米国を含む世界9か国で販売されている主要ブランドのボトル入り飲料水を調査したところ、90パーセント以上で微細なプラスチック粒子の混入が確認されたことが分かったそうです(AFPBB NEWS)。これは、水をボトルに詰める過程で混入したとみられるということです。対象はブラジル、中国、インド、インドネシア、ケニア、レバノン、メキシコ、タイ、米国で販売されているボトル入り飲料水250本。その中には、エビアン(Evian)、サンペレグリノ(San Pellegrino)、ネスレピュアライフ(Nestle Pure Life)などの主要ブランドが含まれ、全体の93%からプラスチック粒子が検出されたそうです。このプラスチック粒子には、ポリプロピレンやナイロン、ポリエチレンテレフタラートが含まれていたそうです。この調査で見つかったプラスチック粒子の65%はかけらで、繊維ではないそうで、プラスチック粒子は水をボトルに詰める過程で混入したと考えられ、そのほとんどはボトルそのものかキャップに使われているものだそうです。プラスチック粒子の混入の程度にはばらつきがあり、ボトル1本につき「0個から1万個以上」までさまざまだったそうです。平均すると、水1リットルにつき、「マイクロプラスチック」とみなされる100ミクロンサイズの粒子が10.4個、それよりも小さな粒子は325個見つかったそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3167485
http://www.afpbb.com/articles/-/3167485