がんの引き金になる酵素の立体的な形が確認されたというニュースが先日報道されていました(朝日新聞デジタル)。この酵素の働きを抑える新しい抗がん剤の開発につながるそうです。がん全体の2、3割で、細胞の増殖に関わるラスというたんぱく質が異常になっているそうです。ですが、ラスたんぱく質自体を標的にした薬は、体内にたくさんある似たようなたんぱく質も攻撃してしまうため、副作用が強くて使えないそうです。そこで、ラスが働くのに必要な酵素Rce1に着目し、特殊な操作でこの酵素をきれいな結晶にし、X線でその正確な形を調べ、ラスがくっつくくぼみの場所や大きさなどを突き止めたというのです。このくぼみにはまる化合物をつくれば、ラスの働きが抑えられ、がんの増殖も止められる可能性があるというのです。ラスの異常は、膵臓がんの90%、大腸がんの40%にかかわっているとされ、これらのがんを治療する薬の開発に発展する可能性のある研究成果だそうです。
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