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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ビタミンDが2型糖尿病の発症に大きく影響

2010-11-11 07:45:09 | 研究
ビタミンDが欠乏している人では2型糖尿病のリスクが高いことが報告されているということです。これまで、ビタミンDに血糖を下げる効果があるとした報告や、インスリン感受性を改善して心血管疾患を減らすとした報告があるが、ビタミンDが糖尿病の発症に関与しているかは明らかではありませんでした。南アジア系の移民はビタミンDの欠乏率と糖尿病の罹患率が特に高いそうです。この南アジア系移民を対照とした追跡調査研究が行われたそうです。その結果、糖尿病の発症・進展にビタミンDが大きく影響している可能性が示唆されたそうです(日経メディカルオンライン)。今後は2型糖尿病の発症リスクに対して、ビタミンDの補充により血糖が低下するかを調べるというような介入試験が行われるのでしょう。ビタミンDの摂取不足が糖尿病発症の引き金になるかもしれないという非常に興味深い研究です。
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