士が歩き回った跡や、月面探査車のわだちの2本の平行した線、飛行士が去り際に着陸船のまわりに捨てていった装備などが見れるというのですが、私が見る限りでは、何となく足跡のように見える筋が写っているというところでしょうか。この痕跡の大きさや長さの検証は当然行われているはずですので、間違いはないかと思います。ただし、宇宙飛行士の個々の足跡や、地面に立てられた米国の国旗など細かなものは識別できないそうです。これまでも、過去に上空50キロ・メートルから撮影した写真があったそうですが、今回の写真は以前のものに比べて解像度が高いそうです。月面に立つ米国の旗を見てみたいですね。

急性膵炎発症の引き金となる遺伝子

2011-09-07 08:30:35 | 研究
アルコールの多量摂取などが引き金になるとされる急性膵炎の発症にかかわる遺伝子が特定されたそうです(YOMIURI ONLINE)。急性膵炎とは、膵臓は、消化酵素を十二指腸に分泌する臓器ですが、自分自身の内部ではこうした消化酵素が働かないように制御されています。しかし、消化酵素が何らかの原因で膵臓内部に長く留まると、膵臓が消化酵素で消化されいてしまいます。これが急性膵炎です。今回、膵臓分泌される消化酵素の排出を調節する遺伝子「インターフェロン制御因子2」を特定したようです。この遺伝子を持たないマウスの膵臓では、膵臓から消化酵素が排出されず、膵臓内に消化酵素が蓄積することが明らかになったそうです。この消化酵素が膵臓自体を消化して炎症を起こし、急性膵炎と同じ症状になることがわかったそうです。遺伝子が特定できたということは、次は治療法の開発ですね。

人工細胞!

2011-09-06 08:30:33 | 研究
自ら分裂して増殖する「人工細胞」を作り出すことに成功したというニュースが(YOMIURI ONLINE)。人工的に作った100分の1mmほどの大きさの細胞膜の袋の中に、クラゲの蛍光たんぱく質の元となる遺伝子を入れた人工細胞を作製し、温度変化などで遺伝子を複製させた後に、細胞膜の原料を加えたそうです。すると細胞は、増えた遺伝子をそれぞれ含むように、ひとりでに分裂したというもの。驚きですね。細胞が勝手に細胞膜を作り、それを2つに分割したということですね。複製された遺伝子の量を蛍光物質の光り具合で調べたところ、複製が盛んに行われた細胞ほど分裂がはやく進み、10分間に3、4回分裂した細胞もあったそうです。増えた遺伝子が細胞膜に刺激を与えて、分裂を促したとみられるそうです。遺伝子の量が細胞分裂を促す信号となるのでしょうか。不思議ですね。


肝臓がんに対する新たな治療法

2011-09-05 08:30:58 | 研究
抗がん剤が効かない進行期の肝臓がんに対し、がん細胞の増殖に必要な鉄分を除去することで進行を抑えることに成功したというニュースが(YOMIURI ONLINE)。患者さんとその家族にとっては朗報ですね。肝臓がんは切除しても再発しやすく、進行すれば抗がん剤の治療効果がなくなる場合も多いそうです。体内の鉄分を尿と一緒に排出する「鉄キレート剤」と呼ばれる薬剤を患者の肝臓動脈に直接投与する臨床研究を実施したそうです。末期の肝臓がん患者10人に対し、隔日で平均2か月間注入したところ、2人でがんが縮小し、3人で進行がほぼ止まったそうです。重い副作用も確認されなかったそうです。しかし、残り5人には治療効果はみられなかった。鉄キレート剤を使った治療は、他の臓器のがんにも応用できると考えられるそうですが、肝臓は鉄分を蓄積する性質があるため、効果が表れやすいとみられると考えられるそうです。抗がん剤に代わる新たな治療法として今後注目されますね。

脳のどこで味覚を感じるか?

