グアム島の西方海域で採取したニホンウナギの卵の画像が公開されました。この研究グループは、2009年に世界で初めて31個の卵の採取に成功し、今回はそれを上回る147個を採取したそうです。卵は、6月29日の未明と深夜、水深約150~180メートルの「西マリアナ海嶺」の南端2か所で採取されたそうです。今回の採卵は、前回の採取結果を分析し、この場所でこの時間に採取できると予想して行われたもののようです。その日時とは、捕食から逃れるため、新月の2~4日前に同じ海域で毎晩、産卵しているものとみられるということです。今まで謎だったウナギの生態が明らかになれば、現在稚魚の捕獲量が不足しているウナギの安定供給につながることが期待されています。すると、安くておいしいウナギが食卓に上るということになるのでしょう。研究の進展を期待しています。
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