年間2万人がかかる胆道がんに特有の遺伝子の変化が発見され、この変化をターゲットにした新たな抗がん剤の臨床試験が来年夏にも始まるということが報道されました(NHK NEWS WEB)。胆道がんは年間およそ2万人がかかりますが、治療が難しく、5年生存率は20%余りにとどまっています。研究は、胆道がんの患者66人から提供されたがんの組織を詳しく分析し、「FGFR2」と呼ばれる遺伝子の一部が大きく変化していることを突き止めたというものです。抗がん剤の開発に使える胆道がん特有の遺伝子の変化が見つかったのは初めてで、研究グループでは、この変化をターゲットにした新たな抗がん剤の臨床試験を来年夏にも始めることにしているそうです。この遺伝子をターゲットにした新しい治療法や薬の開発が期待されます。
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