健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

社会との接触と定期的な運動の意義

2014-03-12 08:30:07 | 研究
先日、うまく年を重ね長生きするための鍵は、社会的接触と定期的な運動だとする研究結果が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。極めて孤独を感じた場合、高齢者の死が早まる確率は14%上昇し、これは社会経済的に不利な地位によるマイナス影響と同程度だそうです。2010年に発表された複数の研究のメタ分析を行ったところ、社会的孤立が死亡リスクに与える影響は、肥満による影響の2倍だったそうです。2万人を対象にした研究では、孤独を感じることによって起こる、睡眠障害や高血圧、免疫細胞の機能低下、抑うつといった健康への悪影響が明らかにされたそうです。また、定期的に適度な速さで散歩するといった簡単な運動は、循環器系疾患やアルツハイマー病のリスクを半減させるだけでなく、高齢者の脳にみられる通常の老化も明らかに遅らせるというのです。年を取ると脳は縮むが、身体運動は脳の全体的な機能改善を促すそうです、特に海馬の容積を2%増やし、それによって脳の加齢が1~2年程度逆転し、思考能力が強化されるというのです。多くの運動ではなく、適度な運動量が必要だそうです。
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