健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

カフェインで記憶力が向上

2014-01-21 08:30:16 | 研究
カフェインを摂取すると、記憶力が高まるという研究論文が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。ボランティアの被験者73人に、植物、かご、サックス、タツノオトシゴなどの多数の物の画像を見せ、その後、被験者を半数ずつのグループに分け、一方のグループには、濃いエスプレッソコーヒー約2杯分に相当する200ミリグラムのカフェインを、もう一方のグループには、プラセボ(偽薬)を与えたそうです。カフェインのレベルを測定するために、1時間後、3時間後、24時間後にそれぞれ唾液サンプルを採取。翌日に両グループにもう一度、一連の画像を見せたそうです。画像には、前日と同じものの他、全く新しいものや、かごの取っ手が2つから1つに変わっているなどの、微妙に異なる画像も含まれていたそうです。その結果、前にあった画像と無かった画像との区別については、どちらのグループも正確度は高かったそうですが、一連の画像の中から「よく似た」画像を特定する場合については、カフェインを摂取したグループの方がかなり正確度は高かったというもの。このテストは、カフェインが「海馬」に及ぼす効果を理解することを目的として行われたものだそうです。海馬は、短期と長期の両方の記憶力が必要な「パターンの違いの区別」をつかさどる脳の部位と考えられているそうです。カフェインですか。
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