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健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

骨髄異形成症候群の原因遺伝子発見

2011-09-16 08:30:27 | 研究
血液を作り出す細胞に異常が起きる難治性の血液がん「骨髄異形成症候群(MDS)」の原因となる遺伝子が発見されたそうです(MSN産経ニュース)。MDSは白血病などと並ぶ代表的な血液のがんで、発症すると正常な血液が作れなくなり、貧血や感染症にかかりやすくなったり、出血が止まらなくなったりし、急性骨髄性白血病に進行することもあるというものです。高齢者に多く、国内の患者は数万人にのぼるとみられています。研究では、20~80歳代のMDS患者29人の遺伝情報を詳細に分析するとともに、白血病など他の血液がん患者を含む約550人分の遺伝情報も調べたそうです。その結果、MDS患者は、遺伝情報によってタンパク質が作られる際に、必要な情報だけを選び出す「スプライシング」に関係する計8種類の遺伝子のいずれかが、高い確率で変異していることを突き止めたそうです。変異した遺伝子1種類をマウスの造血幹細胞に導入すると、MDSの主な症状のひとつである、血液を作る能力の低下が確認されたということです。治療への道が開かれそうですね。