2011-09-04 08:30:04 | 研究
甘みや塩味などに反応する脳内の部位を示した「味覚地図」が発表されました(毎日jp)。味覚は食べ物が有毒かどうかを認識するといった「危機管理役」を担うと考えられていますが、五感の中で唯一、脳地図づくりが遅れていました。5種類の味覚(酸味、甘み、塩味、苦み、うまみ)を別々に感知する舌の細胞を発見した研究グループが、舌の細胞から各味覚の神経が脳のどこにつながっているのかを調べたそうです。だた、装置の解像度の限界から解明が遅れていたそうです。そこで、脳細胞の反応の状態を0.35ミリ四方で識別できる特殊な装置を開発したそうです。その装置を使用して、マウスの舌に各味覚をつけた水を乗せ、味覚野と呼ばれる大脳の部分を調べた結果、酸味を除く甘み、塩味、苦み、うまみに応じて反応する場所が異なることを突き止めたそうです。今後、味覚障害の原因解明に役立つ可能性があります。しかし、まだ酸味を感じる場所は見つかっていません。さて、どこにあるのでしょうか?興味深いですね。

星がブラックホールにのまれる瞬間

2011-09-03 08:30:17 | 宇宙
星が巨大ブラックホールにのみ込まれる瞬間の“断末魔の叫び”ともいえる「ジェット」という現象を初めて観測したそうです(MSN産経ニュース)。観測は、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に設置した全天エックス線監視装置「MAXI」と、米航空宇宙局(NASA)の衛星「スウィフト」で実施したそうです。チームは3月末、遠方の天体から非常に強いガンマ線が突然放出されたのを検出。エックス線でも観測し解析したところ、地球から39億光年離れた銀河の中心部にある巨大ブラックホールから出るジェットと確認したそうです。ジェットは、ブラックホールに星間ガスなどの物質が落ちるときに観測されるそうです。今回のジェットは長期間にわたり断続的に強い信号が観測されたのが特徴で、チームは星がバラバラに壊れてのみ込まれる際のはずみで出るジェットと判断したということです。今年の夏は、宇宙関係のニュースが多いのは気のせいでしょうか。

推奨量の10倍のテクネチウム99mを投与

2011-09-02 08:30:10 | 研究
世界で唯一の被爆国。そして福島原子力発電所事故。こうした背景もあるか思いますが、国民の放射性物質に対する注目度が高まっています。そうした中で衝撃のニュースが。医療機関で必要以上の被曝。腎臓疾患を患っている15歳以下の子どもへの放射性物質テクネチウムを使った検査で、日本核医学会が推奨する基準値を超える放射性物質を投与していたと報道されました(YOMIURI ONLINE)。過剰投与を受けていたのは15歳以下の患者84人。成人に対する推奨量を超えるテクネチウム99mを投与していたそうです。このうち、年齢に応じた投与推奨量の10倍を超えていた子どもは41人いたそうです。さらに全身の内部被曝量は最大180ミリ・シーベルトが予測される子ども。すぐに健康に影響を与えるとは考えられないと、どこかで聞いたようなコメントも。でも、被曝量は高くなったは間違いなく、発癌リスクが高くなったのは間違いないのではないでしょうか。なぜ、こうしたことが起きてしまったのでしょうか。

血液でうつ病を診断

2011-09-01 08:30:29 | 研究
うつ病。現代社会においてかなり多くの方がうつ病を抱えていること考えられています。ただ、うつ病の診断は、医師の臨床所見による主観的判断で行われているため、早期発見と早期治療が難しかったようです。そのうつ病の客観的診断を血液で確実に行う方法が開発されたそうです(YOMIURI ONLINE)。この診断方法ですと、採血から2日後にほぼ確実に診断できるそうです。血液に含まれる脳細胞を活性化するたんぱく質である「脳由来神経栄養因子(BDNF)」の構造を評価するというもののようです。その構造とは「メチル化」という化学反応の程度を調べる手法らしいです。うつ病患者20人と、うつ病でない18人から血液の提供を受け、BDNFを作る遺伝子の三十数カ所のメチル化を解析した結果、患者特有のパターンが見つかったそうです。ちなみに、費用は1人1万5千円程度と見込まれているそうです。