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健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

血液でうつ病を診断

2011-09-01 08:30:29 | 研究
うつ病。現代社会においてかなり多くの方がうつ病を抱えていること考えられています。ただ、うつ病の診断は、医師の臨床所見による主観的判断で行われているため、早期発見と早期治療が難しかったようです。そのうつ病の客観的診断を血液で確実に行う方法が開発されたそうです(YOMIURI ONLINE)。この診断方法ですと、採血から2日後にほぼ確実に診断できるそうです。血液に含まれる脳細胞を活性化するたんぱく質である「脳由来神経栄養因子(BDNF)」の構造を評価するというもののようです。その構造とは「メチル化」という化学反応の程度を調べる手法らしいです。うつ病患者20人と、うつ病でない18人から血液の提供を受け、BDNFを作る遺伝子の三十数カ所のメチル化を解析した結果、患者特有のパターンが見つかったそうです。ちなみに、費用は1人1万5千円程度と見込まれているそうです。